ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Nostalgic Melody&Film 懐メロ&フィルム

野菊が咲く霜月  

    
    遠い山から吹いて来る
       小寒い風にゆれながら
          けだかく清くにおう花
            きれいな野菊 うすむらさきよ

作詞は児童文学者・石森延男(イシモリ・ノブオ)。懐かしいメロディーは下総皖一(シモオサ・カンイチ)作曲。昭和17年戦時の検閲を必要としないほど、文部省唱歌に相応しい雰囲気だ。石森は教科書編纂官で、下総も直ぐに教科書編集委員になっている。戦時ゆえの壺を心得た作詞作曲というべきか。戦後それぞれ専門領域の彼らの影響は大きい。歌うと必ず音程が狂う私が微かに覚えているのは、ノギクが音楽教科書にあり、小学校で習ったからだろう。○○先生に習ったと言う確かな記憶に欠けるのだけれど、、

2番と3番;
秋の日ざしをあびてとぶ とんぼをかろく休ませて、しずかに咲いた野べの花 やさしい野菊 うすむらさきよ
しもがおりてもまけないで 野原や山にむれて咲き、秋のなごりをおしむ花 あかるい野菊 うすむらさきよ

作詞者はうすむらさきの紫苑を良く観察して、児童の心情の優しさに重ねている。小寒い風/秋の名残/しもが降りても負けない/群れて咲く…これら表現から日本の深い秋にまで咲き続けるシオン(紫苑)属の最も良く見られる野菊の筈。

紫苑は「紫の花」である。残念ながら野生種を見たことがない。我がフィールドに遠目から、そっくり豊かな印象を与える`女王薬草`がある。それ故にシオンをこの仲間(Aster)代名詞に採用したのを個人的に納得する。シオン属に(うす)むらさき色の野菊種を探すと唱歌モデルが見つかる。するとシオンの色味を取ったノコンギクやヨメナの二つそっくりさんになろうか。いずれも夏は白い舌状花だが、晩秋になるとわずかに紫をおびるそうだ。聞きかじりだからほんとの姿を知らない。普通、個体差があり白も紫もあるとかんがえられる。

Erigeron annuus Cor 02 _edited-1

北緯52度半に於いて、ノギクは年中咲くようになったのだろうか。この野菊は航海時代の帆船によって北米から欧州にもたらされた。既に帰化年齢5世紀ほどになる。12月近くまでキク科のこの花が野原に出ると言うような記述はない。蘭名を語彙通りに移すと「夏の繊細な光条」のようになり、細長い花びらを夏の太陽光に見立てている。花期はせいぜい9月一杯までだった。上の写真は先日撮った。うすむらさきは斜めにさす太陽と関係があるかも知れない。今日も同じように咲いている。この緯度だから、チョット異常では…。あるいは師走まで平気で突っ走るのかも知れない。

Erigeron annuus Cor 01_edited-2

左;2本茎の細長い姫女苑、背丈150㎝。右;、花らしい小さな筒状花が無数に集まった黄色中心部を頭花と言う。キク科の標準的部分で、向日葵のそれは巨大で見事。頭花から放射状に出る花びらは100枚ほどあるらしい。それぞれの花びら根元内側に雌蕊雄蕊を抱く。夏の我が村では純白な花びらが普通。


画像野菊の和名漢字を調べると姫女苑(ヒメジョオン)。ヒメは小さい意味、ジョオンは「女の花」だろうか? 海外種を何とか命名しなければならず、同じ科の異なる属だから、紫苑から女苑を考えたのだろう。とは言え1.5~2mになる草をヒメとするので分らない。勘違いや好い加減な命名はいっぱいある…。アキノキリンソウに似て増殖力が強く、北半球全域に帰化しているそうだ。曾祖父の時代に移されたから、現代日本人は数多いノギクの一つとして見知っている。12月を目の前にする今、日本帰化種がやはり薄紫ならば唱歌に歌われる野菊であっても良い。

日本の野菊は晩秋から初冬にかけて咲く。このことをあらためて認識して、あちこちでノギクを見ていた昔の我が漠然さに驚いている。歌の内容やメロディもしかり。野菊の墓と言う物語(の一部)の解釈と鑑賞を国語O先生に習ったように思う。その時も植物界の`ノギク`に付いて関心を持った記憶がない。

Bloemhoofdjes Collage 01

キク科シオン属以外の野草。上;セイヨウタンポポ、中;ヒナギク 下;フキタンポポ 3つとも食用出来る。春一番の三草ダ!健康素材セイヨウタンポポはあまりにも有名だが、後者2つは知られていない。サラダに飾っても良いが、熱を通しパンケーキ地に混ぜて焼き上げる…など試されよ

数年前に勉強して分かったことは菊人形の菊はノギクと関わりない。古代に支那から導入され栽培改良された通称イエギク(Chrysanthemum × morifolium)と言われる。これには万の園芸種があり、豪華絢爛、季節を問わずに入手できるようになりつつある。欧州のセンターは北ベルギーで、各国に専門栽培業者がある。世界のセンターは日本と思われる。菊花紋の多岐にわたるデザインが証拠になる。平安文献にあり、好まれた花だから12世紀に皇室紋になったそうだ。

原爆投下までのUS軍と終戦後のGHQ(占領連合国軍総司令部)が実益上参考にしたと言われるのがベネディクト著作`菊と刀`(Ruth Benedict:The Chrysanthemum and the Sword)である。抜粋紹介する文庫本を読み、来日したことのない人があたかも生活経験をしたかのように語り分析することに驚いた。題名の`ジ・クリサンテム々…`の裏を読むなら`イエギクと日本刀`になろう。学問的日本人分析と共にルースさんは的をついている。イエ菊に注ぐ日本人心情と日本刀の美しい切れぶりが、米軍をして原爆投下せしめるに至った一つの理由ではないか…。

皇室菊花紋は花びら16枚の外側にもう一重を重ねる。八重の花を様式化したもの。基本デザインが出来ているので7つから32までの任意な枚数の菊花紋があるようだ。天皇・皇后・皇太子…親王など華麗多くのヴァリエーションを揃えるのは、欧州王室紋と並行する同じシステムである。文様的仕上がり(グラフィックデザイン≒美的・抽象性…)は日本が勝る。私見であると同時に、戦後著名な欧米グラフィック屋さん等が認めるところである。

16花弁紋はイエギクの品種にあり得る。紫のシオンは14から20枚ほどの花びらを持つ。数えられない(菊マニアにも)知られない無名ノギクが存在するから、16枚きっちりの舌状花をもつのがある筈。そしてキク科に黄色の花を持つ野草が多い。ノコンギクやヒメジョオンと似た形態の黄色花。黄苑(キオン)と呼ぶ。これらも`ノギク`範疇に考えても良い。なぜなら野菊は内部イエギクに対する外部の`野に咲く花`を指すと考えられるから。

