ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Sport スポーツ/ホビー

おおさむ(≠大寒)が来襲  ロマと11都市スケート回遊

雪を跳ね飛ばす雪上車。
2月初めに大雪と大寒波が西の欧州にもやってくるだろうか?
Sneeuw Lokomotief

おおさむ(≠大寒)がやってきたのか。フィンランドからルーマニアにかけて零下30~15℃。旧東欧圏合わせて本日ほぼ40名が亡くなった。ルーマニアで街路生活者の心臓停止。ヴォランタリー又は担当役所の人々が左様な放浪する民を建物内部に収容する様子が紹介された。

Romaniaは原語からの一般アルファベットへの写し。ローマの(市)民の国と言う意味。中世頃からロマと言えば放浪する自由な民を意味するようになったそうな。ニュアンスの違いが感じられるが、ジプシーはロマと同義語。パリ近郊キャンプのロマをルーマニアに強制送還するとサルコジー旦那が半年ほど前に声明した。彼はロマを治安の悪さの原因と断定。ルーマニア政府は剣幕をあらわに出し、EU議会左派が偏見と人権無視だとブウブウ反対したのが記憶に新しい。

幌馬車で移動する"その民"は全欧に拡大。その一部はチェコの首都に居座り、そこからパリに移住したと言う異説あり。つまりボヘミアの自由な民が華やかなパリ文化の担い手になったと言う。ボヘミアン(≒放浪者)と言う語彙はパリで生まれたそうな。

1620年小寒の頃、エリザベス・スチューアートがプラハを追われた後、新教を奉じる貴族や(ロマを含む)市民に対する迫害が起る。絞首台・監獄を辛くも免れた人々はあちこちに跳散、その一部がフランス・パリに逃れたらしい。こうしてパリの芸術がいっそう輝き、21世紀の治安は悪化した...(参照2011-8-01/02ボヘミア篇)

120130 gesneeuwd

閑話休題。東欧に比べ西側(≒西欧)も気温が下がり、我が村も雪らしい雪が降る。零下数度、もちろん氷結。数日前まで花の表情を保っていた白菊がさすがに萎縮している。げに芳しき白菊や、と言う歌詞一節になるほど"キク"の耐寒性に驚きます。ようやく朽ちて、これから次の開花に備える"姿隠し"に入るのです。これまでの労に、感謝を述べたいデス。


フィンランドの無数の湖と河川すら、厚い氷がはっているのが紹介される。悲しいニュースばかりでは困る。例年の光景だが、壮観である。都市部の広い川面が全てウインター・スポーツに開放される。一度だけ実際に見ましたが、好天の土日だと老若男女がスケートやアイスホッケーに興じ、健やか平和な気分に満ち溢れますね。

西フリースランド(英:フリージアン。東は独ニーデルザクセン州)に「11都市を巡るスケートの旅」と言う伝統行事がある。スケート・スポーツ史と共に始ったような苔むした行事ながら、過去数十年、温暖化でなかなか実現できない。11都市を巡る200km回遊運河がすべて厚さ10cm以上に氷結する必要がある。今では殆ど不可能と思われる。そこでスケート気狂いフリージアン・フォークはフィンランドやオーストリアに大部隊移動して、アルタナティブ大会を毎年開催しているのです。

フリースランドの古老・偉いさん方がインタヴューを受けている。200都市大会関係者や開催待望する大ファン面々である。絶対に今年は出きる。一週間後に実現する。奇跡が実現するような、浮き浮き晴れ晴れとした表情で言う。まだ1cmばかりの氷に過ぎない運河なのだが、あたかも15センチの氷のようにカメラにかざす。見るほうにも彼らの興奮が伝わって来るのだ。

プロABのクラスから数千人、いや数万人かのスケート気違いが滑るので、氷鑑定のプロと安全委員会がJa(ヤー)と太鼓判を押さねばならない。州きっての催しと言うより、戦後に国家的イヴェントに昇格している大掛かりな行事だ。開催決定にでもなれば、世界中のメディアが辺境の独立言語を持つフリースランドに集まって来るだろう。

もしもルーマニアやウクライナ並みの大寒波が1~2週間続くならば、開催が可能になるだろう。確か最後は15年以上さかのぼるのだ。大気の気温が下がれば下がるほど、フリージアンの熱がドンドン上る。それぞれの町の関係者が準備に忙殺されるだろう。すると、少なくともスケート気狂い民族にとって、欧州債務問題も不況近しも全てが雲散霧消する。観光の大目玉になるため、不況もなんのその、地方経済を立て直すもかも知れぬ。スケートに幸あり...
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Terrorism テロ

