ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Hacking, Spy and Battle of secuarity

Phone hacking scandal

Phone hacking scandal 連日のブリテントップニュース。Al-Jazeeraサテライトでそう言っていますから、はじめ何か分からず、インタネットのハッキング絡みかと思いました。OoNLINE植物アルバムの休止もあって、HackerとかCensorshipにScanning(検閲)などの言葉が頭に残っているせいですね。

どうやらホーン・ハッキングは盗聴のことのようです。電話線をタップするのでWiretappingと昔は言いましたが、Phone hackingの方が今風で伝わりやすい…か。熾烈なメディア競争の結果、ホーン・ハッキングがブリテン業界で横行している。これがこのスキャンダルの主題。

しかし、ルーペルト・マードックにスカイニュース(サテライト常時ニュース)、ドウラー家族に副首相Nクレッグ、レベッカ・ブロークスにアンディー・コールソン、、、そう言う聞いたり聞かなかったするり名前が何故か並んで出てくるんですね。

今朝からBBCを聴いていると、この話題だけデス。あれやこれや多岐にわたる細部を聞くうちに、ようやく輪郭が見えてきた。イヤー汗をかきます。それで軽率ながら、ひょっとするとDキャメロン内閣がぶっ倒れるかも…と思ったりするんです。

騒ぎが雪だるま式にドンドン膨れ上がっている感じがします。1970年前半を圧倒したのはWatergate事件で、数年に及ぶメディア/CIA/FBI/Whitehouse/議会を巻き込む大統領の犯罪。それに比べると事件の器は小さい。であるけれども、主役がメディアそのものですから、いやがうえにも小から大までメディアが大声を上げる。

Rニクソン弾劾裁判は米政治史で初例になりそうでした。後のモニカSexスキャンダルのBクリントンも大詰めになりそうでしたね。クリントンの公開インタビューI' e had nothing to do with herと言う有名な嘘を思い出される人も多いでしょう。いずれもクライマックスの前で辞任や無罪になりました…、大統領の器で無いのに大統領になれると言うのが民主主義の一面と言うこと。大阪府知事になったスケベオッサンがいましたけれど、我日本が一人前の民主主義国家である理由はやはり総理大臣の犯罪を経験したからでしょう。それは立花と言う高名ジャーナリストの本に詳しい。

The News of Worldは160年続く(日本語でどう言う?)芸能紙と言うかスターやその動向、社会事件をセンセーショナルに扱う新聞。イングリッシュ・タブロイドがそれを指す代名詞だと思います。でも、きょうびの新聞はすべてタブロイドになりましたから、正確でありませんね。ウォターゲイト・ビルの民主党事務所への侵入事件後に、背後にいるニクソン七人ギャング集団に迫ったワシントンポストやタイムズ紙も今では二つ折すると30cm四方になります。CNNとAl-Jazeeraに市場を奪われる新聞勢としての対抗手段と言えない事も無い。

NoWは数あるタブロイド中でSunらと並ぶ有力紙。ミリー・ドウラーと言う少女が2002年3月に行方不明になった。イングランド南西小さな町ながら、NoWはこれに食いつき、センセーショナル・ストーリーを作ろうと…。若年13才、そして世界を揺るがす教会牧師/神父による児童セックス問題など要因があり、NoWは反"pedophilia" キャンペーンを張っていたこともあるらしい。

失踪後私立探偵を使い、彼女の携帯電話番号を探り、失踪以前からのヴォイスメイルをハックしたんです。親や姉妹の心配声も入っているので、ストリーを作り上げる材料が揃う。ある時点でNoW記者は全てのVMを削除。すると親は削除できるのはミリー本人だけだから、娘は生きていると希望を持ったわけです。実際は既に誘拐者に殺されていたのに。そして家族との特別インタヴューをNoWは組んだわけ。

NoW不法行為はスコットランドヤード(警視庁:その住所にあるため)により摘発され、そのタブロイド記者数名の逮捕があり、同時にNoW盗聴記事作りを嗅ぎ出した中道左派紙ガーディアン記者が既に数年にわたり記事を執筆。にも拘わらず、これまで8年全く他のメディアが取り上げなかった。

NoWやSunday Timesの親会社はNews International。そのまた親会社をNews Corporationと言い、Rマードックが父親の小さなオーストラリア新聞社から旧大英帝国圏を席巻するメディア企業に成長させたそうな。従って首相長期在任記録を持つアンソニー・ブレイヤーも後継者Gブラウン、現在首相Dキャメロンも、メディア王と密接な関係を持ち、大っぴらに過剰なNC市場占有率に文句を言わない/言えない。この老人から、言うまでもなく彼等は政治的/財政的な恩恵を受けていた筈。 一国の宰相が口をつむるのだから、そん所そこらのメディアもだんまりを決め込む。

