ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Politics and economics 政治/経済

スエーデンの誇り サーブ  明日に破産か? 


スエーデン製のイメージの良さ、作りの良いユニークな高級車と言う強いブランド力、これらがサーブの魅力だ。趣味のよいサーブファンを顧客にして、わずかの市場シェア―。通貨危機と財政不安に加え、西洋どこもデモ騒ぎと暴動にテロ(ノルウェイ)と言う世上で、マイノリティー高級車が思うように売れない。

オーナー、さっそう52歳ヴィクトル・ミューラーは下請けへの支払い危機のたびに中国自動車企業に助力を求め、新たな出資を得てほころびを修復。昨年ミューラーは本業スパイケル・カーズをブリテンに本拠を置くロシア長者Vアントノフに売却、サーブ経営に集中。しかし先月、下請けと従業員給与の不支払が発生。事態は急展開。

支払い猶予を裁判所に求めたが、昨日却下された。スパイケル売却金を振り向けないのかとインタビューされ、ぐっと詰まりながら、なのか他の方法の模索努力をしているらしい。どうやら法律的にスパイケル益に関し完全分離している節がある。自分の安全は保障しなければならない…。だとすると工場労働者組合が新たな出資パートナーをいつまで待てるか? 成金中国の旦那方がいっぱい居るのだが、彼の手八丁口八丁が今度は効かないのだろうか。

Saab owned by Spijker of Victor Muller

2011年のビジネス前線に、必ず絡んでくるのがロシアと中国ではないか… この2つはリビアとシリアの騒動に最後まで弾圧者を支持して、武器および石油の売買に拘泥する。ロシア国内にリビアの轍を噛みしめ、早めにメイン・ストリームにのり、国家威信と経済を取り戻すべきだと言う少数意見が無いではないようだ。共産支那ヒナダン方針に文句を言う声は国内から聞こえてこない、と言うか文句はご法度であるから、こちらはバカのならず者国家と思うほかない。

サーブ騒動にネガティブな意味を込め``露助と支那``がどこかでやはり絡んでいる。17世紀に海洋交易の主役を務めたオランダの器用なビジネスマンと鋼鉄ハガネのスエーデン製造企業との破局になるかもと言う話である。つまらない興の乗らない話題であるけれど、物作りに優れる日本の代表は自動車だと言う事実を思いながら、いきさつを追ってみた。

GM/Ford/Chrysler御三家USカー・メーカーが2008年8月投資銀行リーマン・ブラザース破産を契機に始まった世界恐慌のため、連邦政府から財政援助を受けた。ジェネラル・モーターズは事実上、破産した。再建過程で100%子会社サーブ売却が二転三転して、オランダのスパイケル・カーズに行われた。

Spijker Cars はイタリア高級スポーツ車ランボルギーニ/マセラティ/フェラーリ等と同趣向の蘭企業。3千万の車を年間1000台生産する、と言った企業。資産家の所有欲を満足させる`商い`で、基本的に`類稀ない貴金属`ビジネスと同じです。ただしこちらは金の有り余る男に冒険とロマンを売る。

2004年、設計技術者マールテン・ド・ブラウンと起業家ヴィクトル・ミューラーが創業。20世紀初めの蘭自動車ブランドを社名に採用。スパイケルとは`釘屋`と言う鍛冶屋と同じ職業名。飛行機製造のホッカー社のごとく、かつて物作りの栄光と伝統を取り戻そうとする夢と言うか起業野心。この数年赤字続き高級スポーツカー事業ですから、銀行もしぶとくなって、経営はドタンバタンの悪路に乗りっぱなし。ド・ブラウンが抜け、さる億々万長者のドラ息子MolをCEOに迎えたり、外目にも経営困難が分かる。

ドラ息子が退き、返り咲いたViktor Mullerが手品を使い2010年にサーブを買った。何十分の1の小が大を呑みこんで話題になります。サーブ前身はスエーデン空軍の戦闘機メーカー、戦後乗用車に侵出、スカンニヤと言うトラックメーカーを吸収合併。軍用機と車を分離した後に、後者がGMに身売りされた。オーナー家族が大儲けした。その代りスエーデンの誇りは埃になってしまった。

破産宣言と名車サーブの終焉になる気配がする。明日か、一週間先か、、、
関連記事
スポンサーサイト
Comment
Trackback
Trackback URL
Comment form













管理者にだけ表示を許可する

Profile

ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
この記事にリンクを貼る

Designed by Shibata

タグリスト

access
access online
現在の閲覧者数:
Latest trackbacks
Search form

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。