ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Oh every day 日々そうそう

ヴァイナハツ・マルクト  マツカサを供給するのは文字通りの松仲間



クリスマスの日本語があるかとフト気にかかりました。"キリストの祭"なんて、わざわざ言いませんね。隣村でWeihnachtenと言います。仮名化するとヴァイナッフテンかな…。ヴァイエ(Weihe)つづりの苗字の人がいて厳かな気分になります。先祖がそんな人だったか、聖なる儀式にたずさわる職業だったのでしょう。四国にドイツの人々が暮らした村がありましたから、その四国にヴァイナッフテンらしきがあるかも知れませんよ…

Noëlはフランソーゼ、Nataleはイタリアーノ、Vánoceはチェキ、、賑やかにいろいろあって当然でしょう。ギリシャ・ローマ語彙からの単なる直訳も、出来事への着眼点が違う為の別語彙もきっとある。ギリシャ正教の流れの土地なら、全く異なる意味を付していたりするかも?安土桃山時代の九州ですね、その隠れキリシタンはどう呼んでいたでしょう?

Weihsnachte markt b
Weinachtsmarkt 021

オーストリア・スイス・ドイツの殆どは"厳かな夜"、言い換えれば"聖なる夜"がクリスマスを示す。クリスマスは古英語でラテン語系由来のようです。「神の子+祭り」と言う素直な熟語。クリスマス・キャロル"清しこの夜"の英歌詞で、Silent night, holy nightは原詩のStille Nacht Heilige Nacht (静かな夜 厳かな夜)をそのまま写しています。1816年に神父の助手ヨーゼフ・モールが書いた6行詩にヴァイエ・ナッフト語句は使われていません。クリスマス行事を示す言葉だったから…。

London and Viena markt

12月、町も村も何処も飾りつけで輝きはじめます。大掛かりなイルミネーションが日本の数ヶ所であるそうです。ヴァイナッフテンの時期なら、いっそう気分がつのる。師走に向かう気分に相似すると思います。左の教会はウィーンのカルル教会。そこで催うされるクリスマスのマルクト(=青空市場)のうたい文句は"ハンドメイドのヴァイナッフツ・マルクト"。いわばグリーン/環境派/オルタナティブ/一寸違う…そんな今風に響きます。

自分の手でこしらえたクリスマス飾り…。工場の大量生産品でない、心を込めた手作りのモミの花輪やローソク立て、クリマスカードに蜂蜜ハーゼルナッツのクリスマスブレッド。昔ルドルフ・シュタイナー学校で毎年この行事に参加していました。都心の広場や通りがクリスマス飾りを売る屋台で一杯になります。この仮設店をクラームと言い、この商い人をクラマーと言うそうな。なるほどクラマー・クラマーが青空市場のオジサン・オバサンなわけです。

有志父兄が数日、代わる代わるのクラマーになります。しかし商品はパパママが数ヶ月前から手作りでがんばって備蓄するのです。シュタイナー思想を表現する優しい様々な商品アイテム。オーストリアのある木工玩具メーカーはほぼシュタイナーをベースに製品開発を行い、一般に広く求められる木工品として知られます。それらしき印象の細工もの・オモチャやパン切り台を私たち木工クラブの父親達が作ったんです。手作りが味噌と言うか、大事だと思います。

ヴァイナハツ・マルクトは12月の好例行事で、あらゆる市町村で開かれ、大規模なのが多い。遊具が出る場所も音楽ステージが並ぶ場合も、クリスマスデコレーション以外のいろいろ商品屋台が混ざったり、業者にとっては掻き入れ時で無いでしょうか。

独蘭言語圏に私は馴染むだけですが、南の国々でも派手に盛んに、行われるに違いない。厳かな本物日々が来る23日まで、ヨーロッパ中が賑わうのかもしれません。アドヴェントと言うイエスの誕生日に徐々に向かう行事と平行して進む感じがする。北欧の神々と混ざり合ったスカンディナヴィアのクリスマス行事とそのアドヴェントは周囲の雪景色と調和して、恐ろしく北欧ロマンにみちみちます。

するとギリシャとイタリー・スペインはどうなんだろう? ビジネスライクな新政権になり、新たなデモが打たれる南欧のクリスマスがどうなるのか心配になる。20世紀にわたり継続している聖なる祭りだから、そのための準備の青空市場ですからね…。

Weinachtsmarkt op TV

飾り物を作る教室。モミやヒイラギの枝と葉っぱ、苔や木の実も。扉や窓にかける輪やサイドテーブルや食卓を飾るスタンドをいかにして作るか、左の女性が視聴者に優しく教えています。マツカサは特に重要な材料。小から大まで揃っています。

Big Pijnapples
このようなしっかりした大きな松傘を作るのは地中海沿岸に生える松仲間に多いような気がする。右はスペイン・アリカンテ採取の3葉松。種子も大きく食べ甲斐がある。

マツカサも非常に沢山必要なので、世界中から集まってくるのではないでしょうか。マツ(松)科のものならOKのようです。マツカサを作る樹種にモミ/樅属・トウヒ/唐檜属ほか幾つかがある。あるモミ属マツカサは20センチ長の立派ぶりですが、種子が熟すとバラバラ倒壊する。つまりマツカサとして姿をとどめないモミ仲間が多い。「モーミの木、モーミの木」と歌うけれど、マツカサを供給してくれないのです。そこで代役を務めるのは松仲間のマツカサなんです。

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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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