下記の黄色野草の同義語;Jacobaea vulgaris Gaertn. 2002年にセネシオからこの属名に移る。和名はヤコブボロギクで変わりない。本家は聖人ヤコブ(英語彙ジェームス)名、帰化した分家はボロになる。所謂`十字花`仲間の典型的雑草、価値無しと読んだのだろう。なぜなら人を含め哺乳類の肝臓機能を犯す。原因は幾つかのアルカロイド物質。牛馬は知っていて普通これを食べない。羊は鈍感で食べるが、長期間後に障害が現れる場合があるらしい。酪農家にとって頭痛のタネ。根を残さず取り去らねば根絶できない。草原を埋める2~3週の花期は見事である。花びらはたいてい12枚。 
キク科ヒナギク属 Bellis perennis en Senecio jacobaea_edited-1


我が壺庭にほぼ年中、ローン・デイジーが出る。ウィンブルドン芝にはさすがに出てこない。テニス聖地のグラウンド、その芝の養生は天下一だ。ながらも「芝菊」が大英帝国のヒナギク通称になっているのはテニスと関係ありと思わざるを得ない。恐らくウィンブルドンを除くUKテニスコートにはヒナギクが伏せて潜んでいるに違いない…。

ヒナギクは欧州野菊の一つの雄である。一株から年中、多数の茎が分岐して出てくる。踏まれ踏まれる場所ならば、芝の下にもぐって元気に生活している。人間が通らぬ場所ならば、すくすく茎を伸ばし、20㎝を超える。土壌によって花びらを赤味、時に橙黄まじりに染める。

この集合花を見られよ。いたるところ野原に出現する野菊であるにも拘らず、貴賓ある表情を放っている。暖冬ならば地べたに茎を伏せた状態で過ごし、厳冬ならば根生葉だけを出して春を待つ。春の陽気を感じると直ぐに蕾をだし、白い花を咲かせる。春の三草に相応しい好スタートを切るのだ。

可憐な気品を醸わせつつ、剛健なヒナギクは菊花紋の原型であり得る、と私は思う。いつ日本に侵入したか知らない。あるいは家康の頃かも知れない。東インド組合会社の帆船荷に混ざって平戸に上陸した公算が強い。しかし、誰が知ろう、ローンデイジーが欧州から一足飛びに奈良の都に着床したやもしれぬ。

この奇想天外はUKの定評あるBBC自然番組に貢献したアッテンボローさんの発想である。何も航海時代のグローバリゼーションだけに人/物/野草移動の責任を負わせる必要はない。ドングリコロコロ、ヤシの実プカリプッカリ、海洋は人類誕生以前から大陸間コミニュケ-ションを行っていたんだと…。
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Hacking, Spy and Battle of secuarity

マードック・ダイナスティー、US本国で裁かれる?

渋い表情のアンディー・コウルソン、思いつめ疲れた表情のレベッカ・ブルックス。`王様寄合`国家=UKですっかり知名になったポートレート。20数年前、彼らはゴシップ日曜タブロイド新聞ニュース・オブ・ザ・ワールドに入社、当時あたり前の取材方法を`学び`、そしてキャリアーと共にそれを発展させた。只の新聞編集者から社会アッパークラスへの道…。アンディーはキャメロン官邸の大黒柱になり、レベッカはメディア帝国マードックのUK筆頭にまで上り詰めた。

UKタブロイド紙市場に勝ち抜くため、彼らが進化させた取材方法は盗聴・買収・演出だった。これら嫌疑で既にかつての同僚たちと共に訴訟を受け、さらにブルックス夫妻には警察/検察の調査過程に行ったとされる偽証・証拠隠滅嫌疑が加わっている。三日前20日、レベッカとアンディーの44才組に国防省高官贈賄嫌疑が新たに加わった。
      Andy Coulson and Rebekah Brooks Murdoch

ルパート・マードックとジェームス父子。親父81才、長女を作り離婚。再婚して次女・長男・次男を作り再び離婚。零が10個並ぶ離婚慰謝料でゴシップ種になる。ジェームスはその次男。彼が香港テレビ企業を任された時の副社長がルパート3人目の妻。中国女性はジェームスの妹弟になる幼児2人を持つ。

成人子供たちの家族を加えたマードック・ダイナスティーが世界屈指のメディア複合企業を所有している。家族企業と言うのは日本ならば、羊羹/和菓子や酒作りの何代も続く老舗を連想する。傾きかけても損をしても、有能な第3者に経営をゆだねない企業形態。家族が優先する。

オーストラリアの親父が始めた新聞を継いだルパートがアメリカに押し出し、やがて映画製作会社フォックスやウォール・ストリートジャーナルなどを買収、コングロメラートに成長。言い換えれば個人的な財閥か。子供6人と孫たちの繁栄をかけて、老人を継ぐのはジェームスである。この40才は商才によってトップになるのではない。大学中退してから彼の手掛けた企業のおおかたは大損して身売り。ルパートは跡継ぎ授業代として数百億$を投資したと思われる。かくして次男は跡継ぎとして雇用者6万規模の企業トップになると見られる。立憲であれ独裁であれ、君主の血続きに準じる。

諺っぽく「初代がお起し、2代目が潰す」と言われる。UK下院の調査委員会(ビッグベンの建つ元宮殿の一室で開かれる)の問答を伺う限り、この観察は次男ジェームスにも適用できるように思う。商い天才でカリスマの親父ルパートをかばって懸命に委員たちに応えたのだが、数年UKトップ職の実務は`坊ちゃん`ぶりだったことを露呈せざるを得なかった。オーナーとその坊ちゃんに雇用員は精一杯尽くす、それが家族会社の一つの特徴。委員会はジェームスにとって批判と敵対的言辞を聞く初めての場所だったようだ。

三日前にバリスター[補足2]アリソン・ディヴィットが贈賄でレベッカとアンディーを、そして収賄相手の国防省文官ベッティーナ・ジョーダン・バーバルを、それぞれ容疑者として告発手続きを取った。2004年1月から2012年1月まで総額10万ポンドを国家公務員に支払った証拠をメトロポリタン(Met=ロンドン警視庁/警察庁)が掴んだ。10万ポンドを得たベッティーナが与えた便宜はタブロイド大衆紙最大手サンに国防省情報を流すこと。

盗聴スキャンダルが浮上した昨年6月末以降にMetに3つの捜査班が設置された。電話盗聴/コンピューターハッキング/贈収賄、以上3つ。それぞれ90/19/70名の陣容。最後のチームであるエルヴェディン・オペレーションによって、ニュース・インターナショナル・グループと公務員の癒着腐敗の細部が分り、国防省/警察/刑務所の公務員たち総計52名逮捕につながった。他2つのチームによる告発は既に行われ、今回は贈収賄に於いて裁判に入る分け。

このスキャンダルの新段階と思われる。ジェームスの「知らない」いってんばりの議会公聴会答0が偽証に当たることが明らかになってきた。全てのUKトップ職を辞し、ロンドン自宅から本国の豪邸に家族と共に引っ越した。今後ニュース・コープのテレビ事業部門に集中、同時に来たるべき`帝王`に坐すると見られている。

ルパートはまだカクシャクとしている。しかし81才ならば、誰が跡継ぎかを示す時期だろう。次女と長男とは彼ら自身の商いに専念するようだ。ニュース・コープの重役陣からも退き、距離を置く印象を受ける。するとUKから撤退せざるを得ず、ニューヨークに戻った次男しか残らない。

お家の大事に跡目がハッキリすれば家臣も下々も安堵しよう。しかしディヴィット女史の新しい訴訟から導かれるUS法律解釈如何によって、ジェームスの帝王座への移行がスムーズにいくかどうか?  

