ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

Nature 雑草 フローラ/ファウナ

二つ繋がりや交雑 代替わりするハイブリッドもある…


二つの木が絡まりあって一本に見える。右が(セイヨウ)ブナ、左がナツナラ。私にとって初めての例なので、忘れないうちにと思い、アップしたいと思っていました。
ナツナラとブナ

仲間がドンドン先に歩いて行くので、仔細に上部を観察でき無かったのが残念。これだけ圧着しあっているので、ひょっとすれば互いの樹皮を突抜する組織があるかも…と想像だけを広げてみます。異なる二種が組織的にドッキングするのは既に知られています。宇宙ステーションと有人ユニットが連結して乗組員が出入りするような、双方からの物質交換が起るのですね。ただし、ナツナラとブナの連結レポートを読んだことが無いのです。

普段しばしば、数メートル以上離れた別々のブナ二本が上部の一方の枝を他方の幹に食い込ませている例を見ます。同じ種(シュ)だから、互いに唇吸いあうような具合なんでしょうね。出ている枝が再び同じ幹に戻って、扉のハンドルのような例もあります。

ハンドルを見て、"共食い”と言いません。でも、動物の同種間で行われるカンニバリズ=共食いをチョッピリ連想しないでもない。昆虫などで観察でき、種の存続の為に仕組まれている場合が多い…。ホモサピエンスを除いた高等動物のふつうの状態で起らないように思われます。カンニバリズムを野蛮としない習俗を持つ(特定地域)ホモサピエンスが存在した一方、普通の状態を逸した極限状況のそれが時々歴史のエピソードとして登場します。

有名な絵画があり、エンタメ映画も作られています。アンデスかどこかの山に胴体着陸した飛行機乗客が無事に下界に生還するまでのドキュメント風な映画だった。言うまでも無く支那には数々の話が伝えられ、さすがグルメの民族だと感心します。ロビンソン・クルーゾーのやや人種差別的な物語にも出てくる。20年以上前、日本人の佐野某は現実に蘭女性を殺害して食った。最近例では、さるドイツ人も死にたい本人依頼で、やはり食味している。

根っこ近くで繋がる例。この場合の見えない根は土中で繋がっているかも知れませんね。
ブナとブナ

樹木において、同じ仲間なら組織が同化しますね。動物の最も高等生物である人間に於いても、生まれてくる双子乳児間で、同様な現象が起ります。様々なケースがあるようです。切断手術が簡単な場合も、10時間かかる大仕事も、時々報道されます。細胞組織が同化するのは何も下等/高等と無関係に思われます…。

植物の草本において、異なる個体間にいっぱい様々な組織同化現象が起りうるのではないかと想像します。ところが、観察不足で、未だにこれと目撃したことがありません。御存知の方に、聞かせていただきたいと日ごろ思っています。上例のようにモクホン即ち樹木だけでしか、私は知らないのです。

モミとムクノキ

この二個体例を目撃した方は何十万といらっしゃるでしょう。日本の有名な植物園にあり、「連理の木」と言う説明が掛かっていたと思います。モミとムクノキときちんと書いてありました。写真で見る限り、左から右上に吸い込まれている。つまり一体化しているように見えます。さもなければレンリノキと植物園がわざわざ言わないと思われますから。

もし連結しているのであれば、レオポン的な珍しい例ではないでしょうか。ライオンと豹でしたか?レオポンは一代限りの動物ですね。生殖能力が無いケースで す。代重ねできる例は有名なヒブリダ=hibridaと呼ばれた猪とブタの交雑だと聞いています。人類初めて庭囲いして飼育した交雑種だそうですが、その後の正式名称は何 と言うのか? さっぱり不明です。英語風でハイブリッド・スワインと、まさか言わないでしょう。

Wildschweinがいるライッヒワルト(国有林ながら帝国森と言う響き)にも時々行きます。溝向こうの蜂蜜農家のオバサンに教えられたのは15年前で、遭遇するまで数年掛かりました。シュヴァイン=猪にWildがつく、ダメ押し強調の言葉?と思ったのですが、シュヴァインは猪より豚に近い語感のような気がする。即ち"野生豚"ですね。しかしピッグまでいかない。pigはふくよかな雌豚を指す英語彙と個人的に決めております。この英語彙含みの幾つか成句にネガティブな傾向がありますが、それは古来の野生/強靭なWildschweinと対比的リンクをしているせいではないでしょうか。

また去勢されない大きく強い雄豚をschweinと言い、野生ならWildをつけると言う趣もあります。ホンモノ野生=猪は去勢なしで、それを捕まえ庭囲いし、豚と縁結びさせた。生まれた次世代をヒブリダと名付けた…。[では豚は何処から来た?ニワトリと卵のようになりスミマセン]

先日、ローマ初期の四つ脚肉はまず豚肉であったことを書きました。闘牛からみの話で、牛より豚が早かったと言う多数説。何時か聞いた話に、民族により豚肉が牛より高価、と言うか珍重される例があるそうです。値は需給関係で決まりますが、狩猟時代のイノシシはグルメの優先種だったかも…。

マツ科のモミとニレ科のムクノキの連結が哺乳類ヒブリダの如し、新種/変種に展開することはありえない。しかし科/属/種ちがいの二つが接続して互いに物質交換する場合がある…。厳密には一つの方を開花させる為にもう一つのほうを経由させる、と言うか土台にする。土中の根と空中の葉のそれぞれの成長物質は二つの内部パイプをホイと挨拶しながら行きかう。接木のことです。接木と上画像のモミとムクノキの組織結合がどう違い、どう同じなのか? 専門家に講釈いただきたいです。

樹木の二本がらみへの関心事なのに、つい動物やその仲間ホモサピエンスに脱線します。そりゃー、そうだ。植物も動物も同じゲノムで成り立っているから。しかも動物か植物か、分からない生物が存在する。むしろそのどっちつかずから、動植物が派生してきたような気がする。分野専攻された研究者の方が腹を抱えて大笑いされるでしょう。馬鹿・素人ですから、恥ずかしながら仕方ありません。賢者フクロウや先日であった↓隠遁者風なカラマツ御老人に聞かねばなりませんんね。

Wijseman deneboompje

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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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