異常ゆえに罪を問わない精神鑑定に疑義あり キャンプ地のテロリストと佐川某 

昨年夏の盛り7月22日オスロ郊外ウトヤ湖の孤島で、反イスラム思想の持ち主べリング・ベライヴィッキ (Anders Behring Breivik32)が社会民主党青年69人を射殺した。ボートを駆らねば来られない場所だから、その船を準備していた。ヘルメットをかぶり警察官風なユニフォーム姿の彼はウトヤ湖へはオスロから予定通りに着いた。1時間余の道中、車のラジオでオスロ市内の騒ぎを伝えるニュースを聞いていた筈である。

Norway dader & stadgebouw

爆発は午後3時17分過ぎ、オスロ官庁街で起った。爆薬は主要官庁正面玄関に停車した車に隠されていた。首相官邸/法務警察/石油エネルギー/健康介護/通商産業省らの区画である。国家の中枢を威嚇すると言う意図は明白。

一人の男が車を離れ2分後に作動したから、クラシックな時計仕掛けだろうか。飛散物で血まみれの人、逃げ走る人々、ベルギーのラウクと同じ真昼間のテロ現場が出現した。テロがまさかオスロで発生するまい、と多くの国民がラウク(リェージェ)市民と同じように考えていた。[2011/12/17リェージェの悲劇]

彼の動機は反イスラムと言う政治信条である。このままイスラム教圏からの移民を許し続けるならば、欧州はユーラビアになる。これをドイツと各国にあるネオナチ・グループなど過激セクトはネガティブな語彙として用いる。アラブザイゼーション(アラブ化)またはイスラム化される欧州を意味する。Europa+Arab=Eurabiaと言うわけ。

元はアラブリーグ(シリアに監視団を派遣するアラブ諸国グループ)と緊密な協力関係を築くと言うニュートラルな言葉だったような気がするが、左派か右翼グループしか用いないから、一般にキリスト教圏がイスラム教に侵食されるイメージとして受け取られる。

蘭国の場合、自由党党首フェールト・ウィルデルスは反イスラムを掲げて、一人の党から30を数える第2党に跳進。一躍、政界の一部を占領した彼は金髪をもじって、ゴールデンボーイと揶揄される。揶揄するのは軒並み支持率を下げた左派野党である。彼らはマルティ・カルチャーと言う多民族融合政策を掲げる労働/社会/緑などの政党である。

左様な標語が現実に実現しているか、私は知らない。夢のお題目になっている気がする。昨年メルケルオバサンがドイツ国内の一向に融和しない実状を認めている。移民先文化に馴染み、その言葉を二つめの母語と出きる(主に)イスラム圏出身者がどれほどいるだろうか?2世は言葉を喋れても、イスラム習慣に固執する場合が多い。

偏見との相互関係にあるが、大量のモスリム・ゲストアルバイター期から数えて半世紀以上たつのだ。同じ卵から生まれたキリスト教ゆえに、イスラムの強い仕来り/行動様式が離反現象を起こす…? 子弟の教育、犯罪率と失業率の高さ、さまざまな社会問題を引き起こしている。

女性割礼の禁止法案が検討されるほど、イスラム移民社会の(女性の)健康厚生と人権が虐げられている。また娘の婚前性交を知った父親が家系/家族の名誉を汚したとして娘を殺す、と言う名誉殺人が起る。祖国の貧しさから逃げて来た人々が祖国の精神・宗教的高みを移民先のそれより優先する(支那からの移民も同じ)。モスリムの誇り高さを私は尊重したい。だが、自由で民主的な社会に於ける個人の自由と自由な恋愛を認めないイスラム原理に承服出来ない。

ブルカ禁止(頭部を完全に覆うイスラム女性衣)をうたうのはフランス政府で、EUの概ねの方向になるだろう。フェールトの自由党は顔だけを露出させるイスラム女性の公務員採用禁止を提案している。蘭ゴールデン・ボーイもノルウェイのブロンド青年も、イスラム侵略に断固戦う姿勢は同じである。イスラム女性の被り物すら、彼らに取ってEnough is enoughなのだ。

