ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Nature 雑草 フローラ/ファウナ

待雪草とクロッカス 早春賦/春の唄[Update with the song16-03-2017]



Sneeuwklokje Collage 01


たいていの日曜、自然番組8~10時‘早起き鳥‘を聴く。コーヒー付きのベッドで聞く。19日、Sneeuwklokje(シュネークロッキュェ)開花の話題があった。訳すと‘雪-釣鐘花‘だが、和名を今調べると‘待雪草‘と言うらしい。待宵草と同じ命名方だから、マチヨイグサ=ヨイマチグサのように雪待草もありだろう。標準和名に喧しい学者/マニア世界と無関係だから。

Snowdrop英語彙が和名よりも日本で通り良いかもしれない。学名Galanthus(ガランツス)では覚えられないがスノードロップは分かり易い。同じ綴りの幾つか他草花があり、これが一番知られるスノードロップだろう。

雪のある時期に顔を出す草だ。カーニバル2日目の月曜日は休日で、仮装姿で大仮設ホールやカフェーに繰り出す人々が多い。昨夜のドンチャン騒ぎで、午後まで眠っている人たちもいる。通りに人の気配はなく、ただ日陰に残っている雪の白さが寒波二月の名残を見せている。一寸けだるいような感じがする。

早起き鳥専門家のラジオ問答を思い出しながら、隣の森に入ってみる。かなり寒いが、午前10時半ばから陽射しに恵まれた。住宅地と林縁の間の広場に雪待草がやはり出ていた。本来その一群は野生でなく、住宅から逸出したのが居ついているのだ。誰も面倒見ずに何十年も毎年でて、他に広がり、野生と言うか「ガーデン・エスケープ適応帰化種」と言えるだろう。ゲノム情報も変化していると言われる。

19の属が知られ、ベネルックスにだいたい五つ自生種があると言っていた。葉の色味と形、長さなどで大きな違いが分かるだけで、私は四つほどしか知らない。花弁が外に3枚、内に3枚、ご覧のように中心に柱頭と6個の雄蕊が基本のようだ。50㎝を超える茎の持つのは分かるが、15㎝高が多く、それら細部の違いを詳しく見たことは一度もない。掘り返すと1~2㎝球根で、いつか花後に球根分けしてみよう。

Crocus  Collage 01


森に入るところはやや小高く盛り上がり、その斜面にはクロッカスがきっと立ち並んでいた。まだ出たばかりで閉じた状態。せいぜい5~6センチ高の槍が並んでいる。穂先外側の紫色が目立つ。冷え込むのでそうそうに引き返し、前庭の隅に花を開いたクロッカスを見つけた。

クロッカスと言う片仮名は英語からと思われるかもしれない。ブリテン熟年世代はダッチ・クロッカスと断り書きで言う人もいる。蘭語彙からの導入とみて良いだろう。クロッカス・ヴァカンスと言う成句があり、同義句はカーニバル休暇週である。アングリカン新教のブリテンやカルヴァイン派の土地で使われる言葉だろうか。カーニバルと無縁な欧州域は多いから、日本人と同じようにカーニバルに実感を持てない人々もたくさんいる。さような人々がカトリック村に越して、初めての祭で仮装するのに恥ずかしくためらう気分を感じるだろう。

左右2つのクロッカスは、70%ほどの確率で、同じ類のクロッカスに思える。真南に12度傾く前庭は太陽が出る午前は、必ずその全照射を受ける。通りの向いに散策道があり、その向こうは圃場。陽射しを遮るものはない。左のクロッカスが出ていた森の端っこの気温より数度高いように感じる。その御蔭で花びらを広げたのだ。球根を植えたりすることはないので、どこからか蟻が運んできた種子から出た個体だと思われる。夕方に静かな街に外出した時、ところどころにムラサキを認めたが、花びらを広げたのは坪庭個体が一番…。

画像から読めるだろうか? 半時間以内に花びらを動かしたのだ。3つのオレンジ物体は雄蕊と思うのだが、、、 明日あたりもっと開き、もしもその中に花柱や柱頭が見えるならば、全体の作りと各部位の正体が分かるだろう。おてんとうさん次第だ。雪が降ったりすると、クロッカスは槍陣形のままで何日も動かない。一度開いたものもムッツリ塞ぎ込む。

Crocus  Collage 03


左の群は百姓さんのクロッカスと言われるコーカサス域のタイプ。勝手に来たか移入されたか…分からない。農家にいっぱい生えてくるらしく、堆肥との関係かも知れない。6枚花片の内側が白っぽい。花びらを全方向に水平近くまでひろげ、遠くから見ると白ムラサキ絨毯の広がりのようだ。この槍状の時は根から出る筈の葉っぱが見えない。右図のクロッカスは何処にも生える言わば欧州標準種(の変種だが)は花茎よりやや長い葉っぱを同時に出す。地中海から全欧に広がったそうな

雹(ヒョウ)が時々地面をたたくのが今年の二月だ。大気温が例年より冷たいためだろう。日陰に雪と共にその粒粒が残っている。日本列島も寒波だから、東北だと同じように厳しいのだろう。南だと既に、たくさんのクロッカスが花びらを開いていると想像される。4センチもある球根をもち、大柄で様々な花色のクロッカスが作出されているので、春気分が全開になる。春の小川、そして早春賦、素晴らしい数々のメロディーが流れてくる。

   春は名のみの風の寒さや 
      谷の鴬歌は思えど
         時にあらずと声も立てず
            時にあらずと声も立てず
                     作曲:中田 章 / 作詞:吉丸一昌

【Note】;
記述:2012年2月20日。



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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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