ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Nature 雑草 フローラ/ファウナ

1揃いの2011-11-11 菊は秋に咲く花 居候ウサギと臭いジェームス草


霜の月と言うのが分かる。冷たく寒い。11日の今日は21世紀に1度出きる1が6個揃う日。市役所の別課といえるような市民結婚館は忙しかったと思います。教会の古めかしさを嫌う人々は役所の結婚担当者または知人の言葉を得て、しばしば時を刻んだ館で夫婦の誓いを交わす。その場で夫婦登録が出きる、友や親、あるいは祖父祖母の証人署名を並べ。

一端休息して、野趣あるレストランや森のホールで結婚パーティそしてディナー、夜は街のディスコの気兼ねない連中を加え祝い会。そんな感じになるかしらん…。手作りパーティなら、50万円で充分かも知れません。

今日の午後は寒かったから、外の芝で愉快に歌い踊るのはチョット難しかったでしょう。こんな実質的な結婚をするのが多いので、結婚会館と言う産業はヨーロッパにないのかもしれぬ。たいそうな(と私の偏見…)プロの結婚式司会業も、だから存在しないんでしょうね。

秋は結婚式。秋の花は菊。あらためて、冷たい空気の中で半分ほど花開いたボール状の菊をみて思う。清楚なシラギクについて、チラリ考えて見ると、菊は殆ど園芸種として丹精して育てられる花だと思い至ります。野生種は欧州と日本いずれにもあります。しかしふだん北にいる私は目撃できません。村で出てくるマーガレットやカミツレ他10数種は"菊”じゃ無い。

菊科は沢山の属を含む大きい科で、日本で言う"菊”とはその中の一つの属にすぎない。けれども、日本山野にいろいろ個性あるキク種が揃っているようです。3年前にいただいた半円状に咲きあがる白い菊はキク属の人の手が入ったイエギクと呼ばれるのではないでしょうか。

ベルギー・フェントあたりに欧州イエギク栽培本拠のひとつがあるそうです。こんもりしたカラフルなキクをベルギー人種は教会墓地に飾っている。ブリテン島も盛んに栽培され、貧しい我がシロギクのラヴェルからそこ辺りの出荷と思います。中国栽培種をネタにしてさらに開発を進めた園芸技術立国・日本産種が現在のヨーロッパ菊専門業の基礎になっているようですね。

家菊Iとパスポート図案 1
正午頃の陽影の菊。当地の菊だから「洋菊」なんでしょう。そろえて咲かせる知恵がなく、面倒も見られない。菊に申し訳ない。

  霜が降りてもまけないで 野原や山にむれて咲き
     秋のなごりをおしむ花 あかるい野菊 うすむらさきよ
         ”野菊 三番”  石森延男/作詞 下総皖一/作曲

懐かしい唱歌のこの"ノギク”がどんなキクか、一寸分からない。うすむらさきの色の野生キク種を知らないのです。石森の野菊に対する感情移入の結果かもしれない。リラ色のキク科園芸種はあちこちの庭に見るのですが。

パスポートの紋は皇室の図案と異なる。外側花弁の間に裏側の花弁円弧が加えられた図が天皇家々紋だと思われます。コピーライトがあると言うよりも、使用する家のオリジナルをみだりに用いることは差控えるべき…。ウィクで調べると皇室紋を「十六八重表菊」と呼ぶそうである。

パスポートは一般皇室関係方、または政府組織に用いられる普遍版なのでしょうか?右に矢印を沿えたマークは内部にチップを埋め込んだことを示す? パスポートの最下部に印刷される記号だから重要なんでしょうが、よく分からない。このレイアウトならば、ここに発行元外務省”紋”が来るべきでは…。

Merel en Rodeborst 01
ぺんぺん草の生える庵の庭に10種くらいがくるようだ。ブラックバードの雄(左)と雌(右)。ブラックバードをクロウタドリと言うらしい。ピーピー鳴くが、鴬までいかないゾ。

赤い胸の鳥が不鮮明ながら、ブリテン諸島でロビンと言う。サー・ロビンと言うナイト(Knight)爵にも見られる。騎士の赤い衣服はこの鳥からだろう…。中世騎士の勇敢なイメージと小鳥の可憐な様子から、ユニセックス名として人気がある。Rotkehlchen(ロートケルチェン)と溝向こうで言うのは「赤いロビン」だから重ね語になっている。白いロビンはいない筈。和名をヨーロッパコマドリと言うそうだ。

Merel en Wildekonijn 02

鼻をピクピク震わせて居候している小兎が出てくる。思った通り、鳥たちは気にしない。ウサギは一つのロゼットをのぞき他雑草全てを食べている。口にしているのはセイヨウタンポポの葉っぱ。美味そうにモグモグとたべている。タンポポ全ての部分が人間の健康に役立つのだから、小動物に言うまでもない。終日まじめに食べ続けるから、ボーボー部分を綺麗に短くしてくれると期待感が膨れてくる。

Jakobskruiskruid
コウサギの食べない草は、夏から秋の入り口まで野原を黄色に覆う「ヤコブ十字草」。増殖力が強く農家の悩みのタネ。アルカロイドと言う毒素をこの仲間は含むそうな。馬も知っていて、食べないで残している放牧地を見ました。野生動物をさておき、家畜の牛馬すべてが知っているんでしょうかね?

秋が深まると、枯れて姿を消す草もあり、根生草(ロゼット)で冬を越すヤコブ草の類もある。イソウロー・バニーはそのロゼットに手をつけていない。さすが一匹で生きねばならない身なので、よく知り注意深い。バニーと言おうとも野生に違いないから、そのうちパートナーを作る筈。すると新居へ越していくかも…。

このヤコブはイエス使徒ヨハネスの弟と聞きます。先般あげたレオナルド・ダ・ヴィンチもレンブラント・ファン・ラインもエル・グレコも含め、あらゆる画家が彼を描き、キリスト教史で重要な実在人物のようです。男子名としてヨハネスとヤコブスはNo.1を互いに譲りません。アラブ/ヒンドュー/スラブ圏を含め、言語ごとに適応した両名の綴り・発音が無数に存在する。

7月25日に彼の祭りが催される。その頃に盛んな花ゆえにヤコブ名が付けられたそうな。英語だとjakobaeaとかJamesとかそんな風な語彙になる。ジェームス草は毒素が強いので、臭い雑草なんて呼び名もあり、散々な待遇を受けている。しかし毒素を内に持つなればこそ、逞しく生きていける。ジェームス・ステューアルトやジェームス・マードックなどは左様な一人か…

追:いずれのジェームスも米英人名事典で出てくる。前者は史上合わせれば何十万人になるかも知れない凡俗な姓名ですね。御存知のJSとJMを思い浮かべてください。
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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