ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Sport スポーツ/ホビー

ロラン・ギャロ パリ・テニス公園の戦い

ロラン・ギャロはパリ郊外森の公園。ロンパリと言う仮名語彙があるが、ロンドンだとローランド・ガロスのように言うのだろう。Roland Garros綴りだけだと人名に見える。Rolandはあちこちにある男子名だが、もともと神話か・物語に出てきたらしい。Garrosの語源は私にまったく不明。全仏オープンテニス選手権の会場だから、‘テニスの大会‘/テニスの出来る公園と言う意味に現在なっているらしい。つまりフランス・テニスオープン選手権の同義語と言うわけだ。

オ-ストラリア/フランス/イギリス/アメリカの四つオープンテニス選手権をグランドスラムと呼ぶ。それぞれ土壌が異なる。ロラン・ギャロのコートに敷かれているのは赤レンガを細かくしたもの。美しい芝コートと共にクラシックなコート仕様だが、他三つのグランドスラムのそれに比べると、赤レンガに向いた選手と言うのがあるようだ。ビョルン・ボルグ/イヴァン・レンドル、現役ラッファエル・ナダルは典型になろう。

最も格が高いとされる全英芝コート選手権・ウィンブルドンに何度も勝った名選手でも、ロラン・ギャロンでは勝てない例が多い。6度も決勝に進み1度勝ったロジャー・フェデーレルは幸運だ。ジミー・コナーズ/ジョン・マッケンロー、さらにピート・サンプラス/ボリス・ベッカーは一度もパリで勝てなかった。面白いことに、他三つで準決勝にも出たことのない選手がパリだけ一度優勝する例がかなりある。

ROLAND GARROS 01
Sporzaスポルザはスポーツのプラザと言うベルギー・フラームス語局のスポーツ番組。ワロニアのフランス語圏のGoffin(ゴファン)君が予選を勝ち抜き、さらに4回戦まで進んだ。今日はグランド・スラム最多優勝数のロジャー・フェデーレルと対戦する。言葉は違うがパリにセンセーションを起こすベルギー連邦の同胞。もちろん彼の試合を追っていた。

ロラン・ギャロは今週はじまり、本日4回戦に入り、いよいよ後半の大詰め。従って、欧州テレビ各局は中継に余念がない。ランキング上位や人気あるテニサーの試合だと、複数局が同じ試合を放映している。言葉を選ぶか、喋りすぎの解説者を避けるか、コマーシャルの少ない局か、視聴者に選択の巾がある。

ニッコリ笑顔はスロヴァキアのドミニカ・シビルコーヴァ。打ち返す瞬間の激しい表情は白ロシアのヴィクトリア・アザレンカ。どちらが勝ったか、お分かりですね。アザレンカは豪州オープンを制し、ランキング一位になり、今を時めく世界ナンバーワン。馬力と上背もあり、打点時の裂ぱくたる気合い/叫ぶに於いても一際ぬきんでている。耳障りで喧しい点で、ランキングNo.2ロシアのマリア・シャラポヴァと並んでいる。

ROLAND GARROS cor,02

ドミニカ・シブルコヴァはテニス女子プロサークルで最も小兵の一人。サーブに不利な身長にも拘らず、抜群のわざと力を持っている。精悍でたくましい腕を見られよ。だが取りこぼしが多い。ランク16位で足踏みしている所以。今日の試合は取りこぼさなかったのである。

世界ナンバーワンに対して、とりこぼしもないものだが、適格な技術と馬力を持つトップ層テニサーがミス少なく持つ力を75%発揮すると、調子60%のナンバーワンを破ることが出来る。プロテニスの試合の成り行き如何、と言うか繊細な情感による試合流れの変化にしばしば驚かされる。

ROLAND GARROS 02

左下のスコア―表示に1セット目6対2、2セット目6対6が見えるだろうか。一番右は6対4になっている。スロヴァキア首都ブラチスラヴァの住人は1セット目を快勝、2セット目は負けそうだったが何とか互角に持ち直し、タイブレーキに持ち込んだのである。それは7点を先取した方がそのセットを勝つルール。表示は6対4だから、下側のドミニカはマッチポイントを迎えていたのだ。写真の光景は彼女がラケットを離して倒れた刹那。恐らく7対4の表示は出ないと思われる。その代り2対0と言うセット数カウントが出る筈。この画像は彼女が世界NO.1に勝った瞬間で、表示が変わる寸前である。

ROLAND GARROS 03

二人は過去九戦して、今回の戦績を加えると3勝7敗でアザレンカが圧倒的。しかしグランドスラムの2対0と言う数字は大敗
である。彼女たちプロにとって、グランドスラムは特別な意味を持つ。今日のパリは20度以下、肌寒く今にも雨が降りそうな気配だった。我が村はすっかり雨だったから、どこでもそんな塩梅の空模様だったのだろう。だけれどもドナウの流れるスロヴァキア南部の上空は晴れていたのかもしれない。

明日は第4回戦後半… すると明後日は男女ともに残る8名が争う準々決勝だ。ベルリンの壁が倒れた後1993年にチェコと分離して独立したスロヴァキアはわずか540万人の小国。ドミニカの相手は昨年USオープン覇者で、パリ準優勝のサマンサ・ストーサス。東欧の小国と南半球の大面積国。2つの国のテニスファンがロラン・ギャロ実況TVに食いつくだろう。視聴率はスロヴァキアに分がありそうだ。
 
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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