ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

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Ordinary People 雑人雑名

Return of the king  財宝の隠し場所? ウラジミール・プーチンの権勢

”王の復権 ”と言う記事があった。Wikipediaの日本仮名でウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン(59才)となっている人物の復権と言う意味です。 2期大統領を勤め、連続3期は憲法で禁止されているため、首相職に移動。4年を穴埋め中の大統領はDメドヴェージェフ(46才)。任期切れの来年、真の実力者が王座の位置に戻る。

子飼いはつまり操り人形だった。御しやすく、しかしそれなりに振舞う誰かが必要だった。前任者ボリス・イェルチンは任期中たくさん首相を作り、最後がプーチンでした。21世紀入りの頃ですから、彼は50近い働き盛り。2期の間に権力を不動にした。今でも60前後ですから、この権勢を簡単に渡せませんね。ゴルバチェフにしてもイェルチンにしても、全盛は70前後。ブレジネフ・コスイギン時代も年寄りくさかったのでは…。

葦屋根ふき 04
葦の屋根葺き、秋の欧州辺境風景

イェルチン時代に沢山出た政党が消えうせ、"ロシア寄り集まり”プーチン党だけになっています。彼のメディア支配の巧みさとは管理担当省の人事を狡猾に抑えているから。取り締まり(もはやKGBと言わないでしょうが)組織および警察人事がキチンと大本に集まっているそうな。だから警察はわずかの反対陣営の伸張を徹底的に抑えられる。雰囲気としても実質的としても独裁的状況になっていると、クレムリンの退職高官が民族的性向を肯定しつつ、それを解説しています。

ロシアに基本的に表現の自由は出来た、と彼は言います。反対もおおっぴらに出来る。ただしメディアの配分が無い。"ロシア寄せ集め”と言うかプーチンならば益ありと見る官僚たちがコントロールしている。そこがロシア的なスゴイ点だと。共産主義の崩壊後でも、政府お抱えに対抗するメディが育つ土壌がないんですね。何故?

かつての粛清時代、先祖家族を抹殺された活動グループの若い女性が「ロシア的体質と言うのは長いものに巻かれろだから…」 NHKとかBBCのような圧倒的国家経営メディアに抗しがたいので、たいてい黙るより仕方が無い…」 なんか悲しい話でした。インタヴューの最後に「それでも今は昔と違って出来るの。私たちは続けるわ」

Centaurea jacea 020-1 knoopkruid ヤグルマアザミ 菊科ヤグルマギク属
矢車アザミ 6月から咲き、雨の多いときひっそりと休み、九月半ばから又咲き出している

帝政時代からレーニン/スターリンの恐怖独裁、フルフチェフ(すらも十年継続?)を経て束の間の三頭政治後の長いブレジネフ時代。こうして大雑把にみると、ロシア民族と言うのは独りの強者を望むのではないでしょうか。凍てつく大地で、楽しみと言えばウォッカを喰らうしかない平均的農民の血続きですから、帝政馬鹿殿であろうがマルキスト赤軍大将であろうが、誰かはっきりコレセーアレセーと言うのが独りいると充分だった…

プーチンのこれまでのほぼ十年期間を見ると、モスクワに何軒も大寿司レストランが出来た。家具のデパートであるイケアにロシア人が殺到して、欧州庶民インテリアがロシア都市型標準にりつつあるそうな。資産を蓄えつつある新興階級が風船のふくらみのように増加しつつある。プーチン息がかりの旧国営企業経営者は全て億々万長者になっている。少しでも文句を言い、ウン臭いと睨まれると、ロシア的村八分が機能する。
ユーコスでしたか民営化石油企業の若き億万長者が既に十年収監されています。ロシア富豪の嚆矢としてもてはやされ、プーチン政治ライバル視されたのがきっかけ。プーチンによる政敵粛清でした。昨年プーチン"組合"党で頭角出した人が頭をこつかれ、おっぽりだされています。