ニュース・コープ(News Corp)はニューヨークに本拠を置くUS国籍企業である。そして出身のオーストラリアに、UK/香港/イタリーその他に子会社を持つ多国籍企業だ。英国新聞界の老舗と言えるタイムを始め、幾つかの有力タブロイド大衆紙を買収、それらの統括会社としてニュース・インターナショナル(NI)を置く。

2011年6月、NI傘下ニュース・オブ・ザ・ワールド(NoW)の盗聴スキャンダルが一挙に噴出した[補足3]。スキャンダル≒腐敗として世に出たのはガーディアン紙の記事の力。調査を粘り強く続けた記者(Nick Davies)がいたのだ。ほぼ1年半の期間に動いた組織は、Met三つの捜査チーム、検事局(CPS)、リヴァーソン聞き取り調査委員会である。UK国家安全史上に於いて数多くのスキャンダルが並ぶが、これほど大掛かりで徹底的経緯は初めてではないだろうか。

この発生国での罪は発生国に登記された企業によって犯された。公聴委員会偽証を行ったのは親会社から派遣された人物だ。子会社(の経営者または被雇用者)が犯した法的責任は親会社の連帯責任になり得る…と言うUS法律が存在する。ニュース・コープは従ってブルックスとコウルソンの贈賄嫌疑を共有している。しかも2001年9月11日テロの被害者や他事件の関係者に対して、NoWと同じ取材方法・ハッキングをしている疑いがもたれている。それはオーストラリアの新聞子会社に於いても同様である。

もしもブリテン・スキャンダルに於いてジェームス・マードックに罪が課せられる場合、あるいは企業体として有罪宣告を受ける場合、それがニューヨーク本社に適用されうる。そうした裁判は数年を要する。嫌疑がかけられ裁判手続きに入る場合、ニュース・コープは懲罰金を支払い[補足4]、事を収める筈。

コウルソンとレベッカ二人が判決実刑を受ける場合、代りの金額支払いで収監から免れるのが可能になるかどうか?これだけUK社会を零款させた事件ゆえ、猶予つきの短期間刑務所暮らしにしなければならないのでは。腐敗に対する正義を示すために…。
 

[補足];
1.財閥解体以前のトップは家族/家系だったと思われる。戦後、第3者経営者がトップに座るようになった。この意味で、トヨタは家族企業である。USメディアによるトヨタ叩きの時、創業者の曾孫か曾々孫かの豊田氏が「私の先祖が築き上げた企業を守るため」云々と涙の記者会見をした。世界に伝えられ、標準的欧米企業人は驚き、かつ感銘を受けたように思われる。日本的と言うより、この場合、家族会社的と言うべきだろう…。

2.数百名バリスターがいる。参照→7月24日:「知らぬが仏」アサド/キャメロン/某々のキラボシが並ぶ … 
Alison Levitt(48)女史は23才でバリスター試験に合格したそうだから切れ者なのだろう。彼女が首相キャメロンの親しいグループに属するレベッカとコウルソンと他NIジャーナリストたちを歯切れよく告発してきた。
女性同士の敵味方とするゴシップ記事に出会った。アリソンは2人の子持ちで2007年に離婚。その直接理由は旦那の情事だが、彼女も貴族上院議員カーライル(58)と5年の密通関係にあり、冷い夫婦関係を清算したと言うこと。カーライルはUK議会テロ対策委員で、アリソンと常に仕事を共にしていた。学生結婚で同い年の古女房に「あんたがうるさくて耐えられない」+5年の愛人がいることを宣言。一方上さんは、昔むかし愛し合った亭主との子供3人は成人しており、はじめショックを受けやがて怒り、そして慰謝料裁判に勝ったそうだ。
58才議員が若手48才警察法務官に切り替えたドラマ。舞台が仕事場であった点などから、議員と法律家と言う公務員に求められる倫理観/模範性に反する…云々の記事キャンペーンが張れそうだ。もちろんレベッカとアンディーのゴシップタブロイド紙の売り上げに貢献するだろう。つまり女の`復讐`が見られるかもと言う他紙の観測。

3.誘惑/殺害された少女ミリー・ドーラ―の携帯電話の盗聴が契機。センセーショナル記事作りのための手段ハッキングはトニー・ブレア―やゴードン・ブラウン首相など政治家と王室メンバー、芸能スター・各界著名人を含む時事話題の人々4000名余を対象とした。この違法取材は私立探偵を使い、既に10年余前から関係者が事情聴取・逮捕・収監され、議会公聴会でNIマネージャーが質疑を受けていた。恐らく数億円以上の慰謝料を身内の被逮捕者と被害者に支払いながら、殆ど深刻な社会問題として浮上することはなかった。それはNIによる警察トップ陣の供応と、マードックによる労働党政権への支援とのお蔭だろう。巧みにカーバーアップがされていたということ。

4.嫌疑を受けた企業/個人が国家と折り合うために、支払う`調停金額≒課徴金`や逮捕者の保釈金は国家歳入だ。一定の比率が見込まれ、マードックのようなケースだと数十億$になり得る。塵も積もれば…重要な財源である。警察に課せられている交通取り締まりによる罰金財源のノルマのようなものがあるかもしれない。

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Uprising 抗議デモ/アラブの春

パレスティナ vs シオンの丘に帰ったユダヤ人  

ガーサ域からイスラエルに向かう`ファジャ5`。20日火曜日までに1000発余を消費。そろそろ備蓄が尽きるのでは…。通常武器および無人攻撃ドローンの供給先はイラン・ソ連邦の他に支那を含むと言われる。対空防御`鉄のドーム`に撃墜されたドローンに支那製造が見つかれば報告されよう。とは言え今年、公開された支那陸軍ドローンの外観はオモチャに見えた。張りぼて模型で、何とか天安門ショーに間に合ったと言う印象。次回に増しな体裁になるだろう。
Clinton-nego 02

