ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

Uprising 抗議デモ/アラブの春

DキャメロンとBオバマは歴史的な日と呼び、Hクリントンは"アッ”と言う


昨夜、臨時政府NTCのテレビ(よりも iPhone SNSですが)を見たトリポ市民のお祭り騒ぎ。東のベンガジ、全ての市町村とで同じ風景だとレポーターが叫んでいる。
Feest in Tolipoli

リビアも既に日欧と同じiPhone 社会になっている事実をあらためて下の画像から確認できます。一般市民も(トヨタ)ピックアップ兵たちも持っている。上向きの遺骸に向かい、八方から(コピー機を含め)iPhone撮影が行われている。青白いのでどうやらミスラタ肉屋冷凍室だろう。昨日、土管現場でも携帯カメラがちらついて、その一人からサテライト局記者が本局に映像を送り、それが同時に世界に流れる。事実であるが、まとまらない映像情報がサテライト各局で流れるので、数時間しないと事実経緯を整理できない。

iPhpne Solgers 1
iPhpne Solgers 2

逃走中にも拘わらず、充分に栄養採取している様子が体躯から分かる。サダム・フセインの穴倉生活も同じで、近代の引きずり落とされる独裁者と忠誠者たちは、かつて祖国に尽くし飢え死にしていった無念の将軍や兵たちと表裏をなしている。"太った豚”と言うそうだが… 下の画像は捉えられ、ひと時ピックアップに乗せられ再びおろされる際は傷だけを負っていた。ピックアップ車ボンネットを背にもがいている生前時。左頭部の出血は土管に逃げ込む前に受けた銃弾らしい。この後、致命的腹部への二発目を喰らうのだろう。いずれ明らかになるだろう。

nog levende Gadafie

新型銃をもらったにわか仕立て若者か?あるいは数ヶ月戦ってきたヴェテランのファイターか?誰かが憎しみを込めてピックアップ車上か車の近くでか?ガダフィーを狙撃した。近い距離でしょう。一つの銃創がヘソに近い真ん中にあり、左脇腹が血まみれのようだ。そこが致命傷だろうか。昨日、現場にいた連中がわき腹と説明していた。彼らおおかたはヴォランティア素人で、よく喋り、意思表示をはっきりする。ソーシャルネットワーク時代に於けるファイターズ面目と言うべきでしょう。

NATO(≒ +US)が地上軍を出さない方針を堅持したのはイラク・アフガニスタンの苦い経過からだ。その代わり出来うる限りの軍事ノウハウと携帯など物資、民間人を装ったMI5/CIA要員さらに空爆標的通知要員などを配した。仏英にとって失敗してはならない作戦だった。両国の将級クラスを頭とする専門数チームがベンガチに常駐した。地中海に浮かぶ艦艇群と伊仏希らの空軍基地、さらにドイツNATO本部との連携作戦を展開。ベンガジの彼らは言わば黒子である。

従って表向きは、コソボと同じ精密なポイント空爆だけに徹した。これが在って、冷戦後初めてのアマティア=ヴォランタリーによるピックアップ車ファイターズが誕生した。兵隊でなく果敢に戦う男達と言う意味である。民兵に違いないが、そう杓子定規に言うと実態が見えてこない。民兵は呼び出され組織化された"iPhoneを持たない"主に農民を言う。ここではピックアップを駆って勝手バラバラに志願して集まった連中だ。

UN安保理‘No-Fly Zone’決議は東北の地震津波発生の6日後に採択された。ドイツの棄権選択は国内に大波紋を起こし、現政権の支持凋落の引き金になった(あちこち日記に重なって触れています)。安保理指令Resolution はあちこちの紛争に対し一杯出される。殆どの指令は債務的決定でありながら、事実上"実現してほしい”のだが"殆ど実行されない”希望的書類決定にすぎないと私は思う。実力行使できる機関(≒軍事手段)を伴わないからだ。さようなジェントルマン・アグリーメントを連発するのが国連である。しかしそれでも国際連盟より機能している。

