ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

Politics and economics 政治/経済

165万州選挙 自由民主党の凋落


何か二つを比べてみてヘーと納得することがあります。知っていても知らなくても普段の生活にどうってこともない諸々がそうですね。ドイツ連邦共和国はユーラシア大陸西の辺境を占める欧州域に、かなりでかい顔して治まっています。やはり共和国家である第5共和制フランスに次いで広い国土と言う印象を受ける。欧州連合に入ったポーランドも大きそうだ、、と言うこともありますが、いったい日本と比べて大きいのか小さいのか?

Europa part in Eurasin continent

独/日はだいたい同じ国土面積なんです。私には意外で、ホーッとちょっぴり賢くなった気分になります。ひと塊と弓長状で想像しづらい。事実は今日話題のメックレンブルグ・フォルポンメルン州をもう一つ加えたドイツがほぼ日本国土に相当するようです。連邦最大面積はバイエルン州で、北海道に近い感じがします。16州と1都1道2府43県ですから、州/県別平均で考えると、後者の日本行政区画が非常に細分化されている印象を受けますね。

何故か? 都道府県は条例を制定できても、例えば同性結婚を許すと言った独自の法律を持てない。連邦ドイツや合衆国USの州はそれを出来る。従って平均的面積に於いて州が県より広い。奇態な屁を連発するような屁理屈…、相関ファクターがあるような気もします、いかがでしょう。

16と43を眺めてふと思うのは、数の多いのはディジタル時代に効率・合理化できるのではないかと言うこと。欧州一般、昔たくさんあった小さな組織をまとめて統合、それをさらに地方から全国へと進める傾向があるようです。コンピューターによる事務処理と情報伝達の容易さゆえに可能になりつつある。無駄をなくせると言うか、節約ができる。

例えば小学校20を統合、一つオフィスと一人の校長で運営する。県すべての介護施設を一つのマネージメントに置く。そう言うことです。校長になれる人が少なくなるので、人的管理運営が逆に難しくなるか。しばしば議論される弊害と言うか、パーソナル・リソーシーズなんてのが絡んできて、どこの国でもこれは難題ですが…。

Wathlkampher Mecklenburg vorpommern 01
ドイツ連邦の北端 メックレンブルグ・フォルポンメルン州(MV) 連邦16州のうちで6番目の面積、日本都道府県に比ベル例がないので見当をつけにくい。北海道の3分の1余で、大きいです。人口はわずか165万人(近いのは145万人山口県) つまり広々とした素朴な田園が広がっている。人よし、魚はね、肉うまし、言うことありません。


昨日夕方に選挙大勢がわかり、早いのに感心しました。5割を少し超えた程度の選挙率で、関心少なく投票用紙の山も少なく、早く済んだ…。これまで二つの均衡する勢力の連立でした。中道の右cduと左spdとの大連合と言われました。ここは20年前まで東ドイツ、冷戦解消後も前共産党を母体にする極左と言うべきDie Linke(左)が根づいており、昨日1.6%を上乗せ計18.4%を得て健在。

この20年東独域に莫大な公共投資が行われた。尚それでも格差は目立つ。元東独民はOost(東)の人なのでOosyと字名される。偏見語への怒りをこめてDie Linkeの支持基盤がある分けです。ザクセン州ライプニッツやドレスデンの都市を歩くと、そのあたりの気分が伝わってくる。都市だけに、若者たちの先鋭グループ活動がこれらの町から紹介される。北の土地MVとは言え、お伽の国のような中世建築がある州都シュヴェーリンでもかつて極右(Die NDP)に対する極左騒動っぽいのがあったようです。

Wathlkampher Mecklenburg vorpommern 02
昨日選挙に勝ったSDP幹部のインタヴュー。
右;ジグマル・ガブリエル、党議長で議員グループの筆頭
中;マヌエラ・シュヴェージグ、社会/健康省大臣 内閣メンバーで党2位の位置
左;エルヴィン・ゼルレリング、州首相 第1党の筆頭だから内閣責任者

結果のグラフィック・イラストが時々コピーライトフリーで使える場合がある。本日見つからず残念…やむを得ず書いてみます。SPD 35,7% CDU 23,1% Linke 18,4% Grünen 8,4&% NPD 6,0% FDP 2.7%
連邦キャビネットの副宰相と言うべき外相Gウェステルウェッレの自民党が前回の9.6%から凋落。議会生存権5%をわり、消え失せる。その代り環境党ミドリがそれをクリアーして初登場。緑とSDP組み合わせで組閣したいが、71議席の過半数36に2議席不足のため、大連合+緑になるか?

FDP凋落の原因は、外相担当であった国連安保理リビア決議の棄権投票に端を発した。[主な理由をどこか日記に記しています。8月14日ベルリンの壁50年記念日等ご覧ください] 外相はすっかり人気を落とし、タブロイドゴシップ紙から下手な英語を喋ってと散々。

リビア方針を最終的に裁可したメルケル女史CDUは均衡から大差と言う敗北状況にあるものの、かろうじて2番目に付けている。外相にとっては不公平な感じがします。選挙は厳しいデス。

やはり宗教保守党と、商い一点張りの根無し草政党との違いかもしれません。教会の日曜礼拝に行く人がドンドン減っているのに、まだキリストのおまじないですか? モダンなFDP党が浮かない気持ちで疑義を呈したいけれども、こうした原発/通貨危機の時に支持を集めるのは党コンセプトからして容易くないと言うこと。

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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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