HクリントンUS国務相がビルマ-カンボジア訪問を中断。彼女は機中でイスラエル首相ネタニヤフやエジプトのモルシ等と会談したらしい。同時に国連ボスのバン・キ・ムーンはカイロに飛んだ。こうしてガーサ筋からも明日にも(一時的)戦闘中止が実現すると伝わっている。ヒラリーさんは直截にエルサレムに行き、懇意のネタニヤフと並んで「暫定から長期間になるように」と記者会見。

アラブ諸国の怒りの映像(Facebook/YouTubeなど)が飛び交い、モルシ旦那すら柔和なバン・キ・ムーン氏とクリントンおばさんに「ガーサを見殺しにせぬ」と強気にでたそうだ。暫定的砲撃中止になるなら、ハマス拠点おおかたを破壊したイスラエルにとってやや長い休息期間に持ち込める。イスラエル主要都市を襲うハマス火力はすべての国民生活をストップさせる。空襲警報がひねもす鳴るから、仕事も学校もない。65%以上のユダヤ国民が従ってガーサ侵攻を支持していると言われる。
VRTルディ-・フランクスが実況中継で語る;ハマスは新たな武器備蓄期間を得られる。カオス状態の市街が片付けられ、行き場のない怒号と悲しみの市民の情念が漂い続ける…


フラーンデレン古都のアントヴェルペンの日本通称は英語彙由来のアントワープ。この鉄道玄関駅は緑っぽい印象の格調ある歴史建築だ。内部は幾層にもなるプラットフォームとモダンで広い商店街だ(マア便利になっているかな…)。北部ベルギーの華と言って良い。この華は駅周りの風景からもうかがえる。

黒いハットをかぶり黒いスーツ、色白痩せた表情に長い髭を蓄えた人々が行き来する。特に朝夕の通学時に子供を送り迎えする姿が目立つ。アントヴェルペンは伝統的生活と宗教を守る敬虔なユダヤ人の街である。彼らの多くはダイアモンドと関わる。5世紀に渡る喜怒哀楽の歴史があるそうだ[補足1]。

絶えず受ける迫害に耐え、理由なく時に追っぱらわれる。何時でも財産と共に逃げ出せるように、小粒なダイアモンドは便利である。生存手段としてダイアモンド商いと研磨産業に自然に集中していった放浪の民族…。

VTR(フラームス・テレビ・ラジオ)の第1局Een(エエン)の18日22時15分から15分間の最終ニュース。
彼女ハンネ・デコウテレは9月からの新顔で、この時間のみを担当。ベルギーのアラブ蜂起報道はルディ・フランクス(rudi vranckx)に代表される。携帯サテライト送受信機持ちカメラマンと組み、こまめに現地に入る。すべての紛争地域に出向き守備範囲は広い。昨日はガーサの現場から様子を伝えている。
GAZA Crisis Cor 04
昨日の戦闘中止の話し合いの一つ。右;パレスティナ自治政府大統領アッバス(Mahmoud Abbas)、過激ハマスに対し穏健である。 中;仏蘭西外相ローラン-ファビウス(大統領オランデの社会党ヴェテラン、元首相)


パレスティナは何処か? どんな人々か? 知人の娘さんによると、イスラム教を信じて中近東のある範囲に昔から住んでいる人々らしい。一つの民族と言うよりも砂漠の部族の集まりかもしれない。ここに20世紀以前、君主国家は存在していなかった。アラブの全ての王様国家群は欧州列強の権益による線引きの結果に作られた[補足2]。

ビルマに6時間滞在したバラック・オバワとヒラリークリントン一行。`時の人`アウンサンスーチーと共にメディアに顔見世。ミャンマー議会の野党党首との会談だが、あたかも彼女は大統領のよう見える。ビルマ民主化US全面協力のお祭り的パフォーマンスに過ぎない。だが、全てのサテライト局と各国主要テレビ局で紹介され、オバマチームの重要プログラムだった。
Gaza 12
上と前後してオバマはハマス攻撃へのイスラエル対応を支持する演説を行う。並行してUKウィリアム・ヘイグと仏ファビウスの両外相が同趣旨の談話を発表。6日前に始まったハマス砲撃に対するナトー各国の外交姿勢は一致しているわけ。一方で犠牲者の救助や救護物資をパレスティナ政府に支援することも表明。1.巻き添えをになる一般市民を最小限に留めること。2.犠牲者が収容される病院への最大限の支援、以上2点を常にイスラエル自身が宣言している。これを欠いてイスラエルは同盟諸国家の支持を得られない。言わば`戦争と平和`が同居しているわけ。ヴェトナム戦争以後の``戦争と言えども非人権行為を問う``非論理現象である


20世紀初め、つまり日露戦争の頃。パレスティナの範囲はトルコ以南からアラビア半島北端まで、東端はイラク/イラン、西端は地中海。現在の国で言えば、シリア・レバノン・ヨルダン・イスラエルを含む地域。イスラエルの東部にウエストバンク(土手上の高み)、南西に飛び地ガーサがあり、この二つがパレスティナ自治政府の国土である[補足3]

パレスティナ国家とは細長い現在のイスラエル域に住みながら排除されたイスラム教を信じる人々(=ムスリム)が作った国家と言えよう。1948年のイスラエル建国に対し、半世紀の艱難辛苦を経て1998年にガーサとウェストバンクからなる国家を歌い上げたように[補足4]、私には思われる。何れの地域からも多くのムスリムがイスラエルに職を得た/得ている。穏健なムスリムと多くのユダヤ市民は、互いに仲睦まじく共存するのが願いであるのだが…。

Gaza=パレスティナ居住地の被害ぶり。イスラエル空軍によるピンポイント爆撃だが、密集都市だからその周囲も破壊される。幼い子供たちが死傷する。成人と同じで避けられない子供の悲惨だ。紛争当時者は互いにこうしたシーンをメディアに紹介し合う。ガーサに接する南イスラエル地区の小学校付近へのハマス攻撃もイスラエルメディアによって伝えられている。
Gaza cor 12
爆弾の威力、深いクレーターが出来ている。ミス爆撃か? イスラエルの戦闘力・火力はハマスのそれを遙かに凌駕する。ハマス側は昨日だけで300発ミサイルを旗艦商都テルアヴィブなどほぼイスラエル全域に発射。殆どが対空`幕`によって破壊されたそうだ。これを`鉄のドーム`と呼んでいるようだ。優れた防御によって、イスラエル側の人命喪失はわずかにとどまっている。勝負にならない印象を受ける。


1990年代半ば、ゲリラから穏健政策に転換したヤセル・アラファトがイスラエル首相ラビンと和平協定を結ぶ。世界は狂気して、彼らにノーベル平和賞を贈った。だがこれもイスラエル軍勇み足事件によって、パレスティナ内部の過激派(現ハマス)成長を誘い、御破算に終わった。決定的乖離は1995年11月に起こったラビン首相暗殺である。