NIのCEOで 同時に編集長 が上に述べたRブロークス女史。オーナーに気に入られ、実質上ブリテン新聞紙グループの女親分。ところが彼女はミリー誘惑事件当時のNoW編集責任者なんです。つまり彼女は不法盗聴による記事捏造に絡んでいると見なされる。直接関った部下たちは先週に逮捕され続けているんですけれどね…

と言うのはNoWが過去に行った盗聴悪行はミリー・ドウラーのほかに何千件とあり、英国社会の有名人つまりスポーツ・映画・政治ありとあらゆる個人に及びんでいた。かつての東独やルーマニアの秘密警察の盗聴に等しいのです。典型は王室一家の行動ノートを、その王室保護官から大金で買ったこと。チャールズ皇太子とカミラ婦人、息子2人の予定などが素通しになっていた。これには王室ファンならずとも、大方のブリテンが憤慨している。

コスモポリタン・ポリス(大ロンドンを管理する警察<スコットランドヤード)当局は現在その汚職保護官と贈賄側NoW関係者を捜査中だが、証拠物件の隠滅が相当数の関係者間で行われている模様で、コンチクショウとその歯ぎしりが聞こえるような印象を受ける。マードック本人の意向を受け、倍賞総額£20m(25億円ほど?)を用意しているらしく、NIは既に幾人かの盗聴被害者に多額謝罪金を支払った模様。

ブリテン責任者でマードック息子のジェームスはBskyB (British Sky Broadcasting)を40%支配して残り株買収を公にしていた。100%オーナーならBBC天下に立ち向かえる。もし実現すれば、誰も言わないが、本国を後にせざるを得なかった移民(罪人?)の末裔が本国に凱旋する風景か。

しかし逮捕され仮保釈中の社員を抱えるNoWが(表向きに)罪を恥じて、会社を清算する。それを決めたRM老人御大が昨々日ロンドンに着いた。昨日、普段の2倍部数の最後のNoWが発行された。その幕引きに立会い、職を失う200人ジャーナリストの先行きをオーナ自身が差配し、同時に秘蔵っ子のレベッカ女史を助け、息子と今後の戦略を練り直す算段…。何しろ彼は億万万長者でスーパー・マネージャーですから。

一方で首相デービッドは自身のホーンスキャンダルとの関りにについて「人々(≒選挙民)が決めること」と声明。なぜなら今年1月まで彼のスポークスマンは盗聴作戦に参画した元NoW勤めのAコールソンだった。首相就任の際、Aコールソンのきな臭さは判明していた筈。それでも我スタッフとして採用したのだから、マードック親子との縁を詮索されて不思議で無い。

Jハント文化相が自由党々首クレッグと労働党々首Eミリバンドの声明を受け「NCによるスカイ全面買収を歓迎しない方針」と発言。母親オランダ人の自由党々首は蘭語ペラペラで、一寸ウィレム3世側近を彷彿させます。彼はドウラー家族と面談したばかりで、彼の批判点はスキャンダル発端であるNoW不法行為の土壌になった商い優先主義即ちマードック・イズムに違いない。そして民主主義に於いてこのような犠牲者を二度と出してはいけないと言うもの。やや支持落ち目の自由党にとって、挽回のチャンスでしょう。

ジェミール・ハントの議会答弁を喜んだのは BBC(British Broadcasting Corporation )。未曾有の節約に面し、スカイの後塵を被らねばならないかもと言う矢先ですから。BBCのサテライトニュース番組BBC-world-newsは同じ国営のFrance24と共に民間CNNを合わせ言わば御三家…。急成長して世界ネットワークを持つAl-Jazeeraに比してシェアーを維持しなければなりません。

NoWは消滅、NCによるBSkyB買収は流れそう、、、これらはスカイ憎みのBBCにに、失地挽回したい新生・労働党に、棚からぼた餅的な明報。しかしホーン・ハッキング・スキャンダルはますますめまぐるしく展開しそうデス。ちょうどブリテン諸島に10世紀も20世紀も生存し続けるイチイYew(画像:Stowe garden)のような複雑な模様のように。

明日はゴードン・ブラウン首相在職中にNoWによってPC情報もハッキングされていた事件が中心になりそう。そしてRマードックに付き添われたレベッカ女史がNIから身を引くかどうか、、、

[記 2011-07-12]
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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