ライン・ワール・マースの狭間から、草の如し徒然の観察八景。 政ごと/商いごと/言の葉ごと/遊びごと。

Ordinary People 雑人雑名

洪水にかけ、ベルルスコーニと親友ガダフィー、似たるは池田とチャウシェスク


111028 Toscana flood
地中海に落ち込むような感じに思える場所です。この地方いたるところ、瓦礫の山だそうです。
111026 Toscana  Map

自然災害に抗しがたい…。3月11日後の東北海岸風景に似ています。津波は地中海にありませんが、洪水はしばしば起こります。地図の赤い部分はトスカーナでしょう。この一週間、インドシナ半島のタイ・バンコックに劣らぬ大雨騒ぎ。この地方にかぎらず、長靴半島は10~11月に雨がよく降るようです。気候異変とリンクする10~20年の傾向なのかどうか? 昨年の今頃も、こんなニュースがあったのを覚えています。

大統領だか首相だか?選挙に忙しいアイルランドも土砂降り。EUからの緊急融資を受けて内閣替わり、節約政策つくりにおおわらわの最中の自然災害ですから、イタリアと共に泣きっ面に蜂ですね。バンコックの街も水浸し。大雨が続いているのでしょうが、市街に何故、水が溢れる?何故はけないのか? 少しも分からない。報道の欠陥というか?欧米サテライト局は聞き込みせずで何も知らない。

「水が出る、出た、まだ増える」だけの頓馬な報道。アジア事情だから、日本民間局・NHKの報道は増しかも知れない…。上流の河川位置と市街の関係、地域の高低差、海や河口への距離、と言った全体図を示すのが基本。こんなに続いているのだから正確な情報を与える時間はたっぷりあった。思うに日本メディア人の仮名漢字記事も同じかも…。ロイター初め欧米記事の書き写し、自分で咀嚼せず考えず新鮮な視点も迫力もない。"ガダフィー氏とサイフ・イスラム氏"と新聞協会規定?通りのお行儀良い書きっぷりに天晴れ感心致します。

111028 Bangkok flood
年間、何百万と言う日本の方がタイを訪れるそうですね。近いせいもあり、物価も安く、人心も暖かいのでしょう。でもこれでは、日本からの観光収入が激減する。

111025 Bankok 4

落語/漫才/講談師に当たるお笑いメーカーを、キャバレチェーと言います。勝れたキャバレチェーは勝れた政治漫画師と同じデスね。しかし2流3流もいます。徹底ナンセンスな大阪的ギャグ・キャバレチェーを1流と解する論もありますから、それぞれの好みかも知れません。先日聞いた小話を。

世界あちこち洪水騒ぎに引っ掛け、タイの困難に付いて一言。各国はタイへの観光を見合わせるように助言を出した。観光客が減って、タイは二重のダメージを受けよう。イヤイヤそんな心配は要らぬ。ヨーロッパからはセックストォーリズムの男主体だから、数は知れてる。たいしたことないよ。

合いの手が言う。我ヨーロッパも落ちたもんだね。ナインナイン、セックスは我欧州の文化なり。これ無しに偉大なEUは成立セナンダ。君だって、昨日ゼーダイクを物色していたくせに。それにだね。見よ、かの75才のオジン、ベルルスコーニの旦那を。ルネッサンスの力はこれですよ、これ。

聴衆は大爆笑。zeedijk:海+堤の語彙で埋め立て時代の堤名。通常、海を防ぐ第一線の堤に続き第2と第3が作られた。ゼーダイクはアムステルダム地区名。ここの"飾り窓”は欧州どの都市にもある"赤線”街のシンボル。コーヒーショップと共に市/国の観光源。歴史的な研究と共に、安全快適と言うとおかしいですが、プロスティチュート・シティー構想/思想は先端的と思います。人類最初のこの産業と営みによって、人々の日々が掛かっているからですね。

三期の長丁場を走るイタリア首相はつい先日"裸の王様”で地獄落ちしたガダフィー閣下と大の仲良しだった。肩を抱き合い、アラブ習慣に従い、ベルとガダの男同士が頬に接吻する。石油の買い取り契約を結び、その莫大な商い軸に傘下企業群を巻きつかせている。ついこの間までのさような親友関係を、どう思うか? チョット聞いてみたい気がする。

池田大作と言う自称・宗教家がかつてルーマニア大統領ニコラエ・チャウシェスク と親しい会談をして誇りにしていた。当時の二人並ぶ写真を飾る彼の記事が何かの雑誌に掲載されていた。ニコラエが独裁者であることは1970年代初頭に既に自明。どのように政敵を弾圧したかも欧米日で明瞭だった。池田が歴史の初歩を知っていたなら、もしも物事を冷徹に見極める宗教人だったならば、無様な珍事は決して起こりえなかった。 

池田は独裁者を訪ね、歓待を受けたと言う。これをもって自らの大物振りを喧伝した。ルーマニアは共産独裁の東欧圏の連鎖倒産の一つながらも、個別事情がもちろんある。1989年深い秋、内戦が勃発、激しい銃撃戦が反乱側とスタチーと言われた秘密警察と親衛軍と交わされ、追うように主要都市に拡大。12月25日にチャウシェスクは妻と共に私的処刑を受け、ルーマニア革命が成就された。池田はスーッとチャウシェスクのネタを葬り去ります。

この池田の"歴史的”エピソードを"商い現実手法”から首相に這い上がったベル旦那のガダフィー切りと一緒くたに出来ないかも知れません。国家経営のために石油を要する。そのために、売り手独裁者の媚を買わねばならない。親友を装った…。これは政治家の態度でなくて、商い人にとっての"正義"でしょうか。

では池田がチャウシェスクと会談する"正義”はなんだった? "公明"と言う不可思議な形容詞をつける党に聞いてみると、真面目で親切な本音が聞けるかもしれない。リーダーはお化け・怪物であると。ベルガダタイサクニコラエ、これら皆70超えの”功成り名遂げた ”大人物なり。キム・ジョン・イルを加えて俳句は字あまりし過ぎ、難しい。
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ken minatoya

Author:ken minatoya
Victor Westhoff(1916-2001)碑文Hij observeertからのHNを本名と苗字に先立つ屋号に変更。ウエストホフは生物フローラの相互生息環境を丹念に観察したBiotop概念の先駆者。ザザーッとフィールドを歩きつつ、こぼれ見える外史/雑人/雑草の風景

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
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