ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Nostalgic Melody&Film 懐メロ&フィルム

女性名ファウナとフローラ その外来種テーマ With The Birds

Fauna & Flora と言う名前の姉妹がいる。父君が生物専門家で、長女をファウナ、次女をフローラと名付けた。語尾にaを付けると女性形だから、これらはなるほど女性名らしく優しく響く。長男次男ならばファウヌスとフローリスだったかもしれない。これもどこかにありそうな兄弟名だ。

動物と植物の二世界を姉妹名にするのだから、おおらかかで楽しい発想ではないか。動物好き、昆虫好き、詳しくなると蝶々や毛虫などと専門化してゆく。植物好きなら、樹木好き、草花好き、個別化してゆくとスミレやフクシア専門、あるいはランとかキノコだけとか細かく深化。

侵略生物 01
上は欧州から日本を侵略している。 下は日本から欧米を侵略している。

航海時代以降、人と物の移動が始まり、それは近代工業革命後より激しくなり、現代は人を含む生物の移動交流は未曾有の広がりと深さに達している。その功についても罪についても、様々な影響と結果を引き起こし、各国それぞれで法整備にも実際検疫にも激しい手続き傾向にあるようだ。

導入種・外来種は意図して、あるいは偶然に、AからBに入り、逆にBからAにも入る。本ブログは少し植物に関っている。日本だけに育つイタドリやクズが欧米に導入され、繁殖し過ぎ、侵略種の筆頭である。現地の植相を破壊するのだ。

欧州から日本に入り駆除対策が取られる植物も多い。例えば欧州出のアブラナ科キレハイヌガラシは農地の大敵だ。豪州出のメラノキシロンアカシアは荒地緑化に役立つが、一端増殖すると景観をガラッと変え、根絶が困難になる。

フローラだけではない。ファウナの侵略的帰化種も話題になる。ヌートリアと言う不思議な動物を目撃したが、哺乳類だけで無い。昆虫・爬虫類・両生類、あらゆる生物にわたる。天敵目的で導入され、効果を果たす代わりに、在来種を駆逐してしまう複雑な例もある。

The Birds corrage 02
風呂敷を広げず、先日アムステルダムで見かけた例を報告しよう。引っ越し数日作業で朝方に向いの集合住宅並びを見ると、鳥の往来が騒々しい。緑色のインコで、距離から目算して相当な大きさに見える。フラームスのカケスくらい(20~30センチ)あろう。嗚呼、これが噂の熱帯インコの「公害」だと好奇心に駆られた。

インドあたりから輸入したのが逃げ出し住宅街に適応した。初例は1968年と言うから既に44年、完全に都市環境に適応しているわけだ。植物種子を主食に、果実・小昆虫など都市型緑環境にあって十分な餌を得られる。

首回りに青線が入るので、和名を輪掛本青インコと言う。何と不器用な品の無い名前だろう…。故郷インドと生存環境の違いは大きい。世代交代を繰り返すうちに様々な変異がおこり、もはや純粋種はいないと言われる。

今年ハーグの一住区におうよそ3500羽、アムステルダムに3200羽が報告されている。この数が飽和状態かどうか不明だが、得られる食糧の量に棲息数が左右されるだろう。害と言われるが、多くいるのはこのインコだけでない。自生鳥ムクドリも野生化したハトも住宅街の糞害を引き起こしている。

The Birds corrage 01


騒々しい彼らにまじり、カラスもハトも朝食活動か?行ったり来たりしている。黒いカラスは特にアルフレッド・ヒッチコックのスリラー映画 The Birds を連想させる。家ガラスと言われる。学名Corvus splendensだが、文字通り(英語)House Crow と言い、住宅街で生きる鳥を示している。中国・印度あたりの出らしいが、欧米・アフリカ広く進出帰化しているらしい。するとこれもジーン(ゲノム-=遺伝子)が変わっているだろう。

1963年にヒットした当時の話題作。鳥の群れが並ぶ。その鳥たちは家ガラスだったかも知れない…。カモメは屋根裏部屋を見に行った主演女優ティッピーヘドレンを襲うから、嘴の武器性をいかんなく発揮している。当時コンピューターの無い映画つくりだから、大量の本物の鳥を繰り出し‘演技‘させた驚くべきフィルムである。まさしく鳥家と言われる専門家が必要だった。余談だが、その離れ地の小学校教師役を演じる女優はスザンヌ・プレシュットだった。彼女は鳥の襲撃で殺されるのだが、何故か、私はシナリオに賛成できなかったことを覚えている。[補註1]

ファウナとフローラいずれも、現代は殆どの場合、商い目的で、さもなければ農業・漁業目的、または学術目的で導入/移入される。自生生物との関係に於いて多くの場合は何らかの問題を引き起こす。防波堤を高く堅牢にしても、完璧なディフェンスは難しい。例えば日本に存在しない菌類などを防ぐのは容易ではない。

日本にも動物と植物の侵略的外来種のリストがある筈だ。ファウナ即ち動物界に、ホモサピエンスこと人間も含んでいいのかもしれない。Chinaとは支那を意味する。Chinaの正統人種は漢民族らしい。とまれ、一党独裁を享受し謳歌するわずかな支那人種がチベット/ウイグル等を圧政かつ侵略している。支那と言うファウナは侵略種として、レッドリストに掲載されてしかるべきだろう。


【補註】

1.アルフレッド・ヒッチコックは同胞UK作家のダフネ・デュ・モーリアに惚れこんでいた。題名レベッカや鳥などをそのまま映画化、いずれも話題を呼んだ。後者 The Birds主演したティッピー・ヘドレンが昔の撮影時の事実をつい数か月前に公にした。ヒッチコックは彼女に頻繁にチョッカイを出したと言う。あんなデブの汚らしいオッサン!と言う分け。セクシュアル・ハラスメントはこの数十年の法的概念にもなっている言葉。半世紀前は力のある人物による左様な行為は当たり前だった。彼女は高名な映画監督に見いだされ、スターへの道のために黙って耐えていた…。``力のある``とは物理的な性的暴力と共に、年上や上に立つ指導者を指す。ヒッチコックも教会聖職者も、最近BBCトップエンターテイナーのジミー・サヴィルも、彼らは上に立つ地位とスター性を用いたわけだ。大阪知事になったお笑い漫才師と似ているが、サビルは20代から85才没まで生涯を通じ、性犯罪を行ってきた。細部事実が解明されつつあり、同時にBBC関連で知名なプロデューサー/ミュージッシャンたちが逮捕されている。サー・ジミー・サヴィルと卿タイトルをもらっている。皮肉にも、サー称号は地に落ち汚濁に紛れている場合が多い。サヴィレの国民的人気を称える立派な墓地が取り払われ、只の地面に変わった。スキャンダル浮上後の家族の意向である。芸術的墓石は亡くなったが、彼の現代史に果たした役割は留められる。
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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