ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Nature 雑草 フローラ/ファウナ

師走の元気もの ヒナギクとフジウツギ + 呑み込み飲み込まれる樹木たち


12月10日午後、気温5度、陽がさすも直ぐに曇天にさえぎられる。浅い池の端のいろいろな落ち葉を見る。アレ、こんな大きなのがあったか知らん、と驚く。ナツナラ/ハシバミ/シナノキ/ヤナギ/ハンノキの仲間らだが、パット見では分からないのがある。この言うのをパターンとして拾うのと、細部の葉脈と葉形との表情がでて、ものになるかもしれない…。

111210 師走中旬 ヒナギクなど 

12月に元気にちらほら咲く草はやはり"野菊"の仲間だと先月以来、身にしみて勉強したんです。確かにヒナギクがこの通り、あちこちに出てくる。夏場の芝/野原は人に踏まれるため、子供達が走り遊ぶような場所では他の草より低く、もぐりこみ這うような場合が多い。ウインブルドンテニスコートにも出てくるのでローン・デイジーと言われる所以です。寒い冬場はヤンチャ坊主も出てこないので、写真のこれぐらい茎を伸ばす。

地下を走らない根は個体ごとに独立して、春~夏に条件が良いとかなりの塊になり、10センチ長茎を多数展開する。塊ごと引っこ抜き、可愛い花ごと、良く水流にあて土を流す。構成部分は花弁を乗せた八方に出る茎、その下から賑やかに出る葉々、さらにその下に綺麗になった根の集団と言う三つです。これを根部分までの高さのガラス容器に収める。そして水を張る。ひと春、ひと夏、ズーッと見事な野生ヒナギクを愛でることが出きる。踏まれても踏まれても強靭な植物ですから、インテリアに入っても適応性は抜群と言うこと…

はしたないですが、土を綺麗に流しさった後、さらに良く洗う。根が細かいので、左様な作業を"根をつめる"と言うそうだ。充分に根をつめ納得されれば、この塊を天麩羅の地につけて、精進揚げの要領であげてください。可憐な花弁を焦がさぬのがコツ。ヒナギクの栄養分と旬の味を満喫できます。私が時々毒味をして、まだ生きているので、安全とその野性味を保障致しまする!

[植物本にしばしば毒素の持つ植物が上っています。死に至る恐れもあると言う解説の類。銀杏の果実ギンナンの横モジの解説はそのようになっています。しかし日本民族は摂取量を知っている。全ての草花を毒味/食味をする"冒険王"でないながらも、自らの意志で私はたいていの野生植物のグルメ体験をしております。酷い例がなかったわけでなく、しかし成功もある]

111210 Buddleja davidea 01

歩いていると上のまとまった個体が目立った。膝を曲げて、近くで見ました。"蝶々の小木”と言われるマメ科の木。園芸樹木からの種(タネ)がここに着地したのだ。周りを見て、その主は見当たらなかったのですが、ホーッと感心。虫眼鏡で確認したくても、こんな赤ちゃん木で一寸判断しづらい。フジウツギ仲間は確か。フジウツギそのものか、その裏白と言うものか、あるいは秩父で発見されたタイプか? ともかく日本由来の公算が高いように思える。いつか詳しい方に見てもらわねば…。歩道と車道の隙間ですから、育つ(見逃してもらえる)機会は零。消える時に線香を上げると言うのは私の気持ちデス…

111210 Cut Section two examples

樹木が自分で自分の部分を、あるい隣の仲間と絡み合い、呑み込んだり呑み込まれたする(参照:10月10日の日記:虹の架け橋…)。別に不思議な現象でありませんが、ナカナカ興のある出来事なんですね。この場合は切断された樹木からそれらしいのを伺える。普通に林立しあう状態で分かる場合と、切られて初めて分かる場合とがある。今年偶然、村役場の依頼で植木業者が水が枯れて久しい溝に沿う散策界隈を整理伐採したようです。

4~5つの樹種があるようで、その2つを並べてみました。呑みあいを簡単に行うのと、滅多に行わない樹種と言うのがあるような気がする。細胞が浸潤しあう完全同化や外皮を残す不同化があるみたい…。じゃ、大木になり、数メートル幼木をそのまま胎児を内に納める様に飲み込むのか? そこまで私に分からない。樹木の切断面に、中心と外皮を結ぶ放射状の細胞並びの構造体が出るのですが、人間の脳を走査してスキャンするような方法で樹木を見ると、呑み込み状況も放射体もかなり良く理解出来るかも知れない…。

ハンノキについて何処か日記に書いていて、万能で使い勝手のある雑木の代表。水辺に生えて根に窒素固定粒菌を生成します。大変ですが、ためしにこれくらいの切り株を根ごと掘り出すと白っぽく丸い沢山の粒粒が現れます。この窒素ナンヤラのために、切断面が赤くなるのかも知れません。これも尋ねて見なければなりませぬ。

これら二つの雑木の樹皮は剥がれにくいので、乾燥後の差し渡し10センチ以下の手ごろなものは良い細工材料になる。樹皮表情を生かした商品としてチロル谷間のカッコウ鳥時計…、しかしアレは別の木でしたね。日本にも見事な樹皮使いがある筈。本日の数箇所に積み上げられた伐採後の樹木は誰に使われるでもなく、村のどこかにある”緑捨て場”に運ばれるでしょう。もともと山のない土地で、里山なんて概念がないので、納得せねばなりません。
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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