ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

Politics and economics 政治/経済

クレムリンの”ぬし”の発想 

クレムリン河岸

クレムリンは砦/城を示す一般名詞だと思われる。 最も有名なのがモスクワのこれで、帝政/共産/現在のロシア連邦、何時の時代にも”ぬし”の居所。現M大統領はじゃれる小犬≒マリオネットとして、本物の居住者はプーティンに他ならない、と露西亜在住ジャーナリストが声をそろえる。

両陣営デモ2

上:下の反プーチンデモに対抗して2日後に組織されたプーチン支持デモ。エジプト/リビア/シリアに於いても政権は政権支持デモを組織した。押される側があたかも自然発生的な支持デモのように行わせる。定形パターンになった感がする。

統一ロシア側の大規模な選挙操作に多くの具体的証拠が挙がり、西側TVメディアとソーシャルネット、そしてロシア内部(反プーチン勢力)SNMと言う双方 から情報が出ている。クレムリンは強力な情報統制をしていますから、それらは一般のロシア人に届きません。それにも拘わらず2~3万もの人々が集まった。 野党の組織を通じてと同時に、やはりソーシャルネットワークの力によると言われます。ゴルバチョフに対するクーデターを試みたクレムリンの8人謀反組に対する、イェ ルツィン支持民主化デモ以来の規模だと言う。

ヒラリーの批判
具体的投票操作の例を挙げて、民主主義にあってはならない事態だとロシアを非難する米外相。

権力者であり続けたい元KGB叩き上げお殿様は、シリア大統領世襲のアッサド若殿と同じ趣旨を本日の朝方に述べている。いわく:デモは国内秩序をかく乱せんと企む外国勢力の意図。デモの組織に外国資金が入っている。これに断固たる措置を取らねばならない。

言いますよね。メンバー半分は利権と保守の官僚、あと半分は元KGBだと同胞知名人から揶揄される彼の支持基盤党の計画通りの票率配分だった(巧みに 50%数字合わせをした)。しかしこんな大規模な反対デモを夢にも考えなかった。内心ジットリしたのだ。その反動として常套文句の本音を並べた。すると アッサドとそっくり同じ内容になる。

腹心が集まる対策本部の作戦に従い、質問と受け答えの退屈な長時間番組が本日放映された。スポットライトがあたる主役は彼なんです。質問者は党内内輪の真面目な若者が選抜され、一般的大らかな質問に限られていると事情通が解説している。原発企業のやらせ質問と同じで、言わば”サクラ”である。国家唯一のTVのトップは"プーチン"党(彼自身は党員でない)幹部である。5時間もの一人演説番組は共産または独裁国家でしか起こりえない現象。
大統領と首相がバトミントンに汗を流す。笑顔の彼らがTV や印刷メディアあちこちばら撒かれる。損にはならない。他党やライバルの報道はわずかで、現権力サイドの健康真面目な報道ばかりだと在ロシア欧州リポーターが言う。

しかし好感を持つ選挙民が沢山いるだろうか…。太ったロシア主婦やウォッカ赤ら顔亭主の人々は"茶番"選挙を心得ていながら、やはり”プーチン”に投票するのである。現金や施しの出所がどこか、彼らは知っている。何も出てこない"民主主義"野党に投票するお人よしは殆どいないそうな。

Putin MacCain

バトミントン的宣伝と言うのは、まず欧米日で起らない。西側では、大抵の人々が何らかのスポーツ・趣味をしていると見なされるので、茶番をするわけに行かない…。効く効かないに関らず、ロシアでは普通に起っているのが面白い。

多くの” 西側”ジャーナリストがあちこちに入り取材している。そして選挙実態を克明に”西側に”報道する。だがそれがロシア大部分に逆流する機会は少ない。それほど手抜きなしに、コントロールされているロシアがありのままの姿だと、十年モスクワ駐在ジャーナリストが分けの分からない説明をする。

”ロシアの保守性”と伝える 日本メディアがある。時事・共同は他からもらった記事を渡すだけ。だから大手の報道は具体的記述に欠ける傾向が強い。記者たちは現場に出向いていないので はないか…。記者クラブ気質で正式発表を素直に頂戴するような感じですね。自分で観察目撃したリポートを伝える日本人ジャーナリストに期待したいと思う。そうする と読者に(私にも)一層良く分かって納得できるのは無いか。

バトミントン図の右の人物はジョン・シドニー・マッケイン(75才)。オバマの対抗馬、リパブリカン大統領候補でした。今年6月頃、NTC(民族・政権移管・委員会)本拠ベンガジを 訪れ、オバマに武器供給すべきと進言したそうな。

昨日か、ロシアの不正丸出し選挙に関しインタヴューを受けて、未来に起るだろうことをmaybe を連発しながら照れながら応えている。それはガダフィー逮捕後の射殺死が報道されたばかりのタイミングである。

I think … Dictaiters all of the world … maybe … Mr. Putin ... or maybe...some Chineses ...
まだ続くけれど「独裁者は多かれ少なかれガダフィーのような非業な最期を遂げるだろう」という趣旨ですね。ムアンマー・ガダ フィーに例えられた(露西亜/支那)御仁たちの反応がそのうち紹介されるかも知れませんが。現代歴史に従えば、いかなる非難/批判を受けてもフセインも、ムバラクもアサッドも常に"馬の耳に念仏"でしたね。

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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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