ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Terrorism テロ

[後編:ハッセルト] 馴れ合い政治 告発された側の死に物狂いの逆襲

ベルギーに3ヶ月前表ざたになったスキャンダルはブリテンの現在調査中の盗聴史の半分くらいだろう。世紀代わりの頃Michel Beckersが3行政区警察のヘッド・コミッショナー(最高責任者)に就任してからで、十年一つである。若い時フットボーラーで知られたそうで、警察に勤める内に、抜擢された…。

だが前任者Verbistは理由を知らぬまま解職され失業する。警察署長待遇の他公職を面倒みてもらえなかったと解すべきだろう。ベッカースを据えたのは新市長ステフ・ステーファールトだ。日の昇る勢いのカフェボスと野心肌のベッカースはフライ・メッツェラール即ちフリーメーソンのラ・トレランス集会所で意気投合したと推量される。

ステーファールトのこの人事が今問われている。若くしてHoReCa事業に才を発揮。今月初め、50半ばで公職と企業社外重役など全てから退いたばかり。背景に諸点がある。彼が社外監査委員だった保険企業の株価が二束三文になるが、そこに税金1.5億ユーロが注がれていること。ウン臭い市有地売買に絡んでいること、そしてベッカースとの奇態なリンク…。

Beckers


一飴しゃぶった味が美味しくて止められず、ドンドン甘味が増していった。膨らみ続ける風船はいつか弾けなければならない。言い換えると、膿が露出したんですね。しかし人前に吐き出されたヘドロを仔細に眺めても、絡み合う人物達と出来事の全体像はなかなか見えてこない。悪事をなす人々は悪と意識できない環境と言うか土地柄に住んでいるように思える。

何故スキャンダルが浮上し、大きな関心を呼んだのか? その経緯を次の日記「エピローグ篇」に述べる積もりです。HaDiZo"強欲文化"と言われる具体的内容を見て見よう。外部の法的機関I-Forceが10月17日から公表日12月8日までに調査した数字が以下に示されている。

Geldsommen


定常経費/さまざま異なる諸費/上位5名の特別昇給費の3項目。三区警察5年間で支出された合計は445000ユーロー。他にまだたくさんあるが、とりあえず違法と見なされる項目についての数字が出された。ユーロ対円価値は現在1ユーロ100円近く、異常なこれを当てはめられない。当時の為替で7000万円くらいだ。5年で割って年平均1400万円。300人組織に取るに足りない額だ。2/3を上位5名の山分けとすると、一人頭2~300万円。ややミミッチイー話に思われるが…。

調査はベッカース個人の不法所得を3万ユーロと見積もっている。だが彼はプライヴェイト・カーの燃料も”可愛い子供の靴”や自分の衣服/レストラン会食なども全て警察(名義のカード)支払にしていたと言う。また複数署員に合わせて117日の有給休暇を与えている。そのうち彼自身が取った休暇が最も多いそうな。

余談だが、この調査はいささか乱暴な感じを受ける。もし精密で細部が整合する財務調査ならば、5年分を二ヶ月弱でまとめるのは無理であろう。複数の記事出所に全く細部の資料が出ていない。例えばヴァリアーブル支出と言う詳細は不明瞭でよく分からない。しばしば役所から仕事を貰う民間機関が時間制限をうけて、好い加減に仕上げたと言う印象。今後、項目名も数字もドバッと変わったりする可能性充分だ。

さて、ちょろまかしを親分がすると、4人の部下コミッショナーも始める。馴れ合いがやがて組織に常態化する。ベッカースの秘書採用試験に彼の親友の娘が応募した。不十分な試験結果だった。だが"一番に格上げ”採用。一人のコミッショナーが私用車で事故をおこした。公用車事故扱いにして、彼は2万2千ユーロを受け取る。この保険詐欺書類にOK サインをベッカースがしている。こう言う出鱈目が日常化していた。

強欲と仲良し警察スキャンダル 01


これに巻き込まれていた事務官トップ4名が耐えかねて彼等自身の弁護士と相談の上、内部の市長らに訴えたそうな。前市長Herman Reynders(SP.A)時代で、相手にされなかった。そこでフランケンとフォンクス両名はPコミィッテーと言う警察不正に関する市民の訴えを審査して取り上げるブリュッセルの組織に公正な調査と判断を求めたんです。秘書試験ごまかしの証拠らを添えた。何と2年以上前の話だ。P委員会はまったく動かなかったわけだ、何故か?

ハッセルトはクラース愛弟子ステーファールト/レインデルスのSPa(社会党)が過半数を占め、それに対するCDV(フラームス・キリスト教民主)+VLD(フラームス自由民主)+環境グリーンのナーナー世界だったようだ。彼らの手合わせによって知事職はステーファールトからレインデルスに回る。何故選挙に勝つのかよく分からないが、フリーメイソンの呪文がクラースからステーファールによって効きはじめる。一年半前”ベルギー椿山荘の主”の娘ヒルデ・クラースが社会党頭領に収まる。

市長になったヒルデ・クラースはP委員会への訴え事情の概要をドッシェ(資料)で知っていた。しかし詳しい事実を知らなかった。知ろうとしなかったと言って良い。ベッカース一味による違法経費も保険詐欺も勝手な有給休暇も、彼女は知らなかった(と主張している)。ベッカースとその法律顧問Hugo Lamon、州検事Mark Rubensらに取り囲まれていたんですね。

