ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

Politics and economics 政治/経済

ディアロ vs シュトラウス-カーン

昨日久しぶりに、ドミニック・ガストン・アンドレーと父親・祖父名?付き欲張った名前のシュトラウス・カーンがサテライトニュースの一つでした。上のテキストはめ込みのサテライトニュースをご覧になると直ぐにお分かりになります。主役はオスロ銃撃ドラマで、これは脇役ながら...

今まで匿名で彼を訴えていたホテルメイド女性がニューヨーク検事の訴訟撤回に怒り、メディアに実名で登場。ギニア(って何処?一寸考えました)から移民した32才Nafissatou Dialloと言う人。ギニア言葉から綴られたらしい姓名はややこしそうで、素直にローマ字読みしてナフィッサトウ・ディアロでしょうか。

聖人名二つも持つ前IMF理事長だから、マイケル・ジャクソンほか数多くの有名人の名誉/自由を取り戻したベンジャミン・ブラッフマンが今回も手品を使って小柄なフランス人を聖人の方に引き寄せた。一週間前だった。法廷戦術と、検事や訴訟側との交渉で、こんな嫌疑ならどうにでももっていける..そうな。訴えに信憑性が欠けると検事に自信をなくさせ裁判中止させたのは、腕利き”Ben”で知られる弁護人の力量でしょう。

ほんとに無実の被告人が死刑になり、ほんとに罪を犯した極悪人が無罪になり口笛吹きながら被害者家族にお悔やみを言う例に事欠かない...。戦後日本裁判史上に、それらしき例が多くあるようだ。最近の蘭例:裁判期間5年留置され、有罪判決が出て、一生監獄暮らしをしなければならない罪人二人が支援者努力による新材料のDNA鑑定結果、再々審で無罪になった。同時にそのゲノム追跡から犯人が見つかった。刑に長年服した人が同じように無罪になる例が既に出て来ている。科学的法廷捜査のお蔭ですね。

近/現代の裁判がどんなに形を整え、慎重な差し戻しや再審制をとっていても、愚かな間違いをしょっちゅうしてきたと言うことでは無いか。判事や弁護士世界の事情通から聞きますね、「下がりおれー、天下の副将軍・水戸黄門さまなるぞー」に等しいお裁きが一杯あると。裁く方も人ですから、止むを得ない...。

所謂、素人裁判制度について、専門家も間違うのだから不特定人々の常識判断の方が勝れているのでは無いかと、私は思うことがあった。しかし+と-の検討事項が並び、門外漢には難しいすぎる。かつて支払が無いので訴え、半年後に勝訴した経験をした。そんな小事でも専門家の芸が左右する印象を受けました。300万勝ち取れるのが半分になるとか,,,

緊張した判決日、モダンインテリア簡素な法廷で中年女性の裁判官がコレコレ理屈が通らぬから被告側に罪あり、そうでしょう!とそのオッサンに念を押し、未支払い分と法定費用と、何やらと言う一種の倍賞金支払を命じ、あっけなく短時間で終了。こちら弁護士殆ど無言のまま閉廷。

きょうび裁判官・検事・弁護士は殆ど女性で、退屈でしんどい法律を学び修めるのは女性の辛抱強さに向いていることが分かってきたんですね(少なくとも蘭では)。嬉しいことか残念なことか、判断をお任せするとして、しかめっ面の硬い職業にしておくのはもったいないようなピチピチして綺麗な人がいるんですよね。

誰もいないと思い掃除のためにルームに入ると、真っ裸のドミニック氏にぶつかった。慌てて無礼をわびつつ部屋を出ようとしたそうです。その刹那D氏が何を言い、どう動いたのか分かりません。とまれ彼は男の本能にかられ、彼女ともみ合ったようなんです。聖人名アンドレー持ちの氏は、裸だったし、傍に充分なツインベッドがあると言う条件も本能を助けたのでしょう。

ナフィッサトウさんはバスルームに逃げたが、捕まりどうしようもなかったと。身長は彼女がずっと高く、体躯もあるので、小柄な理事長にとって相当な力仕事だったと想像されます。法廷への訴えですから、ギニアからの移民女性はその出来事の細部について詳述しています。

ここで紹介すると再び"公序良俗に反すると判断された表現が含まれています ”と世話になっている楽天さんから警告がはいるので、さらに検証されたい方は画面ソースであるアル・ジャゼーラのインターネット版をご覧ください。彼女の弁護士によれば、彼女ユニホームとベッドにDSK氏(スペルマ)DNAが検出されたそうです。

ブラッフマン(珍しい苗字、インド植民時代のあるいはインドカースト制と関係ありか?)守備側はテレビABCと週刊誌Newsweekによるメディアトピックなので、法的手続きをとらないアンフェアーな路上攻撃だとコメントを出している。米司法省がスムーズにフランスにリレーすると思いきや、こうも大っぴらに騒がれ面目つぶれになるのを恐れ、裁判続行の再審査になったりするか? 欧州とマルキッリ違うUSAの裁判"文化"ですから...

寝る前にフランス24と言うサテライトニュースを覗きました。同胞が関わるので、これに割く時間は長い。社会党系、つまり右保守でないアンガージュメントがあるのかどうか...? ナフィッサトウ・ディアロのメディア攻勢の動機は"金=$”であろうと幾名かのコメンテーターに喋らせています。

もちろんそうだと思います。F24時事討論このあたりはUSA浸りから脱したいFranceのアンティ・アメリカ気分があると思います。ジスカール-デ・スタン時代の70~80年代、ハリウッドTV シリーズの放映禁止案が出たりする話題がありました。ついでにこの大統領苗字もDSKと同じで苗字の二つ並び。複数並びの苗字は(はしっくれ貴族でも)名家だと言うイメージがある。フランスとドイツの家名がくっ付いたオランニェ・ナッソウもその例。

ディアロさん取材フィルムのなかで曰く: 
[$よりも(と並んで)] 私を襲い侮蔑した彼の行為に対し、正義の裁きをしてほしい。
ABCまたはNewsweekの提案(いわゆるニュース作りの出演ギャラが付くのは ニュース・オブ・ザ・ワールドと同じ筈)の可能性ありで、アフリカ・スペイン系女性の拳を上げる市民運動のバックアップもありますから、ブラッフマン陣営も油断できないでしょう。



[記:2011-07-26]
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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