ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Miscellaneous Human History 雑史/外伝

ヴィンセントとウィレムとオレンジパレード



フランスの小さなオランジェと言う地区がオランニェ・ナッソウ家絡みの橙色の元祖。柑橘類の一つぐらいVincent Willem van Goghが描いているかもと探しました。あいにく見つからず、ガッカリしました。

彼のフル・ネームを私流に仮名書きするとヴィンセント・ウィレム・ファン・フォッフォ。vanは貨物自動車ではなくゴッホ村のなにがしと言う意味です。Gochはノルトライン・ウェストファーレン州デュッセルドルフ行政区の小さな町。昔は名も知れぬ村で恐らくその代かさねのウィレムまたはウィリヘルムが村名綴りをウッカリ書き間違えた例か…。

晩年フランスに於いて、誰もが成しえず想像もしなかった燃える動的画法を確立。上の群像付きの跳ね橋風景は大変な馬力で制作していた時期の幾枚かの橋の一つ。この跳ね橋はオランジュ村方向に向かうアルル村の外側にあったと聞きましたが、再現された観光用橋が同じ位置かどうか知りません。

絵を除き価値あるものを見出さなかったヴィンセントが同名同胞の歴代統領や君主ウィレムたちに関心を寄せたかどうか?ウィレムか略称ヴィムと呼ばれることがあった筈だから、その名に関わるオランジュ村を狂気が収まる時に気に留めたかも知れない。もし自殺せず倍も生き続けたと仮定すると、父国歴史に興味を示したかもしれない。するとボイン川戦いにおける馬上のウィレム3世を燃える筆致で残したかもしれない。

諸君、たくさんの彼自身の自画像を見られよ。麦わら帽子を鉄兜に置き換えると、そこに父を追い出す苦しみよりも国民と国家の良き未来を選んだ妻メアリーと共同君主として、スチュアート朝5代目国王となり、小男ルイ14世と欧州の覇を競った長身ウィリアム3世を想像できる…。

7月12日ベルファスト市内で橙色行進がくりひろがれる。英語の仮名で書くとオレンジ・パレード、その本番日です。ロイヤリストと言われるのはプロテスタント・オレンジ側。英国国教会(The Church of England=Anglican)即ち、その長である国王に忠実と言う意味ですね。

対するのはナショナリストと言われるカトリック側。彼らにとって国教会はヘンリー8世の世継ぎほしさゆえの勝手なでっち上げ会派に写る筈。ブリテン庶民(昔も今も)に言わせれば、年上妻カタリーナからずっと若いアン・ブーリンに乗り換えたかっただけや~。その後は専制君主故、王妃の侍女たちからあれこれ選りすぐり次から次へ新たに4人の妻。晩年は太り過ぎ、難儀したと思いますが…。内二人をロンドン塔の下広場で斧打ち首。

話を元に戻して、アイルランドの宗教はローマのそれですから、何も大本山カンタベリ―が統括するアングリカン組織に従う理由はコンリンザイ無いわけ。彼等はだからアイルランド民族主義者と解される。ナショナリストの支配者ロイヤルへの世紀を通じる壮絶なゲリラ闘争は強者に刃向う弱者の勇気を伝えています。

準備段階、月曜の昨日。両者を分ける多人員の重装備のセキュアリティー・フォースにも関わらず、やはり暴動があり警備官12名が重軽傷を負っています。ホーン・ハッキング騒ぎを聞きながら、IRAシンパの力溢れる若者たちにとって、例年のように橙色行進に対して、北アイルランド分離独立活動に伴う鉄拳をぶち込まねばならなかったと言うことか。

ロイヤリストのパレード団とナショナリストの反対デモ隊とが警備縦列を挟んで1977年以来の規定コースを今現在、睨み合いながら歩いていると思います。そう言えば大規模な敵味方同時行進が過去数か月イェーメンで続いています。地域紛争のグローバリゼーションと言うコンテクストで考えていいかも…。

[記 2011-07-12]
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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