ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Nature 雑草 フローラ/ファウナ

アメリカのリンゴ史 マッキントッシュやフジ 


'Ingrid Marie' × 'Golden Delicious'
→ The Elstar 1950s by Netherlands
画像右は多分エルスター。

世界一生産量の品種はFuji=藤=富士らしい。日中戦争の戦火激しい頃、青森県農林省園芸試験場 で作出されたと言う。両親はレールズ・ジャネットと言うアメリカ・ヴァージニア産と、やはり19世紀後期作レッド・デリシャスと言うオハイオ州産種。US果樹園史要約に書いてあるから間違いない。アメリカリンゴ種の元は17世紀初期から始まった欧州入植者による欧州のリンゴである筈。

1620年11月(ユリウス暦の日時。現行のグレゴリオ暦より二週間近く先行する?)にブリテン国教会から迫害された清教徒を乗せたメイフラワー丸がニューイングランドのどこか海岸地にたどり着いた。USA人々にとって心のふる里と言うべき歴史的到着日は、プラハ郊外の白山でフリードリッヒ5新教勢がハプスブルグ皇帝軍に敗れえた日と前後しましょう。

国教会(アングリカン・チャーチ)の主はフリードリッヒの義父ジェームス1世(ボヘミア編ご覧ください)。宗教から遠い人間なので、ピューリタン(純粋?)派の教義について知らない。彼らグループはこの航海事業の前に、オランダ・ライデンに滞在しています。オランダカルヴィン系の禁欲的思想と関係あるのかも…。ともかくメイフラワー(一代目)の北米到着とボヘミア冬王敗北とは、英語彙仮名書きだと、ヒストリカル・リンクになりますね。

翌年春まで総勢130名ほどが帆船で暮らした。過酷な状況のため半数が亡くなった。かなりの大きな帆船ですが、入植に必要な様々な積荷に溢れていた。ノアの箱舟を連想しても良いかもしれません。穀物や野菜それに果樹の種子も当然でしょう。

Apple and Pear と言うのはいわば成句、果樹の歴史的代表二つ。春に大地に下りて、地元民と摩擦しながら、年月を経てまず白くほのかに赤い花が咲き、年毎に増えるリンゴを収穫したに違いないと私は思う。なぜなら、ヴァージニアは後世、リンゴの大産地になるのですから。

青地に白たすきのスコットランド国旗と白地に赤十字のイングランドを重ね、内では両国一体化政策を進め、外ではそのユニオン・ジャック旗を掲げた西インド会社の戦艦通商帆船が、既にハドソン川沿いに入植地を展開し、一方経済特使を乗せ平戸へ航行しています。家康は隠然たる力を持ちつつ静岡・駿府に隠居して、三浦 按針(アンジンWilliam Adams)を特使に伴わせる。

1611年は慶長16年となっています。その10月大地震と大津波が今回と同じ場所で起こった記されています。正確に400年経って繰り返されたと言うことデス。その大災害の年に、家康はジェームス長女の義伯父オラニェ・ナッソウのモーリッツに朱印状を与えました。モーリッツは自治体の寄り合い所帯の統領にすぎません。ジャワからやってきた使節が彼を国王にして体裁を整えたのは前に紹介しました。2年後ジェームス長女エリザベスがフリッツと結婚します。家康はそれを祝うかのように、ジェームスにも朱印状与えるんですね。

wild apples tree 01
リンゴの花:前項「Apple 林檎」写真の歪な果実形状の個体

1607年、記念すべき第一番目の植民地州名として偉大な独身君主名アザナを撰んだ。そして一体化したブリテンが初めて入植した場所をジェームスタウンと命名。誠に理屈にかないます。国王Kingのようなエリザベス女王に比べ、女王/Queenと揶揄されるジェームスの性的嗜好は古代/ローマ/中世からの変わらぬ支配者一面を語ります。同時にジェームスタウンを嚆矢にするアメリカ都市文明を何やら暗示しておりますゾ。とまれこれから少しずつ植民13州が形成されていくのです。アップル果樹園と共に…。

例えばマッキントッシュ・レッドは19世紀初めにつくられ、以来アメリカを代表するアップルになったそうな。偶然このハイブリッド(≒突然変異体)に恵まれた園主はUS果樹史に名をとどめ、さらに幾つかの町名に栄誉を残しています。彼のMaIntosch先祖は新天地カナダに移住してきたスコットランド家系です。ルーツは代々ジェームスをいただく王制国家にあった。

マッキントッシュと言えば、リンゴと理解する地域または世代や人々があったんですね。リンゴと同義として育った連中はMaIntoschよりもMackintosch綴りがカッコイイと言うか、発声結果が異なり、後者の読みやすさのために採用した…。それともリンゴブランドとして、既に`標準`綴りだったのかも。

それがコンピューターのシリーズ名になった。AppleのMackintoschだから、意味的にアップル・アップルの繰り返しになる。社名やブランド名に&を挟み、語彙を繰り返すネーミング方はだいぶ後の流行りですから…。工業デザイン史にあげられるソニー携帯TVに比べると、見栄えのしない細長四角な鈍重な代物。野暮ったいカーキ色の正面上半分に画面がついていて、こんなものが果たして売れるのか、そんな機械だった。

eenHao Appel 02
マッキントッシュと同じような品種のリンゴ古木。

[記:2011-08-13]
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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