ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

Politics and economics 政治/経済

ゲイ・パレード in Amsterdam


ゲイ・パレード数あれど、船・ボートを連ねる運河のパレードはあまりない。アムステルダムの住居建築は運河の網の間に立っている。サッカーで勝っても、五輪で優勝しても、この町の祝宴パレードは常に運河に船を走らせることになる。

迎えるファンや見物人は運河沿いで嬌声を上げる。両側の古建物のくずれ落ちそうな出窓にも人が溢れる。パレード側と観客との間に劇場のような高低差があり、効果のある雰囲気が演出される。

Gay Parade 01

アムステルダムのレスビアン・ゲイ・Bセクシアル・トランスジェンダーのパレードは今年で15年目、欧州では古手の一つだろう。まとめて略してLGBTと呼ぶそうである。USはニューヨークで始った時は、政治的な人権活動としての性格が強かった。いわば黒人解放運動≒ブラックパワー時代に近い真剣で戦闘的なスタートだったと思われる。

欧州ではミラノ・ベルリン・パリ・ロンドンなど知られる。21世紀になると旧東欧圏あちこちで開催されるようになった。旧ユーゴスラビアからの独立したたいていのミニ国家ですら、行われているようだ。モスクワで行われるから、ゲイパレードのない首都は肩身の狭い時代になったのである。

Gay Parade 04

アジアでもたいていの国で行われているとニュースが伝える。十年前からボツボツ始り、この5年で急激に参加国が増えたと言う。インドはアジアで早かったらしい。昔からインドでは原始的不衛生な去勢施術が行われた。ローマや支那の政治的宦官と同じながら、熱帯乾燥域ですから傷口化膿による死亡率が高かった。刑罰を含む宗教/政治理由を除いて、今ではLGBT人権に自ずと関る原因を無視できないとされる。伝統インドゆえ納得できる。世界第2の人口を考えるなら、目覚ましい経済発展と呼応してますます積極的に展開していくに違いない。

同じゲイ文化盛んなタイやマレーシアは既にこれで外貨を稼ぐと言われる。タイランドはライスランドで米くらいの一次産業しかなく、ゲイ観光産業に意外な光明を見出した…。政治的には、追い出されたタクシン元首相の妹が首相に先日当選し、金持ち一族世襲のややアラブや南米的な不可思議な国ですが…、ゲイ・パレードの理念は明快と言うべきでしょう。

この他台湾・フィリピンなどでも、既に五年ほど続き、ますます盛況になっているそうだ。こうした流れは、発展途上国あるいはそれから脱し欧米日に並ぶ国々のグローバリゼーションとも考えられようか。それとも所謂根も葉もあるようで無いような"都市伝説"の皮相現象と捉えようか…。

UP画像を見て感じていただけるように、この流れとエネルギーは言うまでもなく支那大陸に及んでいる筈だ。もし北京ひな壇がひっくり返るなら、壮大な宦官歴史故にどなたも納得されるにことだろう。ゲイパレードと共にFree State of Chinaが生まれるかも知れないゾ。

アムステルダムでは市長も各界有名人、スケーター(これは蘭のトップスポーツ)フットボーラーも色々な連中が参加する。例えば2月の謝肉祭(カーニバル)のような伝統行事と同じように、組織するイヴェント企業は一年間準備する。数々のイヴェントを掛持ちしながらではあるが、人の手配も衣装制作にも時間がかかる。それだけ楽しい賑やかな祭りになった。今日はアムステルダムの番だった分けだ。

Gay Parade 02

日本大都市に比べるとこじんまりだが、人出50万人分のユーロが町に落とされ、市の文化プロモーションとしてトップに属するだろう。150万扶持の古都・京都の場合、祇園祭宵山と巡航それぞれ80万ほどと聞いた。岸和田ダンジリ祭りはもっと出るそうである。ならば運河の都としてそれらに匹敵する企画と言わなければならない。毎年同じ土日なのかどうか知らない。私の町でも、川向こうの古都でも、あちこちで催される。もはや蚤の市と同じ感じの恒例行事になったんですね。

先週か、元祖のニューヨークだろうか、同性結婚が可能になり、US5州目だとかサテライトが伝えていた。それによると1969年に初めて先鋭的な街頭デモが行われたから、42年目に実現した。歴史のマイルストーンになるそうだ。

ほんなら、日本でもハラジュクやロッポンギで、ストリート・パーフォーマンスのような感じで行われているのかも知れない、と思う。仙台でガンバレ東北の一環にすると、世界が注目するに違いない。左様な想像というかアイディアーは、日本で創造のたぐいに入れてもらえるだろうか、とフト徒然に思うなり。

Gay Parade 05


[記:2011-08-08]
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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