多くのイスラエル人がウェストバンクに進出、住居/生産施設からなる`村`を建設している。彼らは`コロ二スト`すなわち植民地者と呼ばれ、パレスティナ国家の存在を認めない過激シオニストだ。同時に(ネタニヤフ)保守党の支持者も多い。和平協定締結時にうまれた暫定の自治政府が、徐々に多くの国家に承認されてゆく。その彼らの主張と国連協定によれば、コロニストの入植は約束違反である。新家屋は政府によって撤去されるが、コロニストはへこたれない。奇妙なパターンの繰り返しである。

ガーサ人口は150万ほどと聞いた。残り300万がウエストバンク住まいと言うこと。ガーサのハマス警察や主要自治政府施設が爆撃を受け破壊されている。
Gaza cor 11
現首相ハーニアは歴戦の対イスラエル戦士。90年代イスラエル市街を襲った数多くの自殺テロ指導でキャリアーを作った人らしい。彼を消すこと(殺害)はイスラエルの一つの目的。彼の片腕か、ある重要メンバーは家族子供を乗せて移動(退避)中に、精密砲撃によって車と共に全員吹き飛ばされた


Zionと一般ローマ字表記の山がエルサレム市街にある。この山に帰ろうと言う精神的運動が19世紀末に始まり、やはり半世紀の紆余曲折の後に、2次大戦後に国連手続きを経て奇跡的に人工孵化した。この運動を始めた人物が建国の父と言われる。地球上あらゆる場所からユダヤの人々が殆ど不毛の乾燥地帯に`帰還`し始めるのである。

東欧イディッシュ言語や露語、スペイン語にアフリカ言語を話す多岐多様な人々が、20世紀におよぶ空白時間を置いて、パレスティナの地に帰る。独蘭でホロコーストを生き延びた知識人も帰って行った。恐るべき事業に思われ、海水を真っ二つに割る奇跡に近い。モーゼはそうしてエジプト脱出の同胞を故郷へ導いたのである。

昨日今日の紛争勃発の構図は、住み続けていたパレスティナ人versus(vs)帰ってきたユダヤ人である。もしもシオニズムが起こらなかったならば、モーゼの民は散らばったまま夢にさまよい、パレスティナは別の戦いや困難に浸かっていただろう。とわに解決できないか…。私は、平和は来ると思う。時間区切りで乱暴に推理すると、なお半世紀を待たねばならない。今世紀末に、もつれもつれ紛争の象徴的過去事例として語られよう。

[補足];
1.35年前、知り合いになった人の名はアイサ。のち親しくなって、共通の友人からその名前はユダヤ由来だと聞いた。彼の亡父の職業からユダヤ(系)と分り納得した。USユダヤ社会を見よ。欧州から逃れ、真面目ながら`豊かな`人生を楽しむ人が多い。僕もそうだよ。喜びも怒りも悲しみも…、楽しみと共にある。左様な単純極まることを、なるほどと無知な私は教わった。
ダイアモンドと言う苗字はきっとユダヤ系だろう。原石を研磨して初めて、輝く`愛`のシンボルになる。南アフリカ鉱脈発見(16世紀末から17世紀初頭らしい)以前の原石はインド産。アントヴェルペンとインド原石との絡みは別に譲るが、近代になりダイアモンドの街としてフランクフルトとアムステルダムも知られる。これは1648年の欧州再編を契機にする。30年と80年の両戦争で大地も人心も慌廃した。平和が渇望され、諸国はミュンスターとオズナブリュックに集まり、幾多の約束をした。これがアントヴェルペンのダイアモンド産業の衰退になり、上記2都市への`疎開と分散`に繋がった。19世紀工業革命でダイアモンドの工業用途が開発され拡大した。研磨技術の進歩と`近代グローバリゼーション`によってアントヴェルペンに再びダイアモンド産業の栄光が蘇る。

2.例えば当時のパレスティナは、レバノン東に広がる後背地はアレッポ地区、ダマスカス後背地はダマスカス区、無論イスラエルもシリア共和国も存在しなかった。線引き役者は大英帝国。

3、正式国家声明は14年前。アラファト・ラビンコンビによる平和気分は東欧共産主義崩壊のあと、小国家の独立が相次いだ時に重なる。平和への試みはジーハー(Jihadism)を唱えるタリバン・アルカイダ・ヘズボラなど多くの過激武装グループの台頭やテロ活動(ナイン・イレブン)により、いっそう困難になっている。モルシエジプト大統領は(英語彙Brotherhoodの)ムスリムを支持基盤にする。イスラム原理主義に相応すると思われる組織だから、言うまでもなくガーサ・ハマスを全面支持する。将来欧米にとって厄介な事態になり得るかも知れない。

4.歌い上げた;アラブ諸国は正式に国家として認めているだろう。日本を含め`西側は`現に存在する地域勢力をそのまま受け入れているが、国家として正式な外交関係を持たない。言わば、闇で存在していることになる。ハマスはヘズボラやアルカイダと並ぶテロ組織と認識されている筈。

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Uprising 抗議デモ/アラブの春

中近東の火だね 聖ニコラス祭の日々に日本の備えを考える

US大統領はアジア訪問旅行に出るが、彼の言として「ガーサ紛争の縮小を望む。攻撃に対するイスラエル自身の防衛しようとする行動は理解できる」旨が伝えられた。オバマが2期目に出会う初の要人はアンサンスーチー女史だそうだ。既にワシントンに彼女を迎え、その返礼になる。ミャンマー大統領との会見が公式に発表されているが、一番の楽しみは女史との会見だろう。外交のかたちと言うか、持って回った`空々しさ`は基本手続きである。

US政権の100%理解、即ちバックアップを得て、イスラエルは7万5千の予備兵を招集。ガーサを囲むコンクルート塀沿いに展開。そして数日内にガーサ内部に侵攻すると思われる。確か自由保守党…リーベルマン外相がクリントン外相の`慎重さを望む`声明を尊重して、仲介者エジプトと密にコンタクトするそうだ。つまり軍事配備完了する間に、交渉をしようと言う分け。

ベルギー・アントヴェルペンの祭。12月6日生誕・聖ニコラスの前夜祭は欧州伝統祭。6日前夜に彼は黒斑点入りの白馬に乗り、黒人少年ペーターを伴って子供たちに贈り物をする。白髭のニコラス老人が本日、ベルギーやオランダに帆船で到着、5日の本番まで贈り物を整える準備期間が必要...(参照;テーマ項目の家族その唯一の作文はこの行事について…私の日々そうそうです)
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同じ日々、昨日の木曜と本日、`ファジャ5`ミサイル5発が20年ぶりにテル・アヴィブに放たれた。5名ほど犠牲者が出た。直ちにイスラエル空軍が20数か所ガーサ域内標的に`精密`報復を行う。精密にも拘らず、人口密集市街故に50名近い死亡者と多くの傷者が出る。