イエンス・ストーテルベルフのノルウェイ労働党内閣は6年になる。移民に厳しくなったとは言え、EU標準と言うか”労働党的”路線だ。それは移民を”積極的”に受けとめてきたと言えよう。ベライヴィッキの戦術はこの労働党路線を根絶すること…。次代を背負う青年がウトヤ湖夏季キャンプに集まる。絶好の機会である。非業だが、使命のために悪は断罪されなければならない。

べリングは目的を果たし、警察に発砲せずに、従順に現場で逮捕された。同世代のテロリストであるラウク市民アムラニは現場近くで自殺を遂げた。いずれも拳銃収集をしているが、オスロ市民の思想的目的性、または動機ははっきりしている。ベリングにやや三島由紀夫に通じる準備や自己統制力を感じる。

Norway Flag  map

彼の精神鑑定を行った専門家グループは犯罪責任を問えない異常者の判定を下した。31年前パリで、好きになったオランダ女性ルネ・ハルテフェルテ(20)を殺し、切断して冷蔵庫に保管。それを生やバター焼きなどして美味いと食った日本人がいる。同胞の私はゾッとして、気分がおちこんだ記憶がある。同棲パートナーはルネと同世代同胞であったから。

犯人・佐川一政は資産家の父親手配のフランス高名弁護士の手腕によって、精神異常の判定を受け国外追放を受けるに留まった。佐川は収監されず実刑も受けなかった。現在、自らの非道を売り物にしつつノウノウと生活する東京都民であるそうな。日仏両国は法治国家の筈。罪を問わねばならない。同時に娘を失った両親/家族の失意/怒りを推して知るべきでは。

私がルネの父親であるならば、犯人を処罰すべき戦うだろう…あるいは復讐の為に銃を懐に東京に向かう夢を描くだろう。これにはオスロのベライヴィッキ君が監獄から同意してくれる。曰く:私は罪無き同胞を殺したが、それは祖国をイスラムに売リ渡す思想を断罪するために止むを得ない選択だった。佐川は思想も何もなく、女の尻を追いかけ、断られたので○○して殺し、ついでに異常グルメ趣味を実行して、それをアレンジした屁理屈によって法を悪用して”無罪”をでっち上げた殺人者に他ならない。

日本人が欧州女性をあやめる例は2007年7月・ブリテン英会話講師ホーカー事件が知られる。精神鑑定の有無を知らないが、犯行者・市橋達也は普通の正常人と思われる。性的動機は佐川と同じだ。精神異常者ゆえに、行為の犯罪性を問えないと言う法論理は、佐川に該当すまい。弁護人が戦術で巧みにでっち上げた結果だ。

いずれも救済に値しない人たちだ。ヘラヘラしていると伝えられる某佐川に、必死で生き残り施術をほどこし、その日サヴァイバル暮らしをしたと言う某市橋のツメノアカを飲ませるべきでないか。同じ殺人をしながら、一方は責任取らず感じず気まま自由に暮らし、もう一方は不自由な無期懲役である。諸君、おかしくないか?

もしも資産家ドラ息子が本物カニバリズムで、誠の精神異常ならば、既に何度も殺人を犯している筈では…? 帰国して30年のんきに生きている事実が彼の”普通人”を証明する。パリで血迷ってなした趣味を兼ねた芝居が問われねばならない。神の裁きに時効はない。裁かれ収監されるべきである。

一方、オスロの格好イイ大量殺人の初めの精神鑑定に疑義が出された。亡くなった69名と負傷者の家族が別の専門家意見をまとめ、正義と公正なる裁きを主張しているのである。ベリングに屁理屈をたて裏道を使い、法を潜り抜ける弁護士が付いていると思いたくない。そんなかつてフランスで許された法廷戦術をノルウェイ大部分の人々が許さないだろう。

恐らく彼自身もそれを望まないだろう。言い方がおかしいが、彼は彼自身の正義を実行したのだ。あたかも赤穂四七浪士の討ち入りのようにだ。逃走も自殺もありえず、お裁きの場で自らの主張を堂々と述べ、その判決に潔く従う積もりと思われる。
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Oh every day 日々そうそう

ユーロ債務危機から通貨危機へ 対ユーロー/ドルの円

ギリシャ共和国の財政不足は一昔前から雪だるま方式で膨れ上がっていた。欧州連合の約束は国家予算のマイナス3.5%ほど。それ以上の不足なら罰則が課せられる、と言うものだった。ギリシャ政府は事実を隠し、帳尻あわせの報告をしていた。どうもおかしいとブリュッセル官僚の鼻に匂い、少人数の担当者がアテネに飛んだ。そして実情が少しずつ明るみに出始めた。それは既に2年前になります。

