ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Uprising 抗議デモ/アラブの春

中近東の火だね 聖ニコラス祭の日々に日本の備えを考える

US大統領はアジア訪問旅行に出るが、彼の言として「ガーサ紛争の縮小を望む。攻撃に対するイスラエル自身の防衛しようとする行動は理解できる」旨が伝えられた。オバマが2期目に出会う初の要人はアンサンスーチー女史だそうだ。既にワシントンに彼女を迎え、その返礼になる。ミャンマー大統領との会見が公式に発表されているが、一番の楽しみは女史との会見だろう。外交のかたちと言うか、持って回った`空々しさ`は基本手続きである。

US政権の100%理解、即ちバックアップを得て、イスラエルは7万5千の予備兵を招集。ガーサを囲むコンクルート塀沿いに展開。そして数日内にガーサ内部に侵攻すると思われる。確か自由保守党…リーベルマン外相がクリントン外相の`慎重さを望む`声明を尊重して、仲介者エジプトと密にコンタクトするそうだ。つまり軍事配備完了する間に、交渉をしようと言う分け。

ベルギー・アントヴェルペンの祭。12月6日生誕・聖ニコラスの前夜祭は欧州伝統祭。6日前夜に彼は黒斑点入りの白馬に乗り、黒人少年ペーターを伴って子供たちに贈り物をする。白髭のニコラス老人が本日、ベルギーやオランダに帆船で到着、5日の本番まで贈り物を整える準備期間が必要...(参照;テーマ項目の家族その唯一の作文はこの行事について…私の日々そうそうです)
Gaza 003
同じ日々、昨日の木曜と本日、`ファジャ5`ミサイル5発が20年ぶりにテル・アヴィブに放たれた。5名ほど犠牲者が出た。直ちにイスラエル空軍が20数か所ガーサ域内標的に`精密`報復を行う。精密にも拘らず、人口密集市街故に50名近い死亡者と多くの傷者が出る。


イスラエルのいくさ上手はどなたも御存じ。優れた兵器は狭いガーサ地区に対応して開発されている。無人飛行攻撃機(ドローン)運用の好機である。なぜならイランがヘズボラ・ドローンと称す無人攻撃を既にイスラエルに向けて発射した言われるから[補足1]。ハマスの壊滅が政治目標だから、今度は腹を据えているのではないか。国防相は首相経験者/元軍人の小柄勇猛なるエフード・バラックで、戦術は6日戦争のように、強襲短期決戦…。

アラブの春と無関係のようだが…。ヒラリー・クリントンが最友好国の`慎重`を望むのはアラブ再編成と深く絡むからである。ヘズボラがシリア内戦に関わっている[補足2]。本拠地レバノンで先日、国家安全責任者の暗殺テロを起こし、シリア・アサドを間接支援している。小隊単位で、自由シリア軍に打撃を加えていると思われる。同時にハマスと共に対イスラエル戦線を組んでいる。この武装勢力・ヘズボラを支えているのはイラン。イランは西側物資封鎖によって弱体化しているが、近くウラン中濃縮化を実現、その`中`核爆弾でイスラエルを威嚇する戦略である。この`威嚇`はいつでも攻撃できる状態ゆえに、イスラエル次期目標はこの`威嚇`を排除すること。

左;ハマス(Hamas)リーダーHaniyeh。ハマス本部はこれまでに何度も標的になり、昨日~今日の砲撃で全壊したそうだ。
Gaza 002
左:チジニア外相Rafik Abdesslem。昨日のエジプト首相Hisham Kandilに継ぐガーサ訪問。両国ともアラブの春によって旧独裁者に代わる選挙を経て選ばれた政権担当者たち。孤立地パレスティナの現政権(ハマス)への連帯感の表明。


イスラエル首相ベンジャミン・ネタニヤフは最近の国連総会で、今日にでもイランの核兵器が完成すると演説した。彼は昨日ハマスの攻撃について言った;国民の生命を守るために考えられる全ての措置を採る。
かつてエジプト経由でリビアなどのソ連製武器がガーサに運ばれた。それは今も続いているらしい。アラブ陣営のパレスティナ支援は独裁者当時と同じであるから…。それを断ち切る。するとイスラエルへの大方の攻撃を防ぐことが出来る。言い換えれば、今や武装兵力に育ったハマス拠点を叩きつぶすこと。

エジプトの民主的な大統領モハメット・モルシとトルコのタイップ・エルドガンが共に紛争収拾にどう動くか?トルコも、と言うべきだろう、イスラエルの仮想敵国だ(った)。トルコの自由シリア軍への支援は既に明らか。密かな武器援助が行われている模様。NATO第3の強国でEU,中でも仏英と同じ歩調でアラブ蜂起に協力してきた。モルシは国民のパレスティナ声援をどう織り込んで、紛争解決に回るか? 手品のような言葉の芸術が必要になる。

イスラエルのUS大使Michael Orenと思われる。右はイスラエル空軍の精密砲撃のヴィデオ画。ファジャ・ミサイルがテル・アヴィブ病院を標的にしたのと違い、イスラエルは軍事目標だけだと。
Gaza 001
カイロに本部を置くアラブリーグが直ちに会議を招集。