イスラエルのいくさ上手はどなたも御存じ。優れた兵器は狭いガーサ地区に対応して開発されている。無人飛行攻撃機(ドローン)運用の好機である。なぜならイランがヘズボラ・ドローンと称す無人攻撃を既にイスラエルに向けて発射した言われるから[補足1]。ハマスの壊滅が政治目標だから、今度は腹を据えているのではないか。国防相は首相経験者/元軍人の小柄勇猛なるエフード・バラックで、戦術は6日戦争のように、強襲短期決戦…。

アラブの春と無関係のようだが…。ヒラリー・クリントンが最友好国の`慎重`を望むのはアラブ再編成と深く絡むからである。ヘズボラがシリア内戦に関わっている[補足2]。本拠地レバノンで先日、国家安全責任者の暗殺テロを起こし、シリア・アサドを間接支援している。小隊単位で、自由シリア軍に打撃を加えていると思われる。同時にハマスと共に対イスラエル戦線を組んでいる。この武装勢力・ヘズボラを支えているのはイラン。イランは西側物資封鎖によって弱体化しているが、近くウラン中濃縮化を実現、その`中`核爆弾でイスラエルを威嚇する戦略である。この`威嚇`はいつでも攻撃できる状態ゆえに、イスラエル次期目標はこの`威嚇`を排除すること。

左;ハマス(Hamas)リーダーHaniyeh。ハマス本部はこれまでに何度も標的になり、昨日~今日の砲撃で全壊したそうだ。
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左:チジニア外相Rafik Abdesslem。昨日のエジプト首相Hisham Kandilに継ぐガーサ訪問。両国ともアラブの春によって旧独裁者に代わる選挙を経て選ばれた政権担当者たち。孤立地パレスティナの現政権(ハマス)への連帯感の表明。


イスラエル首相ベンジャミン・ネタニヤフは最近の国連総会で、今日にでもイランの核兵器が完成すると演説した。彼は昨日ハマスの攻撃について言った;国民の生命を守るために考えられる全ての措置を採る。
かつてエジプト経由でリビアなどのソ連製武器がガーサに運ばれた。それは今も続いているらしい。アラブ陣営のパレスティナ支援は独裁者当時と同じであるから…。それを断ち切る。するとイスラエルへの大方の攻撃を防ぐことが出来る。言い換えれば、今や武装兵力に育ったハマス拠点を叩きつぶすこと。

エジプトの民主的な大統領モハメット・モルシとトルコのタイップ・エルドガンが共に紛争収拾にどう動くか?トルコも、と言うべきだろう、イスラエルの仮想敵国だ(った)。トルコの自由シリア軍への支援は既に明らか。密かな武器援助が行われている模様。NATO第3の強国でEU,中でも仏英と同じ歩調でアラブ蜂起に協力してきた。モルシは国民のパレスティナ声援をどう織り込んで、紛争解決に回るか? 手品のような言葉の芸術が必要になる。

イスラエルのUS大使Michael Orenと思われる。右はイスラエル空軍の精密砲撃のヴィデオ画。ファジャ・ミサイルがテル・アヴィブ病院を標的にしたのと違い、イスラエルは軍事目標だけだと。
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カイロに本部を置くアラブリーグが直ちに会議を招集。


日本政府の中近東政策は米国方針に沿っている。イランへの具体的な非輸出項目はUS及びEUに準じる筈。ヘズボラとハマスに関する限り、短く言えば、日本はイスラエル側と言うこと[補足3]。言わば欧州機構EUと同じ立ち位置だ。これら`西側`諸国は、リビア蜂起とシリア内戦[補足4]に於いて、執拗に独裁者支持・支援した/するソ連邦と支那と真っ向に対立している。この事実を普通の日本人として新たに認識して良いのではないだろうか。

中近東の長い抗争と近年の極東情勢は似ている。地理的に日本は、イスラエルのように孤立している。国家は領土を前提に成立している。イスラエルは領土をパレスティナの地に得て、生まれた国家である。その土地を失えばイスラエルは消滅する。土地を守る事が国民の生命を守ることと同義なのだ。ところが竹島は韓国に実質支配され、尖閣ほか沖縄県所管の島嶼が危機にさらされている。

1970年代半ば以降、国境における小競り合い/紛争/戦争において共産支那が圧倒的に実績を持つ。ソヴィエト・インド・インドシナ(ヴェトナムなど)、、、。抑止力を持たない小国または友好/平和を歌い文句にのんびりする国は歴史上常に呑み込まれるか消滅してきた。同盟国USの沖縄基地が無ければ、既に支那は実質的領海侵犯を行い、沖縄領有を主張していただろう。

仮に島嶼域で支那と武力衝突が発生して、スワ日支戦争かと言う状況になった時、隣りの韓国は助太刀するだろうか。日韓に日米安保条約に値する拘束はない。つまり韓国は同盟国でない。韓国は朝貢国の習わしを持ち、巨人(でくの棒であっても)に刃向う無謀を回避するだろう。現時点で誰が信頼できる日本のパートナーか、考えてみたい。

日本の国力充実が望まれる。国土を精一杯用い、インフラ整備をさらに進め、人々が協調して働き、GNP/GDPに貢献すること。軍国化と言う陳腐な表現時代は去った。平和で豊かな国家を維持する努力とは、細かくは実践経験のない自衛隊の質を高め、戦術戦略を鍛え、兵器精度を常にアップグレイドすることなのだ。日本の軍事産業のシンボル・三菱をハッカーする事件があったそうだが、ハイテック情報を仮想敵に盗まれてはならない。仕掛け人の意図を知り、脇を固めてほしい。

欧州におけるこれら常識、備えの感覚を普通の人々が持つ時…。八方敵のイスラエルの人々を想像するのはどうだろう。三菱初め技術伝統を持つ日本企業がイスラエル軍事技術開発に学ぶ点は大きい。日常が戦時状態の国である。武器精度アップと共に人々の心構えが出来ている。備えする日常があって、平和を享受できる…

[補足];
1.雀蜂のような最強武器と言う意味のドローンはイスラエル軍事輸出の近年の稼ぎ頭。イスラエルを取り囲むイスラム諸国に売らないのは勿論だが、インド・ブラジルなど得意先は多い。参照;昨年10月25日、ドローンは雄の蜂 無人戦争の時代が来る? 衛星誘導無人攻撃道具。