その後のギリシャは崖に向かって転がり落ちる一方。二度のEU巨額融資がスッタモンダの経緯を経て決まる。そもそも初めの融資でとても間に合わなかった。2度目でも果たしてどうか? 一向に先は見えない。これまでにEUとECB(欧州中央銀行)はアンゲラとニコラの独仏コンビの音頭取りでEFSF(欧州金融安定機関)と言う貯蓄組織を作った。

こう言う傾いた国や銀行の危機に、そこから助け船を出そうと言うわけだ。いわゆるBailoutと言われる。救済目的のための専門金融組織。いかに二人≒二国が必死であるかを物語りますね。ギリシャ破綻なれば、仏独が最も損害をこうむるからと理解すると手っ取り早い。ECB本来の役割はことなり、また巨額融資になるので巧みな知恵だと言わねばなりません。EU加盟国が拠出を分担して、我が通貨を守ろうと言うわけで、音頭とりのメルケル女史独逸が最大拠出国です。無論2番手はサルコジーの国。

Duits Reclame 02

ギリシャは軍事政権から一般的な民主政権になったのは最近(確か4~50年前?)だから、そもそも人並み国家運営ができない…。EU規定を遥かに上回る財政赤字を出しているこのヘレニズム文化国家は罰則金どころか、受けた融資の利子を将来支払えるのだろうか? 借金返済などギリシャ人自身は信じていないのでは…。富豪や資産家は引越しできるものを全て自国銀行からスイスなどに移行した。その勝手な、持てる同胞に大部分のギリシャ人が怒りを発していると言う。

そうしているうちに居並ぶ地中海沿岸諸国イタリア・スペイン・ポルトガルが軒並み、同じように傾いてきた。それらの国債を売るのに6~9%の利子をつけないと売れない異常な事態が尚進んでいる。日本政府[財務省(大蔵省?)/日本銀行]発行国債の利子は3%と聞きましたが、どうでしょうね。ともあれ日本は欧州不良諸国に比べると、今とても健全に思われるから不思議です。

どうやら、これら太陽がサンサンと照る陽気な地中海連中(国家群)に於いて、お上に頼る労働組合が強く、ウジャウジャいる公務員の給料/年金はキッチり手厚く整備され、たまに節税法など出ようものなら、彼らがドーッとストライキを打つ。気合の緩んだ甘やかされた労働環境だから、生産性は上らない。どんどん外国産品に市場を奪われる。労働生産性の向上と技術革新のない国々の典型的な末期症状なのでは…と言う気がする。

ゲオルギーとベルルスコニー、二人の宰相が退陣を余儀なくされた。スペインは左派から保守内閣に切り替わる。アイルランドもこれまで贅沢を謳歌した内閣がつぶれた。居座り自民党が飽きられ見離された当時の状況に似ていないこともない。地中海これらのできの悪い国家群に、緊縮政策を押し通すテクノクラート政府ができたのは当然でした。しかし極東の経済力3位の大国家・日本の民主党政権のその後のように、初めての実用政権の前途は容易でありません。

そうこうする内に、債務抱えの国々の問題がユーロ通貨不安定を助長した。ユーロ危うしとなれば信用価値が減じる。各国債務から全体通貨の危機に発展したわけだ。こう言う時に相場師が動くそうだ。ヘッジ基金などと言うのは相場師の連中ではないか。銀行自体も売り食いをするから、相場師のたぐいに違いない。いわゆるファイナンシャル・プロがさまざまな手口を用い、暗躍する。エコノミストたちが登場して、よろしく解説するが、彼らの言い分が正解ならば、TVなどに出てくる代わりに豪華ヨットの上で美女に囲まれていよう。つまり言い分は一杯あるから、長屋の普通人に分かるわけがない。

Duits reclame 01

溝向こうのスーパーマーケットのチラシをじっくり眺めてみます。牛豚半々ミンチ100g→29円なり。日ごとにアップダウンしますが、1Euro=100Yenとしていいでしょう。因みに1ドル=78Yenくらいのようです。レタス10~15cm玉→99円 果物の西洋ナシ1kg→179円 オレンジ1kg→99円 ニンジン2kg→99円 Pflaumenと言うのはスモモですね 500g→99円。まあこんな塩梅です。

