ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Miscellaneous Human History 雑史/外伝

ウエストミンスター 野次議会の伝統


昨日の下院公聴委員会に続き、本日は下院のDキャメロン説明とその後の討議で唾がとびあった。

イェーと相槌をうつ議会討論風景は恐らくウイリアム3世の頃からの伝統とおもわれる…。つまりジェームス2世が3年半あまりの王だった時の与党、カトリック・トーリー党と、その後を襲い共同王位に付いたジェームスの長女メアリー(=マリー=マリア)2世のプロテスタント(アングリカン)・ウイッグ党が激しく応酬しはじめた17世紀末。

経費水増しスキャンダル後、私腹肥やしの多くの連中と共に、ジャジャ漏れ使い放題Speaker(議長)前任者が国民に謝罪して退いた。昨年9月撰ばれたのがトーリー(保守党)のJ.Bercow。若い分だけ颯爽として、今日は名誉なるスピーカー職に相応しく、声を張り上げねばならかった。(中央奥の大きなスピーカー椅子に座っている人物)

イエーと言う大コーラス。バックベンチから大声の野次。キャメロンが真っ赤な顔でトーンを上げても聞こえるわけが無い。バーカウは「オーダー、オーダー」と何度も議会の静粛を求め、「諸君は国民を代表してここにいるのだから、議員に相応しい態度を示してほしい」と言った講釈をするんです。永田町の国会議事の最中でも、昔はもっと酷い混乱があったが、、

保守党出身なのに、質疑中のレーバー(労働党)議員に対する注意以上に保守党同僚をしかりつける。連立を組む少数政党ウィッグ(自由民主党)メンバーも邪魔声を入れるが、どうやら大多数のトーリーメンバーはバーカウを嫌っている感じを受ける。スピーカー職の体裁上、使える税金も一般議員より遥かに余裕があって、要職である。しこうして、嫌味を彼は受けているのかも知れないと思った。

ウエストミンスターにカメラを入れるのは長い間、実現しなかった。確か野次を飛ばせないと言う理由もあったと聞いたけれど、何のことは無い。イェー合唱の伝統はたくましく生きているのだ。決して座り心地が良いとは言えない長ベンチに、今日はことがことだけに議員全員が出席している。与党と野党リーダーが向かい合うテーブルに近い場所はきゅうきゅう詰めになっている。

下院場奥手に四角テーブルがあり、向かって左にキャメロンと与党、右にミリバンドと野党。その向こうに17世紀貴族が用いた長い白髪のカツラを被った事務官たちが並んでいる。騎士や爵位の称号がなお使われるお国柄と言うか伝統で、これはもうこの寄り合い王様立憲国と、あとアフリカの旧植民地諸国に生きているだけではなかろうか。

[記 2011-07-21]
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

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