2.Hezbollaはhezbとallahからなる熟語。神の党、アラー神に守られる人々、即ちレバノン人を指す言葉。イスラム教にシーア派とスンニ派と言う二大潮流がある。身内ほど憎い…、敵対関係の歴史だ。ヘズボラはシーアに属するようだ。因みにバッシャード・アサドはシーアの枝分かれの一つアラウィートに属し、現シリアにおける少数派。つまりシーアが多数スンニを支配してきた。レバノン政権はキリスト教とスンニ派そして近年加わったヘズボラから構成され、多難を極める。暗殺された前首相は確かスンニ派で、シリア・アラウィートとヘズボラの連携テロと思われる。

3.日本とイスラエルと言えば、外務省の外郭事業だった(現在について不明)海外青年協力隊のキブツへの農業支援を思い出す。青年達が海外に出たのは高度成長期の昭和30年代から昭和天皇が亡くなる頃までか? 一方キブツはこの種の集団農業組織で史上最も成功したと思われる。欧州市場に入る目新しい果物にイスラエル産が多いと言うか、農産品開発のリーダー役割を果たしているのかもしれない。典型例は日本産品種の柿で、現在ではスペインやポルトガル・イタリー産が競合している。知人の娘さんがキブツと関係、話を聞いた。21世紀のキブツは農業技術開発と共にコンピューター・ハイテックを含むそうだ。

4.昨日、政権を離れ隣国に逃れたシリア法務長官Ali al-Aounの言葉が象徴的;シリア政権は既に存在しない。バース党は空っぽになると言う。彼もスンニ派の副大統領Farouq al-Sharaaもすべて要人はシリアを支配したバース党メンバー。自身の声明はないがアル・シャッラもヨルダンに脱走したらしい。自宅逮捕とも伝えられ、事実確認が無い。ともあれ、家族を隣国に安全逃避させた後に、大抵の場合、自由シリア軍協力を得て本人が脱国する。8月の当時の首相脱走が弾みになり、既に高官64名にのぼる。
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Politics and economics 政治/経済

バラック・オバマに降って湧いた憂鬱 Barack Obama 

左から2人目がデェヴィッド・ペトラエウス。右端はデェヴィッド夫人ホリー・ペトラエウス。真ん中はジルの旦那スコット・ケリー。そっくり二人は双子姉妹ジルとナタリー。スコットの右が女房ジルと思われる。
名称未設定 03
パウラ・ブロードウェルがアフガン派遣軍司令官ペトラエウスに仕えた少佐時代の体験から、退役後に彼の伝記を出版。その宣伝のためにあちこちメディアに登場。伝記作家以外は子供3人の母親。ノースキャロライナ州中都市シャロッテ住まい


嘘のようなホントの粗相がバラック・オバマの国で進行中。ウォターゲイトのニクソン大統領スキャンダルもチンピラによるお粗末を極める事実だった。ワシントンポスト紙の二人の記者によって明るみになったのだが、調査ジャーナリズムの真髄を示した。同じワシントンポストの記事をさらっと読み、各サテライト局の画像をチラッと見たので、号外っぽくアップしてみる。

      Petraeus 03
左;デェヴィッド・ペトラエウス、先日CIAボス職を辞任したばかり。この写真はアフガニスタン派遣軍司令官の頃か。右;デェヴィッド・アレン、当時の副司令官。北大西洋条約機構軍の司令官に栄転予定だったが、スキャンダルが雪だるま式に膨れつつあり、転出は当分お預けになる。

大統領選以前に、CIAのボスの夫婦外関係とNATO次期予定司令官のペンタゴン文書リークが民主・共和両党有力議員に判明していた。連邦捜査局FBIと中央情報局CIAとが既に捜査中で、さらに調査要員を増やすだろう。USA国家安全を成立せしめている両機関の案件を大統領バラック・オバマは知らなかった。つい最近知って、寝耳に水、恐らく朝黒い顔が白ざめたか…。

ペトラエウスのスキャンダルがわくわくする気分で、まさにスキャンダルらしい内容に発展するように期待されている…。パウラの上梓した伝記All inと言う題名が二重の意味になり、あらためてベストセラーになるかもしれない。三角関係にセックス、軍高官たちのソーシャルネットワークのいかがわしさ、その貞節な奥方と旦那の密通相手の若い愛人たち、大統領選挙までスキャンダルをカバーアップしたかもしれぬ情報局幹部、そしてこれらすべてがオバマ再選に賭ける謀略シナリオだと…。考えられる料理材料がオールインになっている。とざい、とうーざい、芝居は始まったばかり。

      Petraeus 01
上;Jill Kelley 主婦でフロリダ州タンパ基地でヴォランタリーで働く。ジルは下写真のアレンからペンタゴン文書2000~3000頁に及ぶ量(Eメイル記録)を私信を交え受け渡ししたとされる。この事実はFBI調査で分かった。数か月前に嫌がらせメイルを受け取ったジルがFBI知人に相談した。嫌がらせメイルの送り人がパウラで、メイル送付を指示したのがペトラエウスである、とわかったそうだ。ジルの親しいこのタンパFBI支局員が何者か分からないが、明らかに`オールイン`舞台の出演役者である。ケリーとアレンの性的関係が疑われ、これも調査中。

もしもリビアのUS公使館におけるクリス・スティヴンスと館員3名さらに(CIA要員)2名の暗殺テロがオバマ政権下のミスによって起こったのであれば、民主党大統領2期目が実現しなかったかもしれない。もちろん、こうしたスキャンダルにはオバマ側と共和党両サイドの謀略説が`ふわふわ`と浮かんでいる。

スキャンダルは伏せられていたかも…と共和党は疑う。ジョン・マッケーン率いる共和党安全コミッティーメンバーはウォータゲイト並みの議会公開調査委員会の設置を言いだしている。ミューラーFBI長官とその上司に当たる内閣担当ジェームス・クラッパ―はCIA長官の調査を大統領に報告していない。何故か?ホワイトハウスのスポークスマンはイヤ今回たまたま起こったミスコミュニケーションだっとそ知らぬ顔。不思議と言うか臭い匂いを嗅ぐ人がいる。

フロリダ州タンパにあるマックディル空軍基地は海外米空軍の中央司令部である。米軍のそうそうたる将軍たちが勤める。だがタンパはニューヨークや政庁地ワシントンと大違いだ。言ってみれば、ド田舎だろう。軍将官はかつての日本帝国軍人と同じで社会的地位と俸給は高い。しかし閉ざされた野暮な世界。空軍基地/米軍の正式雇用者でない只のヴォランタリー女性が合間を縫って自由に振る舞う余地があった…。

ヨルダン移民の二世である一介の主婦が国家機密溢れる組織に自由に出入りして、軍トップのさまざまな面倒を見ていたらしい。ジルは殆どタンパ軍人社会に知られていなかったが、ペトラエウスとアレンと言うトップと親しかった。何故だろう? 写真を見ると肉体ヴォリューム溢れる人だから、旦那方が密かに惚れたか、下心があったのかもしれない。