通貨危機以前(例えば2年前)ならば、1Euro=150円以上の為替だったでしょうから、こんな具合にならず、1.5倍の円。上のひき肉の場合、100g→45円程度。日本の都市スーパーマーケットの値と比べていかがでしょうか。日本から輸入される果物/生鮮食材があるとすれば、高級日本料理店が扱う品目と思われ、大勢に影響しません。また欧州滞在の出向家族向けの日本食材輸入企業に取って、状況は激しいと思いますが、これも普段の欧州人に無縁。

逆に欧州産品輸入の日本企業は"千載一隅"の商いチャンスになるかも知れませんね。ユーロ債務/通貨危機は燻り続け、まだ落ち着く気配が見えない。庶民のチラシから、国家相互の収支がどうなるのかと言うこと。そして地震津波の深く大きい後遺症の日本と、明らかに低速失墜しつつある経済成長率の欧州との絡み具合…


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Sport スポーツ/ホビー

錦織圭 とキム・クライスタースが今日のホットアイテム

Kei Nishikori 特に苗字の漢字が分からずウィキペディアで調べる。錦織 圭なんですね。錦と織で、ニシコリなんだ。ローマ字書きni-shi-ki-o-riから、kioと関係でiが脱落すると、舌が回りやすいのでしょうね。どう専門語で言うのか分かりませんが、似た例は姓名だけでなくあちこちで起こっていますね。

オープン全豪テニス大会たけなわ。昨夜、と言うより長丁場の激闘ですから朝方遅くまでのライブ実況に獲りつかれる。結果が下記。

Nationality Player Set1 Set2 Set3 Set4 Set5
Japan K Nishikori 2 6 6 3 6
France   J Tsonga 6 2 1 6 3

Jo-Wilfried Tsongaをヨー・ウィルフリート・ツォンガと英語仮名風に書きます。フランス風だと洒落て聞こえますが、噛み砕いてゆっくり聞くと概ね同じになるようです。デビューの頃、彼はボクシングのモハメド・アリの生き写しとして話題になりました。世界ランキング6位だと言う馬力と跳躍力あるツォンガにランク24位のKei君が勝ちきった。ベスト8入りだから、日本人として異例、大殊勲なり。この手柄とキャリヤーとが既に上に述べたウィクペディアKei Nishikori日本語頁に出ています。はやい!詳しくはそちらをご覧ください。

AO NishiKori win Thonga 02

17年前のオープン全英テニス芝コート選手権(ウィンブルドン)の実況を私は見ています。Matsuokaと言う選手が8強入りを実現。松岡は錦織の先例快挙なんです。スポーツはしばしば、人をパトリオットに仕立てる。彼は勝利するなり、擦り切れた芝コートに仰向けに大の字になった。それからのハップニングが強い印象に残っています。多分、彼に尊敬をこめつつ、同胞として愛国心をかりたてられた…

立ち上がった彼は相手選手の手をとりつつ、健闘を称える言葉を述べたそうです。そしてコートを去る前に三方の観衆に向かってそれぞれ立ち位置を変えて、両腕をまっすぐ体につけ深々とお辞儀をしたのです。声援をもらい、誰も予想しなかった勝利をえた。その感謝を精一杯したかった。しゃちほこばり堅苦しいようなこの御礼に対し、驚きの空気がコート周辺に、一瞬流れたようです。しかし人々すぐさま、これを武士道(的感謝)と理解したのではないでしょうか。観衆は我に返り、暖かい拍手を彼に贈り返したのです。

松岡時代にランキングで十位内に長く留まり、最高位4位になった女性がいますね。ご存知の通り、KimikoDate。小柄な伊達がでっかい米欧女性を翻弄する光景は牛若丸を連想させました。テニス界に大きな足跡を作りつつある彼女は40才の現役ですね。凡人に成し遂げられないスポーツへの情熱と才能…。本日、彼女がスタンドで応援するさまを、カメラがしょっちゅう捕らえていました。ステフィー・グラーフに準決勝で惜敗した当時の彼女がなんと若かったことか…、同じその人物が尚ラケットを振るのが不思議でなりませんね。