日本政府の中近東政策は米国方針に沿っている。イランへの具体的な非輸出項目はUS及びEUに準じる筈。ヘズボラとハマスに関する限り、短く言えば、日本はイスラエル側と言うこと[補足3]。言わば欧州機構EUと同じ立ち位置だ。これら`西側`諸国は、リビア蜂起とシリア内戦[補足4]に於いて、執拗に独裁者支持・支援した/するソ連邦と支那と真っ向に対立している。この事実を普通の日本人として新たに認識して良いのではないだろうか。

中近東の長い抗争と近年の極東情勢は似ている。地理的に日本は、イスラエルのように孤立している。国家は領土を前提に成立している。イスラエルは領土をパレスティナの地に得て、生まれた国家である。その土地を失えばイスラエルは消滅する。土地を守る事が国民の生命を守ることと同義なのだ。ところが竹島は韓国に実質支配され、尖閣ほか沖縄県所管の島嶼が危機にさらされている。

1970年代半ば以降、国境における小競り合い/紛争/戦争において共産支那が圧倒的に実績を持つ。ソヴィエト・インド・インドシナ(ヴェトナムなど)、、、。抑止力を持たない小国または友好/平和を歌い文句にのんびりする国は歴史上常に呑み込まれるか消滅してきた。同盟国USの沖縄基地が無ければ、既に支那は実質的領海侵犯を行い、沖縄領有を主張していただろう。

仮に島嶼域で支那と武力衝突が発生して、スワ日支戦争かと言う状況になった時、隣りの韓国は助太刀するだろうか。日韓に日米安保条約に値する拘束はない。つまり韓国は同盟国でない。韓国は朝貢国の習わしを持ち、巨人(でくの棒であっても)に刃向う無謀を回避するだろう。現時点で誰が信頼できる日本のパートナーか、考えてみたい。

日本の国力充実が望まれる。国土を精一杯用い、インフラ整備をさらに進め、人々が協調して働き、GNP/GDPに貢献すること。軍国化と言う陳腐な表現時代は去った。平和で豊かな国家を維持する努力とは、細かくは実践経験のない自衛隊の質を高め、戦術戦略を鍛え、兵器精度を常にアップグレイドすることなのだ。日本の軍事産業のシンボル・三菱をハッカーする事件があったそうだが、ハイテック情報を仮想敵に盗まれてはならない。仕掛け人の意図を知り、脇を固めてほしい。

欧州におけるこれら常識、備えの感覚を普通の人々が持つ時…。八方敵のイスラエルの人々を想像するのはどうだろう。三菱初め技術伝統を持つ日本企業がイスラエル軍事技術開発に学ぶ点は大きい。日常が戦時状態の国である。武器精度アップと共に人々の心構えが出来ている。備えする日常があって、平和を享受できる…

[補足];
1.雀蜂のような最強武器と言う意味のドローンはイスラエル軍事輸出の近年の稼ぎ頭。イスラエルを取り囲むイスラム諸国に売らないのは勿論だが、インド・ブラジルなど得意先は多い。参照;昨年10月25日、ドローンは雄の蜂 無人戦争の時代が来る? 衛星誘導無人攻撃道具。

2.Hezbollaはhezbとallahからなる熟語。神の党、アラー神に守られる人々、即ちレバノン人を指す言葉。イスラム教にシーア派とスンニ派と言う二大潮流がある。身内ほど憎い…、敵対関係の歴史だ。ヘズボラはシーアに属するようだ。因みにバッシャード・アサドはシーアの枝分かれの一つアラウィートに属し、現シリアにおける少数派。つまりシーアが多数スンニを支配してきた。レバノン政権はキリスト教とスンニ派そして近年加わったヘズボラから構成され、多難を極める。暗殺された前首相は確かスンニ派で、シリア・アラウィートとヘズボラの連携テロと思われる。

3.日本とイスラエルと言えば、外務省の外郭事業だった(現在について不明)海外青年協力隊のキブツへの農業支援を思い出す。青年達が海外に出たのは高度成長期の昭和30年代から昭和天皇が亡くなる頃までか? 一方キブツはこの種の集団農業組織で史上最も成功したと思われる。欧州市場に入る目新しい果物にイスラエル産が多いと言うか、農産品開発のリーダー役割を果たしているのかもしれない。典型例は日本産品種の柿で、現在ではスペインやポルトガル・イタリー産が競合している。知人の娘さんがキブツと関係、話を聞いた。21世紀のキブツは農業技術開発と共にコンピューター・ハイテックを含むそうだ。

4.昨日、政権を離れ隣国に逃れたシリア法務長官Ali al-Aounの言葉が象徴的;シリア政権は既に存在しない。バース党は空っぽになると言う。彼もスンニ派の副大統領Farouq al-Sharaaもすべて要人はシリアを支配したバース党メンバー。自身の声明はないがアル・シャッラもヨルダンに脱走したらしい。自宅逮捕とも伝えられ、事実確認が無い。ともあれ、家族を隣国に安全逃避させた後に、大抵の場合、自由シリア軍協力を得て本人が脱国する。8月の当時の首相脱走が弾みになり、既に高官64名にのぼる。
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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