野心ある女性は自分の若さや性的魅力を香水のようにふりまく。また、好きになった男に垣間見せる性的魅力と言うのは女性本能だろう。それを武器に社会階層を駆け上がる女性は万といる。ジル・ケリーは恐らくそうして特定の高官に取り入ったと考えられる。何かの際にタンパの警察を呼び“I am an honorary consul general,”と述べたと言う。コンサルはローマの例えばカエサルの称号あたりからの語彙だ。それゆえに「何者に対しても私は“inviolability”なの」と言ったそうだ。

神がかりの気のおかしい言動だから、びっくりする。敢えて勘案すると、タンパの軍高官に尽くす私は特別な名誉ある総統的待遇を受けているので、誰も私の持ち物/財産に干渉できない…そんな意味かも。因みに彼女と妹ナタリーはそれぞれ4百万$借金を抱えているそうで、借金取り立や差し押さえに怯えていたのかもしれない。

いやはや、パウラとジルと、対する四つ星将官の奇怪な関係。タンパと言う平凡な街、しかし軍社会の特殊な現実がそこにとうとうと流れる。

バラック・オバマはあの1文づつ区切って喋る明快さで、当分アレンを信頼するとサテライト局ニュースで演説している。ミューラーからペトラエウス調査中の報告を受けたクラッパーが即座に辞任を促したのだが、オバマ曰く;元CIA長官のイラク・アフガニスタンの功績は称賛に値する。今、難しい状況だが、ご家族の精進を希望している。奇妙な励ましに聞こえる。調査結果やコングレス(下院)召喚の質疑の結果が出るまで、表面儀礼を保つ積りなのだろう。


Paula Broadwell、陸軍士官学校(アーリントンか?)卒業後軍に務め少佐で退役。スキャンダルの出だしはブロードウェルとペトラエウスの不倫。アフガニスタン派遣期間いっぱいに続いたと思われるが、地元紙の後追い記事の紹介がないと分らない。
パウラ・ブロードウェル、オール・インの著者と言うキャプションの入るTV放映のシーン。軍歴のある女性だから軍情報に詳しいのは当然。しかしそれ以上を知っているようだ。例えばリビア・ベンガジで発生したUS公使館への攻撃、計5名US人命が失われた。このテロにかなり詳しい論評をある大学で講演…。時間の前後関係が不明だが、ペトラエウスが寝床でパウラに話して聞かせたのではないか。

Petraeus 02      
ペトラエウスとブロードウェルとケリーの家族たちはパーティーや日常生活で大変仲の良い友達だったとゴシップ紙が書いているらしい。左にペトラエウス、右にジルの写真は上と同じで、丸印はゴシップ地元紙の説明か。

ぺトラエウスはエリート士官学校ウエストポイント卒業。カデット(卒業まもない少尉あたり?)の時、4つ星将軍の娘ホリーと結婚した。私たち愛し合っていたからこそ結婚したのよ。亭主デェヴィッドの計算づくの結婚と言う悪口にいつも敢然と答えていたそうだ。外地勤務の多い軍人家族を守る理想的妻として、軍家族組織で重要な役割を負う。亭主のCIA長官任命式や他公式行事で知名、同時に尊敬される女性と言う。

結婚37年めに、起こった亭主の浮気絡みのスキャンダルにどうするか?愛人パウラを既に承知しているかもしれない。初めの写真をご覧になると、苔むした古女房がいないアフガニスタンで若い仕事パートナーと通じる亭主の気持ちが理解される。あるコラムによると、司令官の男に取り入る女は珍しくないそうだ。

きしくも似た例がある。5年ほど前にキリスト教民主党(CDA)ジャック・ド・フリースが蘭国防省の準大臣に登用された。アフガニスタンNATO派遣軍訪問の前後、高官スタッフ女性と懇意になった。多忙職で常に彼女を同行する。他スタッフの同行無しが殆どだから、ホテルに2部屋を予約するが使うのは一つだ。その後、女房家族の自宅でなく彼女宅に住んでいる事実が議会で明らかにされた。大臣は国民の規範/模範であるべきかどうか、私は知らない。

勤務中の情事で、かつ家族をないがしろにする非キリスト教的`破廉恥`と見なされ、辞職せざるを得なかった。準大臣への抜擢が彼に新世界を開いたわけ。以来このおかげで彼はCDAサイドのスピン・ドクター役でメディアに売れている。かの女性とは直ぐに熱が冷め、分れた風評が伝わる。

昨夕(13日)、FBI係官たちがシャーロッテとタンパのライバル女性たちの自宅から文書/コンピュータ―など証拠物品を幾つもの段ボール箱に詰めて持ち出した。これらの文書/コンピューターにCIA軍事情報が含まれている場合、その情報提供者が問われる。パウラへのペトラエウス、ジルへのアレンの司令官たちがもし罪に問われるならば、オバマ内閣にも波が押し寄せよう。しかしそれにはしばらく時間がかかる。

ホリー・ぺトラエウスさんへの同情が集まっているようだ。パウラはこれをバネにしてさらに有名人として発展するかどうか。そしてジルとアレンとの誘惑っぽい/くすぐりあうようなEメイルやり取りの調査結果の公表。この辺りが当面の期待される`わくわく`スキャンダル焦点になろうか。

US国連代表スーザン・ライスがヒラリー・クリントンの外務大臣職を継ぐかどうかも、ベンガジのテロとペトラエウスとの絡み具合で決まるのだが、これは一般庶民にそれほど関心を呼ばないと思われる。ずいぶん低次元の`US将官のお話`である。

下記の余談でとりあえず話を閉じたい。パウラとペトラエウスのEメイル発覚防ぎの方法を紹介する。彼らの場合、帰国して互いの密かな楽しみだったのだろう。やがて火が消えると、ある種の工作手段になる。証拠の残らないメイル利用は最近の映画で用いられ、ご存知の方が多い筈。

発進されたEメイルは追跡できる。ネットワークに保存されるから、証拠ありでお縄を頂戴する。そこで将軍と伝記作者は一つのGメイルアカウントを作った。そのパスワードは彼らだけが知っている。彼女は伝えたいことを書き、それをDraftに入れる。草稿/コンセプトを考え、まだ発信しない作文である。彼はどこかで、同じEメイルを開き、彼女の書いた草稿を読む。そして返事を書く。やはり発信しない。こうして彼らはDraftのみを行う。発進されないので、記録されず且つ誰も内容を知らない。情事/不倫あるいはマフィヤなど秘密交信に便宜されているようだ。

今もどこかでパスワードを知らない妻or年老いた旦那がスヤスヤ眠る傍ら、亭主or若き妻はDraftにいそしみ、心を燃やしながら、逢瀬の場所/時間を書き込んでいる。
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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