AO NishiKori win Thonga 01

恒例の勝者インタヴューするのは豪州地元の人。ほぼ十年、四大大会グランドスラムの男子ダブルスを殆ど制したコンビのあざなをウッディーズと言い、たまたま二人ともウッド(木≒森)付き苗字だったから。トッド・ウッドブリッジとマーク・ウッドフォードで、いわば「木橋と木砦」見たいな苗字です。後者のマークがインタヴュアーの一人として役割をかっています。伊達と同世代、同じ時期に活躍しましたから、彼女をよく知り、混合ダブルスのパートナー伊達について錦織選手に質問して聴衆を沸かせています。

AO Crijster win 01

う一つのホットな全豪ニュースはキム・クライスター(=クライスタース)。
前年の優勝者ながら、負傷続きで1年を棒に振りました。万全を期し全快して、前哨戦ブリスベーン大会に準決勝進出。ところが腹部痛みでリタイア―。子持ち母親28才と言う繊細さのせいでしょうか? 一週間休み、順当に勝ちあがる。上位十位までのトップと下位ランキングとの実力差がはっきりしているのはプロテニスも他個人競技と変わりない。相撲と同じで、取りこぼしと言うか金星がでるのは言うまでもありませんが。

4回戦は昨年度の決勝相手、Na Li(ナ・リ)。29才の支那女性、遅咲き開花。昨年全豪のあと、パリを制する。支那で初めてグランドスラム勝者。共産一党の人民共和国十億の人々に誇りを感じさせた…。支那においては時の人、英雄ですね。素直なユーモア溢れる人柄。テクニックもパワーも勝れたランキング6位。ママテニサーにとって油断ならぬ強敵だ。

ほぼ互角8ゲームめだったか、クライスターが打ち返し後にバランスを崩し、後方に引きずられるように倒れた。その時、左足首が不自然に折れ曲がった。激痛が走るのがキムの表情で分かる。バンデイジと痛み止め剤の応急手当後、試合続行。動き辛いのが観察され、打ちのめされているのが明らかである。誰もがクライスターが棄権すると思った。無念だが、これではトップテニスをできまい…。あにはからんや、彼女は痛みをこらえながら継続するんですね。だが、1セットは4・6で失う。当然だった。

2セットめ。クライスターは走れず、取れないボールをそのまま見逃した。ラリーを短くとどめ、俊足のボールを的確に打ちわける。ブレイクされても、平静に追いつく。しかし観客は、いつ白ハンカチをリングに投げるのかハラハラせざるを得なかったでしょう。ベルギー・リンブルフ出身女性は、にも拘らず、綱渡りのバランスを保ちタイブレーキまで運んで行くんです。

タイ・ブレーキとは一つのセットにおけるゲーム数が互角6/6になる時のルール。止めどもない長丁場を避ける知恵ですが、2ゲーム差が付くまで継続する大会もある。二つのサービスを互いに繰り返し、先に7点目に達する方がそのセット(時にその試合)の勝者になる。ナ・リはこれに負けても、まだ3セット目がある。キムは1セットを失っているので、タイブレーキ負けは試合の敗者を意味する。

タイブレーキの成り行きはナ・リにトントンと進み、6/1になる。あと1得点とると、ナ・リは8強入り。支那の数億テニスファンがその瞬間を確信して、嬉しかったでしょう。もうヴィクトリーの方向は火を見るより明らか。一方、ベルギー連邦の数十万ファンは悲しかったと思いますね。マッチポイントに向かって、点を取り戻すのは精神的負担は途轍もなく大きい。まして5点を連続して取るのは不可能と言える。

この大逆境を克服と言うか、不可能を可能するドラマが起った。ほんとなんです。横文字の大新聞ならYouTubeと同じヴィデオタグが貼られていますから、クリックして見ることが出来ますよ。この趨勢から推して、接戦だとは言え、最期の3セットを6/4で制するのはキムになりますね。この出来事はサテライト局を含め、全ての全豪ニュースでホットなアイテムになりました。

最期の8人が出揃った。捻挫と言うハンディを負うフラーンダレンのママテニサーが、さあ、何処まで健闘するでしょうか。彼女の住むブレーの町に近い言わば地元パトリオットとして、親指を折り、応援する積もりです。もしも彼女がランキングNo1であるウォズの魔法使いのような力に溢れるCaroline Wozniacki(キャロライン・ウォズニアッキ)に勝ち、Kei Nishikori(錦織圭)がAndy Murray(アンディー・マーレイ)を抑えるようなハップニングが起れば、酒とワインのポンチャンで愛国者っぽい感情に浸れるでしょう。