殆どのロシア・マネージャーはプーチン世代か、もっと若い。何人かロンドンやパリに居を移し、モスクワとの連携ビジネスを展開している。ビッグビジネスとは許認可の問題で、官僚の恣意が働く。いわばアフリカ中南米の開発諸国と同じと思われる。ロシアマフィアと言う語義はロシア的政経状態を指すと行っても過言でありません。サッカークラブやスポーツカー企業オーナーになるのは余興…。彼等の資産が大きければ大きいほど、言うまでも無くプーチン自身の資産が膨らんでゆくわけです。

誰におべっかを使えば良いか?プーチン筋がメインストリートで、終点は彼自身に他ならない。何処に? 如何に? ロシアきっての資産の山が隠されているのか? 法律家・金融専門家など親衛グループ中の"人脈核”と親族が資産管理をしている筈。リヒテンシュタインやスイスなど名うての銀行が関与していますから、一寸やそっとでは歯が立たない。追跡は非常に難しいのだ。野次馬だけでなく調査ジャーナリストの興味は尽きない。

Castanea 欧州栗2011年収穫
森で栗拾いする二人の年配婦人に出あった。主人が好物なので、と立ち話で聞きます。じゃ、どう料理をされる? 料理って? イエイエ宅のは生でかじるんですの…

「王の復活」と言う感じの記事は、キリストものなら、キリストの復活を想像します。この言い回しを見出しにしたのは、実は1989年秋から数年に起った共産主義の終焉まで国際政治に関ったマーガレット・サッチャーのユーモアが下敷きになっているようです。鉄の女性がJメイジャーにバトンタッチ、やがて保守党から労働党へ引き継がれ、Aブレアー長期政権が起ります。マーガレット女史(86)の引き際の大舞台はMゴルバチェフ(80)やHコール(81)と冷戦に幕を下ろさんとする歴史の一幕。

これら世代の人々が完全に舞台からおりたのは21世紀に入った頃でしょう。年金の少ない?ゴリキー氏は高額の講演旅行で頑張りますが、サッチャーやコールは稀にコメントする程度の優雅な生活になります。アイアン・レディーは一代限りの名誉貴族に列せられる(バロネスと言われる。珍奇な古い習慣を維持するブリテン気質ながら、数ある一代貴族にとって余分な年金が付くので大歓迎ですね)。

Copenhagen wood
秋のコペンハーゲン郊外

2001年に"The Mummy Returns"と言う数千年を架ける大冒険映画が公開されました。ミイラが帰って来る。大昔に埋葬されミイラになった女性が復活すると言う話。ふだん静かな生活をしている マーガレット女史が貴賓として招待されます。演壇に上がった、彼女の声は昔と変らず、さすがと思わせました。スピーチの始まりがこうでした。ザ・マミー・リターンズ…、アーンド…アイム・リターン。会場は爆笑と喝采。

来年のロシア大統領は元KGB要員に決まりです。ロシア同盟党総会で決議された。60%以上の国民支持を常に維持するのは健全民主国家では不可能。ですから、モスクワ会場で北朝鮮と支那と同じ大拍手装置が働きました。ハーレー・ダヴィッドソンを駆り、アクア・ダイヴィングで海底観察し、フェイスリフト(整形若作り)をして、スキー回転/滑降をこなす。精力的イメージキャンペーンが効を奏する土地?左様な宣伝が独占的に流され、信じようが信じまいが、おらが国はそうなのよと言うこと? 行儀の良い日本人には分かり辛いですね。

ロシアにミイラがあるはずがない。ですが、古代の財宝と共にSochiあたりに密かに横たわっているかもしれない。ソチは黒海沿岸にある保養地で辛うじてロシア領圏内にある。プーチンの知られざる要塞のようなコンパウンドがあると公然と言われる。冬季五輪開催地と言うのが曲者で、関連大業者が施工したとか。後期のブレジネフは常に高価なプレゼントを喜びましたが、ロシアビジネスの基本なんでしょう。

はっきりしていることは、ウラジーミル・ウラジーミロヴィチと言う類まれなスポーツマンらしきは前二期と違い今後、財宝探し(証拠)と隙あらば倒さんとする見えない政敵に最大限の努力を傾けねばならないと言うこと…。/>
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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