ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

Oh every day 日々そうそう

冬の庭 金魚の氷漬けとシジュウカラの寒波永眠 

昨日、いっきに寒波が緩む。
60cm直径、40㎝深さのプラスティック桶の水が氷結して、嵩上げ状態になっていた。午後に、表面がうっすら水に成り始める様子を撮ってみる。

寒波 緩む

桶は庭隅にそのまま置いてあり、二人ならば移動させるのが可能。中に水草を実験的に泥植えしています。数匹の金魚を藻などが出過ぎないように入れた。草はオモダカ他の幾つかにすぎないのに、金魚はふだん余分な餌無しに元気に泳いでいる。

昨冬に数日凍りましたが、彼らは再び今春すがたをみせ、やや成長していたようです。冬場はたまり落ち葉や泥のなかで動かず、一種の冬眠的な状態らしい。今日、氷がさらに解け、氷の浮島のように見える。今回の長い寒波のために、剥き出しの桶の水は完全に一個の円筒形氷塊になった筈。つまり、水草の根も金魚もすべてが氷に閉じこまれた。

氷の芸術作品でないが、数匹の金魚入りの氷塊を四角に切り出したことがある。写真を撮らなかったのが悔やまれたが、当時デジカメはなかったのだ。透き通る白っぽい塊の中に赤い物体が点々と浮いている。それ以上に印象に残るのは、鋸で綺麗に切れる氷と金魚たちの丸い褐色の目との対比だ。

プラスチック容器の中に、魚たち遺骸を数日中に見るだろうと思う。不憫な仕打ちになり申し訳ない…。居間の水槽に飼うと良く見えて良いのに、と時々やってきた近所の子供たちのコメントが思い出される。なるほど、金魚は鯉と違うのだ。その時、思った。マニアから聞くと、酸素供給と掃除に水替え、飼料等たいへんな世話がいるらしい。

金魚の生存力は池や桶の寸法や水生植物と関係がある。日本庭園の鯉が氷漬けになると言う話を聞かない。金魚も餌を得て、十分な浮草/根と生息空間に恵まれるなら、今回の寒波程度を軽くクリアーするだろう。もしも桶が地中に埋まっていたら、少しだけ生存機会の可能性が大きかったかもしれない。しかし60㎝直径40㎝深さではやはり今回は無理だっただろう。

説明にジュウガラとしたが、シジュウカラと濁音にしない土地が多いかも知れない。このシジュウガラの胸は黄色なので、ユーラシア大陸にみられる主要種(シュ)である。主要であるから相当数のヴァリアントがあると言われる。我が庭に落ちたシジューガラは欧州種Parus majorだ。マヨール/メイジャーと聞くと、私は軍隊階級の少佐あたりを思い出すのだが、この場合は数種の内で主に観察されるタイプと言うことだろう。寸法の大小(major/minor)の場合にも対比語として用いられる、シジュウカラに当てはまらない。[参照2011-11-16:ヨーロッパと日本との相似的な現象]

氷漬け金魚と同じで、やはり不憫である。が、野鳥の寿命が尽きるのは寒波の有無に拘らない。採食が難しく、`風邪`でも引いていて寒波にやられると、こんな風にお陀仏に成りやすいだろうが…。野生の小動物/鳥の寿命は様々な印象をうける。野生の例えば渡り鳥の統計的、観察的な資料による寿命を調べるのは非常に難しいそうだ。

森歩きしていると、時々こうした息を引き取ったばかりと思われる野鳥に出会う。毛並みが美しく、そっと胴体を掴んでもやわらかい。70~80㎝の雉に遭遇したことがある。美しく大きいので画像に収めている(が、今あいにく見つからない)。硬直していると数日経過後で、羽と骨だけなら一月くらいか? 採食者はキツネやタヌキだろうか?

氷漬けの金魚たちは`解凍`後に姿を消した。寒波緩んだ日に常緑雑草の間に横たわったシジューガラも、明日あたり姿を消すかもしれない。いにしえの野生時代のゲノムを持つキャット科の動物が尚いるのである。なかんずく精悍で獰猛なのが昨年11月10日の「野兎と鳥たちが住まう借家…」に登場している。威風を漂わせる`キャット`である。
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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