蛇足 : 幾つか本FC2ブログの約束ごとを勉強して、いわゆるカスタマナイズすると、扱いやすく読み易くなるだろうと思います。普段の暮らしの余分な努力と言うのはなかなか手がつきません。まもなくキャロラインとキムの打ち合いが始るので、よけいに億劫になります。 
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Oh every day 日々そうそう

雪降る小寒 花咲き草たち [移転後の書初め1月21日]

滅多にない厳冬になる。おおさむ(大寒)だ。それが昨年末の大方の予想でした。スイス/オーストリアが"東寺さん"縁日に、思わぬ大雪でチェーン装着している。と言うことは、大雪はこの時間の直ぐ前から始ったのです。この大雪のためキッツブーエル・アブファールで開催中のスキー大回転距離3,3キロmが2,2キロmに短縮された。雪は降るものの、それほど寒さに震えている様子はご覧のように、ないですね。

きっと、稀な厳冬はこれから来るのでしょう。アルペン高山界隈の人々はこんな程度の雪になれていますから、別に取り立てて言うほどでない筈。過去数週、やはり"こさむ(小寒)"が続いてきたようです。ただし、そんなに気温が下がらなくても、雪が降り続き雪崩の恐れがあるので、通行止め休暇地はあちこち出ている。

Switherland Mid Jan, 01

山岳地帯から遠い東の低地域はたまに雪がちらつく。まだ積もることはなく、おびえるような寒さにも出あっていない。スコットランドの山岳地をハイランドと呼び、それと呼応しているわけでありませんが、独ネーデルザクセン州(英語でロウアー・サクソニーなどと書く土地)からベネルックスを経てフランス東海岸地帯をロウランドと言うことができますね。上空で雪であってもロウランドに達すると水になるんでしょうかね? ロウランドと聞くと、あまり雪と縁がない感じがしますね。

立憲君主国オランダを意味する仏Pays-Bas(ペイ・バ)=伊Paesi Bassi(パエシ・バーシ)=独Niederlande(ニーデルランデ)などと、因みに並べてみると字義はそのまま"低い土地"即ちlowlandになります。殆ど山のないオランダが低い土地を代表して正式国家名に採用しているわけ。正直と言うか納得できます。雪と絡めて、もしアザナを付けるならば No-snowland…。

まず競技スキーと無縁なロウランドながら、ベルギー東部にユニークなアルデネ山域があり、時々スキーを履いて山地や野原を滑り歩けるほど積もることはあるようです。鉄を産出した近代工業化のシンボルのようなフランス語圏ワロニアに属する一帯です。独逸第三帝国と連合軍が押し引きした凄惨な戦場地にもなり、1916~18年の冬は相当な雪が降ったと思います。

アルデネArdene はベルギーのワロニア域で呼ぶ単数名称ですが、西に下ったフラーンダレン域でもほぼ同じに聞こえます。ところがアルデンネ南端はフランス領と言うことがあり、純粋フランス複数Ardennes表記をしながら、語尾消えのためアルデンと聞こえる。この山中に数度行きましたがいつもチンプンカンプンです。余談にルクセンブルグの半分くらいはこの山域の感じですから、ルクセンブルグ語は複雑きわまるケッタイな言葉になるのが自然に理解できますね。

Lamium ヒメ踊子草Mid Janu_edited-1

アルデネに東寺さんの今日、万が一、小雪がちらついた可能性があります。でも多分、しとしと雨が続き、昼間の最高5℃、夜に零下3℃と言う感じですから、踊子草や野菊の仲間が出ていると思います。画像ヒメオドリコソウ右上は葉の成長中、右下では葉が出来上がっている。シソ科に並んでノボロギクやノゲシ類のキク科の連中がこの1月に平気で顔を出すんですね。左画像:キノコに越冬型があるのだろうか? 睦月下旬のキノコ景色は枯葉に混ざって潜むのが大抵だが、木登りするのがある。

蛇足:手探りしつつ引越完了。新しい所で勝手が分かりません。こちらは前提供者よりグーンとプロのようです。テンプレートのカスタマナイズなど色々出きるようですね。少しずつ習って行くつもり。前回の時間順に従う日付けが全て、引越し申し込み手続日の1月12日になっています。それはおいおい補筆するとして、本文+画像の総容量は前の50倍以上ある感じがします。アドバタイジングも少なく、しばらく落ち着けることができそうです。

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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

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