ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Oh every day 日々そうそう

山歩き画像特集 : キノコ仲間と、鍛冶台にザンゴウ遺跡

秋のマッタケ狩り 言葉を聞いても実際にしたことが無い。曾祖父・祖父・親父の代は山持ちだった。微かな思い出…兎の代わりに`かの山`で雉追いをし、`かの川`でナマズを追い仕掛けで川蟹を取った。既に山に入る人は無く世話が出来ない。山は荒れ、我が兄はデカイ屋敷と共にもてあましている。故郷は遠く、メロディーだけが美しく響く。故郷の廃家…。 
      秋の中秋の名月は欧州どこかで`実りの秋`のシンボルとされる。その一つはキノコ狩りだ。
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左;こうして傘の裏や茎を確認。リスのキノコと呼ばれる仲間で香り良く食材になる。食材云々はこの地域の知られているものの説明から。左;みすぼらしい例であるが、魔女の踊り輪、妖精のステージ、龍の火など土地による様々な呼び名がある。列島日本はキノコ大国故に、民話文献上の方言名が溢れている筈…。しかし菌輪または菌環と言う真面目な呼称しか聞かない。キノコ胞子が輪状に拡散する説ともう一つの説明がされる。十数か、数十か?のキノコ仲間が森林または草原に見事な真円をえがき出現する。私の目撃例は10mほどだが、世界最大級は1㎞にもおよび重量も数トンになるとか…。菌環(キンカン)を作る種類にも食材になるものがある筈。


前項の同時代の英雄に思い当たったのは土曜の山歩きだった。山が珍しい土地だ。しかし山のような起伏地がある。6000~8000年前の最後氷河期に北極から押し寄せた氷河が形成した山地。それは高さ100m、巾1㎞余の地表の皺である。そこに入ると故郷の山々を思い出す。

そして故郷・日本でまず見ない塹壕の跡にぶつかる。年月を経て、殆ど土枯葉で埋まっている。しかし右向こうから左の遠くまで延々と続く跡をはっきりと観察できる。その底に降りると、しばしばキノコが生えている。キノコの殆どは厳密に特定できない。わづかの種類を経験側で「キノコ狩り」しているのだ。
       右の黄色Russula claroflavaは腹痛を起こしそうな色だが、左と同様に食味できるそうだ…。
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   120929 B-2 jpeg
左;片方が山斜面になっている。右;窪み状をお分かりになるだろうか。若い学生ドイツ兵が待機していたそうだ。下方から連合軍が来ると言う想定。塹壕堀は占領中に村人を駆り出して行われたそうだ。

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欧州、英蘭独の緯度あたりに三千種ほどのキノコを数えるとか…。キノコの国際学会があり、日本人が欧州の同僚にこぼしたそうな、曰く;ワタシラはその十倍を知らねばならない。アンサン等は10分の1で専門家面出来るんやね。ああ、うらやましい! [たとえ話で実数は不明]

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左;ヘルメット形から塹壕から降伏して出てくるのはドイツ兵、迎えるのはスコットランド兵か。右は左と同じ第1次世界大戦の西部戦線。帽子から連合軍の塹壕風景。

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クリスマスツリーの倒壊木によく出てくるキノコ。5~8㎝になる。食味するが、香り無し歯ごたえ無し。

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左;苔むしたコンクリート状の物体。右;見辛い画像で恐縮。左を立てたもので使用時を想像されたし。下部が焚口、上部に鉄材料を置き(武器輸送)荷車の車輪補強部をつくったと言う。塹壕の走る山中で鍛冶作業が行われた…つまり常駐兵がいたわけで、急斜面に煉瓦を敷き詰めた輸送路跡も見いだされる。

キノコを英語彙でマッシュルーム、先日ミラノの日本知人に聞くと「フンジョ・エピジェオー」みたいな変竹林な響きだった。ある特定のキノコグループをファンジーのように言うのはラテン=南欧由来らしい。お喋り陽気イタ公諸君はフンジョエピジェオー大好物で、毎年数人が死ぬそうな。さもあらむ、と私は納得する。しかし安全で香り豊かな椎茸の栽培が欧州で普及、イタリアでもそろそろ知られてきたとか。マッシュルームは暗闇栽培の白い丸いあのスーパーマーケットのキノコ(仲間)を指す言葉に思われるのだが、有機農法食品市場に相当数の自然栽培キノコ仲間が出るようになっっている。秋だから店頭にキノコ詰め合わせセットがならぶ。

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このコラージュは我が家の唐松根っこに出てきた個体の成長例。モミ・唐松林に出てくる仲間。初めに出た個体の茎もとにさらに2個が出ている。どうなる? 初期の褐色は毒っぽくない。大丈夫と念を押される。しっかりしているが美味くない、そこで揚げて見ると、風味があるような気もする。無毒だが上手な料理法がいる。無数のキノコの95%がこんな塩梅で、食べて差し支えないが食べる値打ちが無いと聞くと、何となく「国民の95%はどうでもいい雑兵消耗品」として扱う独裁者を思い浮かべる…。とまれ、本個体は現れてから十日目で傘直系18㎝に達した

     Picea abies 02 eekhoorn en Bosmuis
クリスマスツリーは欧州大陸でもっとも一般的なモミ。松ならぬ``モミボックリ``長は15~25㎝になる。モミ属の果実はその姿のまま落ちる。トウヒ属は樹上で鱗片が散逸して中央の心棒だけが残る。従ってクリスツリーの果実は鱗片内側に種子を残し蓄えているため、リスと森ネズミの得難い食糧になる。左は彼らにかじられた果実で、リスが上半分をかじり、森ネズミが下部を徹底的に綺麗にかじっている。この地域に棲息するのはそれぞれ5^6種。リスは尾を除き10~20㎝長、ネズミは5㎝長くらいだろう。ネズミはしばしば針葉樹間の枯葉積土内に小穴を設けている。

Zwammen 114
左;いわゆる`妖精の台座`仲間。2年目に木質化。白い外周は形成されたばかりで柔らかい。幾種かのヴァリエーションがあり、食材になるものもある。右;丁寧にメモを取る熱心な参加者。彼女はファン・デル・ウィール姓で、荷車の鍛冶場で盛んに頷いていた!

秋の山歩きは週末自然観察。あいにく雨模様で参加者は少なかった。好天だと数百名になる時がある。数十の小グループごとに自然組織の物知りメンバーが案内解説役をしてくれる。この日、召集をかけられたヴェテラン会員はガッカリした。一般参加者がわずか30名ほどだったから。説明役が多くいても仕方がない…。案内説明すると言うのは熟年年配者の楽しみなのである。最初の6~7名がスタートする頃、ヤンやヘンクなど顔見知り好爺が早々に帰宅していった。

この日は5つのグループで小人数だから、歩きやすく聞き易い。ほぼ3時間の山中コースを私は専らキノコとザンゴウばかりに耳を傾け、特にキノコのどれが``食える``そればかりに集中していた、食いしん坊だから。
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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