ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

Miscellaneous Human History 雑史/外伝

国葬二つ ピョンヤンとプラハ セイヨウヒイラギを添えて

Pyeongyang は平壌 のアルファベット移しですね。平→Pyeong→ピョン、壌→yang→ヤン。朝鮮の方の会話を傍で聞くと、印象は中国会話と大きく違います。それぞれ独立言語だから、デンマーク/スエーデン/ノルウェイ諸語間の違いのようなものでしょうか。私の父は漢字の四声をこなし、「お父さん、北京時代ペラペラやったのよ」とペラペラでなかった母が思い出して感心していました。晩年の数年、漢文筆写を楽しみつつ朗読していたそうです。父から、北京発音と平壌発音の違いを私は教わることがなかった。

ピョンヤンで本日、指導者の国葬は行われたのでしょうか。それとも明日や明後日か…。ヒステリーと言う語彙を時々聞きます。欧米メディアの一つの解釈だ。独りでいる時と異なり、こうして集団に属する時、人々の間にヒステリー現象が発生しやすいらしい。一つになる同化現象なのかどうか…? フットボールの試合でしばしば暴動が発生する。あれも一種の集団暗示現象だと言う。さもあらん…

あちこちの筋から、指導者継承を円滑なく行うため、引き締めるため、浮つき分子の粛清が行われる可能性が述べられている。不穏分子らしき同胞人を“消す”こと。CIA出やロイターの記事だから、信憑性があるのではないか。仮にあったとしても、iPhoneを持つ人はいず、西側ジャーナリスも入れませんから直ぐに外部に漏れてこない…

ヒステリー

悲しみにくれる写真の間に、何故頼りない樹木を置いたのか? 指導者へのクリスマス飾りである。

維持整備道でなく、倒壊した樹木を超えながら勝手な森歩きをする。稀に、中の写真のようなセイヨウヒイラギに出くわす時がある。林内の中間層を形成する陰樹で、ふつう樹高5~6mになる。突然生えている、、、そんな印象を受ける。Hülse、Hulst、Hulstbaumなどと言われ、緑が輝き果実の血色が滴るので、クリスマスの花輪や門飾りに相応しい。ただしクリスマス需要には斑入り葉や実付きの良い小型の園芸種が対応しています。

人のこない林内だからこそ、ヒョロヒョロながらも育ち、良くぞ結実したのであろう。公空間ならとっくに名無しのまま始末されている。こんな果実が成るのだから、近くに雄株が植わっていなければならないだろうと思う。公式にはヤナギ類や人間と同じ雌雄/男女が別なのである。オット、ひょっとすればこのヒイラギは機能する両性花を咲かすのかもしれない。調べてみなければならない。

幼く若い時の本種は葉を分裂させ、あるいは端を尖らせ、それら先端を棘にする。森に生息するそこそこ大きい食性動物はリス、フランダースのカケスぐらいだから、そんなに武装する必要がないと勘ぐるのだけれど…。

北鮮の国民80%(あるいはもっと)が食いはぐれと言われる。西側諸国の様々な人道組織をつうじる援助食糧で食いながら得ているのが実情だ。それにも拘わらず核開発を進め、軍事作戦を展開して西側に刺を向けている。刺々しくすることが独裁政権のサヴァイバル戦術なのだ。

かつて、帝国主義諸国を開放すると言う共産ドグマの狂気だったが、今や5~%わずかな支配層による必死の自己防御に他ならない。それを華美な衣装を着け初めた法螺吹き獅子が支えている。同じドグマを党綱領に刻む支那と言う国ですが。

111221 Praag 国葬


ヴァーツラフ・ハーヴェルのプラハ市中行進をチラッとサテライト実況で見ました。向こうのカーレル橋から手前まで見送る人々で溢れている。若い女性がインタヴューに答えて曰く:ヴァーツラフ、彼は道徳のシンボルで、私にとってはアイコン(≒アイドル)。さようならと別れを言いたかったの。 同じ思いの人々が遺体を載せた車と共に、彼を金曜まで安置する古城へ静かに歩いていく。

マーチとひらぎ


上画像の中央の女性は未亡人ダグマル・ハブロバと言う人らしい。同じヴァーツラフ名のクラウス大統領が思い出の言葉を記す記帳中に、チェコは3日間の喪に伏すと言う説明がありましたね。

なお欧州一般に香典の習慣はなく、従って記帳はお返しや謝礼品贈呈を滞りなく行う実質的役割はない。その社会相互システムは別の形である。記帳はだから、故人へ語りかけ、故人の思い出を綴る純粋な文集である。

金曜23日に、国葬が行われるそうです。昨夕と今日、表敬記帳をしたプラハ在の全ての大使館代表は言うまでもなく、ドイツのヴルフ、フランスのサルコジー両大統領はじめ欧州連合27ヶ国の君主や首相/外務大臣が儀式に参列するでしょう。旧東欧共倒れの中での、ソフトタッチの着地を主導した人物に相応しい葬儀に成るでしょう。合掌。
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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