ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Terrorism テロ

リェージェの悲劇  二重国籍/移民など

昨日リェージェで 手榴弾と乱射のテロ発生。ノルディン・アムラニ(33)によってバス停にいた試験期間の高校生など6名死亡、多人数が負傷。背景は謎に包まれる。夏盛りの7月22日オスロ郊外ウトヤ湖の孤島で、反イスラムの狂信者べビング・ベライヴィッキ(32)が社会民主党青年69人を射殺した。この動機は明快だったのだが、、、。悲しみは、等しく深い。

リェージェ 現場慰霊とマシンガン

Nordine Amraniと言う綴りは耳慣れない。Autochtonen & Allochtonen概念に従うと、彼の両親またはその一方がベルギー生まれでない個人になろう。手短に言えば、アルロフトーンはベルギー国籍だが、外国人の血を持つ人を指す。ギリシャ語に由来する対立語彙だが、ややこしい定義のようだ。一般に元々の国民(オウトフトーン)と移民とを区別するために用いられる。本来、差別を避ける用語であったが、近年は後者を用いることによって移民素性を強調する結果になり、一種の差別語として捉えられる。

ことばとは厄介である。アムラニにイスラム的語感がある。調べるとモロッコ人である。両親が60年代ゲストアルバイターで永住、その2世である。因みに私自身は日本国籍者であるから移民にならないが、アルロフトーン(≒非同胞人)であり、同時に外国人である。異なる顔立ちや言葉への偏見、と言うかやや距離感をもたれるのは普通である。それは何処にもある。日本 にもある。どう呼ばれようと気にしてはしんどいのだが…。

「同胞人で無い」人々はたいてい移民先の国籍を持つので、言い換えれば二重国籍者である。ノルウエイ夏のテロリストに習い「ベルギーのキラー」とアムラニを呼ぶことができる。アムラニはモロッコ国籍を有する筈。モロッコ人の子供ならば、欧州何処で生まれ育とうが、モロッコ国籍を与えるのがモロッコ政府の方針…。欧州に移民した自国籍者による送金(≒投資)、里帰りによる観光など様々なケチクサイ税収を当てにしているらしい。

トルコの場合は徴兵年齢のトルコ籍者に50万円高の徴兵免除金を支払わせている。最早トルコ語が怪しくなっている若者が父母祖国の軍隊義務を果たす例はまず起らない。独を筆頭に各国に"逃げ出した”何十万の徴兵年齢者からの"税収”を、トルコは当てにしているように見える。

12月13日夕刻遅く、事件の詳しい内容が徐々に伝えられたが、モロッコ(の2世)人と言う報道はなく、ただ現場に近いリェージェー市内ベルギー人と言うだけである。イスラム圏らしい姓名の表音から、アフリカのどこかの出身が分かる程度。出身国名を言ってはならないようである。

この主題は二重国籍を認めない法律を持つ日本国に於いてすら複雑である。韓国または北朝鮮国籍を持ち、長期間”日本滞在”する日本語のみを駆使できる人々 が存在するからである。このあたりはリパブリカン大統領指名候補戦に出て興を添えているミシェレ・バッハマン女史がするような”英断”が必要かも知れない。

喪中の悲しみに包まれるLiege( リェージェ:フラームス言葉でラウク)はフランス語ワロニア方言の古都。キリスト教民主党/PSと言う社会党が強く、いずれもフリーメーソン組合に多くを見出し活発。フランスのそれから強い影響を受けていると言われる。

ランベルト広場テロは100名に近い負傷者があり、複数犯と思われた。現場界隈はそれゆえ一時パニック状況に陥ったそうだ。賑やかな繁華街から近いロータリー上の広場に、クリスマス・マーケットがでていた。突然、手榴弾が破裂して、銃弾が乱射された。人々が恐怖に逃げ走る光景が浮かぶ。

リェージェ 亜麻栽培と犯人

主犯ノルディン・アムラニ が自分の頭に弾を放ち自殺してから、単独犯罪と警察が断定。2007年、9000余の武器部品と3000本弱のカナビス(大麻草)自宅栽培を見つけ収監されている。そして一定期間後に釈放された。昨夕、数名法律関係者が検察当局のミスだと非難の声を上げる。

警察も検察も政治も経済界も、ベルギーはどこかピントがずれる印象を受けてならない。少女誘惑のかのマルク・デュトロー、そして隣人である若いカップルを銃殺した美術教師、動機の思いつかない先例が思い出される。べるぎーは素っ頓狂か、気狂いか…。André Coolsは20年前リェージェのPS(社会党)党首だった。つまり新首相ルポの先輩になり、連邦の重要政治家の一人だ。

1991年7月彼は、女友達アパートを出たところで暗殺される。殺人者はイタリアマフィア経由で雇われたチジニアニ人プロだった。イタリア軍用ヘリ製作会社 オーガストが絡む。ベルギー政界への賄賂そして恐らくフリーメーソンを背景とするコールス・スキャンダルは私のベルギー観をひっくり返した。

アンドレー暗殺は勿論ハッセルト元ナトー委員長と関連する。今そこに「鐘を鳴らした4人」の勇気ある人々が戦いの最中だ。リェージェの事件は、4名の人々について語り続ける予備と言うか参考材料になるような気もする。

犠牲者の冥福を祈る。合掌
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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