ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Sport スポーツ/ホビー

ブダとペストのドナウ川両岸 古城に囲まれたスケート場のある街

Baan


金曜から日曜まで3日間、スピードスケート・オールラウンド欧州選手権のブダペストのアイスリンク。一周5百mの両側に城だと言う建物が見える。歴史的こんなリンクは珍しいだけでなく、国際競技会が外部の天然リンクで催されるのはなお珍しい。

天候次第で滑走条件が変わり、運が良いと上位に成ったり優勝できる。公平な条件で競争すると言うことで、30年ほど前から国際競技会は屋根付き、または屋内で開催されるのが普通だから。

日本には長野Mウェイブが知られ、帯広ほか数カ所に五輪種目であるショート・トラック/フィギャー/アイスホッケー用リンクを併設する総合施設があるのではないでしょうか。こんなクラシックバレーが似合うような屋外リンクはさすがに日本にも、スケート本場の北欧/露/独/蘭にもありません。

暖かかくて雪無し冬季休暇から始まったんですが、数日前から突然雪嵐、あちこちどっと積もった。その寒さを受けて、このリンクにも見事な氷が張っている。スイス/オーストリア数カ所で危険なために閉鎖になるスキー場が出ている。降れば降れで、うまくいかないものです。

雪の代わりに低地帯では暴風と(雪が水になり?)雨になった。河川運河の水位が上がり堤防決壊の恐れ…住民が避難したのでフクシマ的な空っぽの村が出現。19世紀工業化時代のアンティークな水位調節ポンプ施設が海への排水のためフル稼働。河川維持機関と警察らによって危険個所への土嚢積作業が夜を徹して行われている。津波地震はないが、東欧も南欧も含め欧州の見慣れた水害自然災害です。

ハンガリーまたはルーマニアの旧い鉱物採掘場の毒素泥炭が水害で流れた騒ぎが記憶に新しい。支那からしばしば伝わる大災害も多くは共産一党独裁の欠陥を露呈している。それと同じで旧東欧圏の安産対策を欠いた、と言うか不十分な国土管理が将棋倒しの政権崩壊後20年経っても時々出てくる。

500/1500/5000/10000(女子は3000/5000)の四つの距離の総合得点で順位を決める最も伝統的な大会。五輪にはない。さて昨日今日の観客数は? 東欧きっての170万都市だから、スタンドが賑やかになっても良いなーと期待する。なぜなら欧米日どこでもスケート競技会は関小鳥が鳴くのが当たり前だから、、、常に満員御礼になる一つだけを除き。

昔、軽井沢だったかスプリント世界選手権があり黒岩選手他メダル候補の同胞が出場しているにも拘わらず、観客席はチラホラのお寒い風情。嗚呼、神渡りの諏訪湖で下駄スケートから初声をあげた日本の伝統を思い、止め処もなく悲しかった。日本のスピードスケート史は出自の欧州と引けを取らないのです。長野五輪に於いて、スプリントのカイゼルの名をほしいままにした清水宏保が滑走した時、さすがに満員でホッとしましたが。

今日のブダペストは1500人くらい入っているように見えます。ウムこれなら見上げたもの、と言いたいところ...。実は西の端からバスを連ねてやってきた連中なんです。地元ハンガリーの選手が勿論出ています。彼等に強くなってもらいたい。するとこの優雅なスケート場に地元の人々が何時か沢山あつまるだろう。

Friezinger


女性解説者がブタとペストの余談話を紹介してくれました。アニー・フリージンガーと言うオールラウンドとスプリントいずれも世界選手権を何度も勝ち、3個の五輪金メダル所持者。オーストリアを向うに見る良く氷が張るドイツ域出身の人。現役時、団突で強かった。旦那をポストマと言い、長野1000/1500それぞれ金銀メダリスト。揃ってのどかな田舎の気分と気さくさで、話しっぷりが楽しい。

ブタペストを日本語音に移すと、豚とペストだから、響きが悪いですね。仏陀とすると病人に奇跡をを行う聖人っぽくも聞こえますが。アニー曰く;ブダは小さな家、ペストは洞穴。ドナウ川のこちらに小さな家が建ち始め、向こう側の山腹にたくさんの洞穴があって、古代住民が住んでいたそうな。

なるほどね。どの系統の古語なんでしょう? 洞穴時代の後、様々な民族の盛衰があり、紀元前後はローマ人支配だったようです。4~5世紀頃、現在ハンガリーの先祖マジャール人王国が成立。13世紀のある年、日本と期を合わせるかのように蒙古襲来があります。台風のない土地だから、ブダペストの街は壊滅的だったそうです。蒙古は直ぐに過ぎ去り、次のマジャール王が復興に努めたそうな。それ以降はお馴染みハプスブルグが出てきて、プロイセンから赤軍ソヴィエトといつも頭の上に重石が乗っかかる...。マジャール以来初めて自ら立つのが20年前と言うこと。

その首都は日本の大都市に比べ、決して多い人口でありませんね。200万を超えた時が在ったが、今は170万ほどで落ち着いている。建造物は木の代わりに石ですから、多くの旧い建物が残り、19世紀オーストリア・ハンガリー二重帝国時代の雰囲気が溢れ、東欧一二を争う観光都市。西の辺境から夏の早朝に沢山の高速観光バスが出ていきますよ(私もそのうちに...)。

先日ソヴィエト支配のセンチメンタリズムか、与党がメディア規制法案を採択。言わば君が代歌わずば日本人であらず、首切りだと言う奇妙な強制と同じ印象を受ける。民を規制するのがお上の役割だと思っている。ほぼ半数に近い人々が反対。自由野党とジャーナリスト組織が体を張ってデモを打つ。

一方この法案支持者にけっこう若い世代が多い。ハンガリーも一筋縄でいかない。ルーマニア・セルビアなど複数民族からなり、バランスを取り辛い。通貨危機でスイスフラン立て運用が多くガクンときつつあり、メディア法で世論分断され、波高し。

EU議会は憂慮して、場合によってはEU議決による何らかの制裁措置を取りうる。ロシア連邦の与党による不正選挙への対応と同じで、当分は成り行き見。ブリュッセルEU議員の水面下の動き次第ですが、当面ブダペストは欧州の小さな渦の目。
関連記事
スポンサーサイト
Comment
Trackback
Trackback URL
Comment form













管理者にだけ表示を許可する

Profile

ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
この記事にリンクを貼る

Designed by Shibata

タグリスト

access
access online
現在の閲覧者数:
Latest trackbacks
Search form

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。