ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Oh every day 日々そうそう

ユーロ債務危機から通貨危機へ 対ユーロー/ドルの円

ギリシャ共和国の財政不足は一昔前から雪だるま方式で膨れ上がっていた。欧州連合の約束は国家予算のマイナス3.5%ほど。それ以上の不足なら罰則が課せられる、と言うものだった。ギリシャ政府は事実を隠し、帳尻あわせの報告をしていた。どうもおかしいとブリュッセル官僚の鼻に匂い、少人数の担当者がアテネに飛んだ。そして実情が少しずつ明るみに出始めた。それは既に2年前になります。

その後のギリシャは崖に向かって転がり落ちる一方。二度のEU巨額融資がスッタモンダの経緯を経て決まる。そもそも初めの融資でとても間に合わなかった。2度目でも果たしてどうか? 一向に先は見えない。これまでにEUとECB(欧州中央銀行)はアンゲラとニコラの独仏コンビの音頭取りでEFSF(欧州金融安定機関)と言う貯蓄組織を作った。

こう言う傾いた国や銀行の危機に、そこから助け船を出そうと言うわけだ。いわゆるBailoutと言われる。救済目的のための専門金融組織。いかに二人≒二国が必死であるかを物語りますね。ギリシャ破綻なれば、仏独が最も損害をこうむるからと理解すると手っ取り早い。ECB本来の役割はことなり、また巨額融資になるので巧みな知恵だと言わねばなりません。EU加盟国が拠出を分担して、我が通貨を守ろうと言うわけで、音頭とりのメルケル女史独逸が最大拠出国です。無論2番手はサルコジーの国。

Duits Reclame 02

ギリシャは軍事政権から一般的な民主政権になったのは最近(確か4~50年前?)だから、そもそも人並み国家運営ができない…。EU規定を遥かに上回る財政赤字を出しているこのヘレニズム文化国家は罰則金どころか、受けた融資の利子を将来支払えるのだろうか? 借金返済などギリシャ人自身は信じていないのでは…。富豪や資産家は引越しできるものを全て自国銀行からスイスなどに移行した。その勝手な、持てる同胞に大部分のギリシャ人が怒りを発していると言う。

そうしているうちに居並ぶ地中海沿岸諸国イタリア・スペイン・ポルトガルが軒並み、同じように傾いてきた。それらの国債を売るのに6~9%の利子をつけないと売れない異常な事態が尚進んでいる。日本政府[財務省(大蔵省?)/日本銀行]発行国債の利子は3%と聞きましたが、どうでしょうね。ともあれ日本は欧州不良諸国に比べると、今とても健全に思われるから不思議です。

どうやら、これら太陽がサンサンと照る陽気な地中海連中(国家群)に於いて、お上に頼る労働組合が強く、ウジャウジャいる公務員の給料/年金はキッチり手厚く整備され、たまに節税法など出ようものなら、彼らがドーッとストライキを打つ。気合の緩んだ甘やかされた労働環境だから、生産性は上らない。どんどん外国産品に市場を奪われる。労働生産性の向上と技術革新のない国々の典型的な末期症状なのでは…と言う気がする。

ゲオルギーとベルルスコニー、二人の宰相が退陣を余儀なくされた。スペインは左派から保守内閣に切り替わる。アイルランドもこれまで贅沢を謳歌した内閣がつぶれた。居座り自民党が飽きられ見離された当時の状況に似ていないこともない。地中海これらのできの悪い国家群に、緊縮政策を押し通すテクノクラート政府ができたのは当然でした。しかし極東の経済力3位の大国家・日本の民主党政権のその後のように、初めての実用政権の前途は容易でありません。

そうこうする内に、債務抱えの国々の問題がユーロ通貨不安定を助長した。ユーロ危うしとなれば信用価値が減じる。各国債務から全体通貨の危機に発展したわけだ。こう言う時に相場師が動くそうだ。ヘッジ基金などと言うのは相場師の連中ではないか。銀行自体も売り食いをするから、相場師のたぐいに違いない。いわゆるファイナンシャル・プロがさまざまな手口を用い、暗躍する。エコノミストたちが登場して、よろしく解説するが、彼らの言い分が正解ならば、TVなどに出てくる代わりに豪華ヨットの上で美女に囲まれていよう。つまり言い分は一杯あるから、長屋の普通人に分かるわけがない。

Duits reclame 01

溝向こうのスーパーマーケットのチラシをじっくり眺めてみます。牛豚半々ミンチ100g→29円なり。日ごとにアップダウンしますが、1Euro=100Yenとしていいでしょう。因みに1ドル=78Yenくらいのようです。レタス10~15cm玉→99円 果物の西洋ナシ1kg→179円 オレンジ1kg→99円 ニンジン2kg→99円 Pflaumenと言うのはスモモですね 500g→99円。まあこんな塩梅です。

通貨危機以前(例えば2年前)ならば、1Euro=150円以上の為替だったでしょうから、こんな具合にならず、1.5倍の円。上のひき肉の場合、100g→45円程度。日本の都市スーパーマーケットの値と比べていかがでしょうか。日本から輸入される果物/生鮮食材があるとすれば、高級日本料理店が扱う品目と思われ、大勢に影響しません。また欧州滞在の出向家族向けの日本食材輸入企業に取って、状況は激しいと思いますが、これも普段の欧州人に無縁。

逆に欧州産品輸入の日本企業は"千載一隅"の商いチャンスになるかも知れませんね。ユーロ債務/通貨危機は燻り続け、まだ落ち着く気配が見えない。庶民のチラシから、国家相互の収支がどうなるのかと言うこと。そして地震津波の深く大きい後遺症の日本と、明らかに低速失墜しつつある経済成長率の欧州との絡み具合…


関連記事
スポンサーサイト
Comment
Trackback
Trackback URL
Comment form













管理者にだけ表示を許可する

Profile

ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
この記事にリンクを貼る

Designed by Shibata

タグリスト

access
access online
現在の閲覧者数:
Latest trackbacks
Search form

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。