欧州一般的に、警察の責任管理は行政の長である。この場合、ハッセルトとその北と東に接するゾンホーヴェンとディーペンベーク地区の3人町長がベッカースの上司に当たる。ヒルデ女史は三地区警察管理諮問委員会の議長なんです。

騒ぎを納めるべく市長クラースは会議を主催して、組織改革をするわけ。その結果は4名の 役職を外し、名ばかりの職を与え干しあげること。新しい人事責任者はでっち上げ諸経費と勝手な昇給で懐を暖めるRohnny Bietsコミッショナーですから、世話はありません。

4名はヒルデの改革前からコミッショナーたちから汚い言葉と怒号を受け、小突かれ殴られ、徹底的な嫌がらせと脅迫にさらされたのですね。4人のためにと出来る限りの新職を与えたと市長は言う。ヴェラが別棟の一人だけの名ばかりの職場に出勤すると、部屋中があらされ小便が放たれている。

マリーアンもヴェラや他職員とのコミュニケーションをビーツから禁止され、専門と無関係な職種に就かされる。彼女曰く:仕事内容は経験もない初めての領域で、極めて漠然として、具体的指導もなく、あってないようなものだったの…。

州検事マルク・ルーベンスは、2名によるP委員会への訴えを自分を飛び越した許せぬ行為と見たようだ。「怪しからぬ不満組職員の口封じをしなければならない」とリンブルフ州テレビのインタビューで堂々と意見表明。具体的アクションとして、馴染みが揃うP 委員会と共に文書盗難とその文書の書き換えの罪で州裁判所にフランケンとフォンクス2名を告訴するんです。

文書と言うのは不十分と採点された秘書試験の用紙。ルーベンス曰く:私の役割は国民に成り代わり、不正を行うものを裁判所に告訴すること。これは言い換えれば、勝手な不満を言わせぬと言う強圧でしょうね。ブリュッセルのP委員会は独自調査をせず、地元の司法ボス・ルーベンスの言いなりになり、2名から証拠として受け採った該当文書をルーベンスに役立てたと言うこと。

これを受けて、ヒルデ・クラースは2名を自宅謹慎処分にする。容疑者だから…。精神的に困憊したセルジェとアニタは警察をやめる道を選択。正常な人なら、居たたまれないでしょう。良心と勇気をだした警鐘者4名はこうして職場を追われる身になったと言うこと。彼らは頼みのブリュッセルの警察監督委員会から無視以上の仕打ちを受け、一方で地方裁判所の判決待ちと言う絶望状態に陥るのです。

嗚呼、鐘突き師たちの運命は風前のともしび…。次回ご期待を、、(昔の紙芝居を思いつつ)

ヒナギクを水に活ける


12月11日の日記「師走の元気もの ヒナギクとフジウツギ + 呑み込み飲み込まれる樹木」にコメントが付きました、、、と言う知らせが楽天から入る。過去の日記に書き込みがあっても、普通は遡って見ることはなく、まず分からない。ブログスペース提供者は見事なサービスをして、わたくし恐れ入りながら、その便利に驚いています。

画像倉庫満杯にて、今後新しい画像を貼れないことについて、サポートに相談メイルを送りました。さあ、どんな返事をもらえるでしょうか…。予想外の特別サービスをもらえるとか… ありますかな?

書いてくださったのは、よく教えて助けて下さるM.pudicaさん。ヒナギクを札幌(≒北海道)で「時しらず」と呼ぶそうですね。北海道で年中いつも出ると言う意味なんでしょうか。その場合、なるほど強く納得できます。感謝申し上げます。

該当の日記のコメントをクリックしてご覧いただくと分かります。そのヒナゲシ”栽培”の様子の画像のupです。赤いのが先で、左が後の状態。こんな有様で長い間、自身を保っています。沢山の根が見えます。これは葱の根に似て、この部分だけを天麩羅にしても良い。

雑草により、直ぐにくたばったり、数日持つがそれ以上はお手上げだっり、いろいろですよ。ヒナギクは元気で、古く枯れ気味の葉を取り除く程度の面倒をみたと思いますが…。基本的に雑草(誰も買ってまで飾ろうと思わぬ植物)は根ごと引っこ抜き、そのままバケツなどにつけておくと、かなり長く生きて、蕾を生成して花まで開くと思います。花が付くと、外部の場合、蝶や蜂のたぐいが訪れ、果実までのプロセスを見せてくれる場合も生じる。

切り花を買うことは病院見舞いや誕生・卒業祝などでありますが、私自身の庵とボウボウ庭はこんな塩梅で、採る場合は根つきでございます。しかし「栽培」と言うような大それた試みで決してありません。どうなるのかな?子供っぽい好奇心にすぎません。

アブラナやキクの仲間は毒味・食味をして、だいたい大丈夫と思っています。美味しいかどうかは別の話デス。ギャーと叫ぶ場合もあるのです。一つちょっと面白い例を最期に。芥子の葉っぱで根元からワァーッと沢山でて、表面に白い立ち毛が目立つ種(シュ)がある。この葉っぱの塊をもぎ取り、洗い、どうかなとへっぴり腰で湯がきして、醤油味で毒味しました。何とこれ、いけるんですね。いつか息子に毒味を薦めましたが、全く相手にされズ、親爺の面目をつぶしたんですが。

Postscripta:  「エピローグ篇」まで画像掲載出切るように願いつつ。
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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