3月16日夕刻の1973指令は、具体的なリビア上空の“政権側戦闘機の飛行禁止”決議である。コソボでも、さかのぼって95年ボスニア、ヘルツェゴビナでも採択された。1973はそれらと並ぶ例外になった。キャメロンとサルコジーが今やと待ち構え、棄権5票のほか賛成と言う大多数で決議されるや否や、戦闘機発進命令を下した。

間一髪だったのは御承知の通りです。ふだん指令が出るだけで放って置かれる紛争現場が現実の実力行使になった。ふだん何も言わない露支がそれゆえブツブツ文句をつける。ヤクザ政権ですが、ここで表明しておかねば、いつか自国事情でヤバイことになりかねないと言うこと。本日もセルゲイ・ラルロフ(?)外相が、コンボイは誰かを攻撃していたのでは無い。それを空から攻撃するのは安保理決議違反と繰り返している。

Tannel 1
シルテ脱出を図るコンボイのアニメ図。午前8時ころ、昨日。15台の車両がこの部分を通過中に、無人攻撃機ドローンを含むNATO戦闘機が攻撃。戦闘機の飛来とコンボイ出現が偶然と言うのはチョットありえそうも無いが…、情報連絡はどうだったのだろう?下が実際の橋と2本の土管。
Dokan vanGada

捕獲されたNo1お尋ね者が何故殺されたのか、NATOとNTCが現場検証中。USの人権組織とハーグICCからNTCのアマティア軍の指揮管理に疑義が入り、"今後モラルを徹底致します”旨を伝えたそうな。旧親衛軍から寝返った"NTC軍人"が言わば将校として指揮を執り、ヒエラルキーも整っていない。たたき上げプロも、失業中の若者も、若いインテリたちもいる。内部の秩序つくりは容易くない。

Pikup attacked by Nato

ピンポイント空爆かそれともNTC部隊の重火砲を受け、焼け爛れた車両。これでは15台の連中はたまりませんね。土管だろうがなんだろうが、逃げ込まねばなりません。多くの同行忠誠者が"戦死"した筈。コンボイの大将は金と銀の拳銃2丁を持ち、伝えられるところによればサムソナイトの旅行カバンを携えていたそうです。天下の君主であっても、下着も現金もやはり要るのです。歯ブラシを忘れないで持っていったのかしらん?

シルテから出て何処に行く積もりだったか? 全方向が包囲されているのだ。彼のほんとの出生地へ骨を埋めに行くためだったらしい。事実リビアから出ない殉教者として死ぬまで戦うと繰り返し叫んでいた。もしそうなら同行者は殿に続いて自害する忠誠家臣や奥女中と言う感じでは…。長年ボスに仕えた人々の想像力はカチンカチンに固まっていたのかも知れない。まさか儒教による主君忠誠…あの赤穂浪士ではあるまいに。分かりませんね。

捕獲か死亡か、まだ情報が飛び交った昨日、死なずに生きている逃亡主の画像をBlackBerry(オバマ政権閣僚はブラックベリーのファン?)で見たヒラリー・クリントン女史曰く: アッ

ガダフィー現れ捉えられるの大ニュースに声明を出すべき、彼女はTV撮りの準備中です。画像確認して、アッ、ここまで来たのね、フーン~そうか~ソウナノネ…。直ぐその後、ブラックベリーを付き人に返し、カメラに向かい真面目にナンゾ言った筈。でも世界に流れ注目されたのは「アッ…」なんです。リビアだけでない忙しいオバサンですから、瞬時のリアクションに実感がこもっています。独裁者であろうが、US外交責任者であろうが、同じ人間。政治を見る細部一つの勘所…。

関連記事
スポンサーサイト
Comment
Trackback
Trackback URL
Comment form













管理者にだけ表示を許可する

Profile

ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
この記事にリンクを貼る

Designed by Shibata

タグリスト

access
access online
現在の閲覧者数:
Latest trackbacks
Search form

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